デュエル・マスターズ クリエイターズ・レター その23 DMPランキング 2018について
少し前のクリエイターズ・レターその20で、DMPランキング2017と2018の切り替わりについてご説明しています。DMPランキング2017の公認CS最終日は2/25(日)で、3/1(木)からDMPランキング2018がスタート致します。
詳しい説明については、「クリエイターズ・レター その20 GP6th、DMPランキングについて」をご覧下さい。
今回のクリエイターズ・レターで皆様にご紹介するのは、DMPランキング2018の全体像についてです。
DMPランキング最初の一年がもうすぐ終わるわけですが、その経験を元に練り上げたDMPランキング2018では何が変わって、何が変わらないのか。変わる場合、我々が何故その変更が必要だと考えたのか。そういった部分をご説明したいと思います。
というわけで、まずは2017と2018の骨子の違いをご覧頂きましょう。
こんな感じになっております。
DMPランキング 2017 | DMPランキング 2018 | |
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集計期間 | 2017年4月1日~2018年2月25日 | 2018年3月1日~2019年2月25日頃 |
集計対象大会 | 全国大会 日本一決定戦 (殿堂レギュレーション) |
全国大会 日本一決定戦 (殿堂レギュレーション+???) |
全国大会 エリア代表決定戦 (2017ブロック構築) |
全国大会 エリア代表決定戦 (???) |
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全国大会 店舗予選 (2017ブロック構築) |
全国大会 店舗予選 (???) |
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グランプリ (年2回、殿堂レギュレーション) |
グランプリ (年2回、殿堂レギュレーション、???) |
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超CS (年1回、殿堂レギュレーション) |
超CS (年1回、殿堂レギュレーション) |
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公認CS (殿堂レギュレーション、2017ブロック構築) |
公認CS (殿堂レギュレーション、???) |
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報酬 | 個人戦グランプリ 優先受付(上位100位) ※繰り下がり無し |
個人戦グランプリ 優先受付(上位100位) ※繰り下がり無し |
個人戦グランプリ 不戦勝獲得権利 (上位30位 1~2回戦、上位31~100位 1回戦) ※繰り下がり無し |
個人戦グランプリ 不戦勝獲得権利 (上位30位 1~2回戦、上位31~100位 1回戦) ※繰り下がり無し |
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エリア代表決定戦 参加権利(上位100位) ※繰り下がり無し |
エリア代表決定戦 参加権利(上位100位) ※繰り下がり無し |
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エリア代表決定戦 不戦勝獲得権利 (上位10位 1~2回戦、上位11~100位 1回戦) ※繰り下がり無し |
エリア代表決定戦 不戦勝獲得権利 (上位30位 1~2回戦、上位31~100位 1回戦) ※繰り下がり無し |
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日本一決定戦 参加権利(上位3名) ※繰り下がり有り |
日本一決定戦 参加権利(上位?名) ※繰り下がり有り |
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特製プレイマット(上位100位) | 特製プレイマット(上位100位) | |
特製カードプロテクト(各都道府県の上位5位) | 特製カードプロテクト(各都道府県の上位5位)※2017年度確定後、各都道府県のユーザー数を元に一部に追加補正を入れる予定 |
いつもなら、もうちょい小出しに少しずつ明らかにしていくのですが、今年はとある事情により最初からある程度ドドーンとご紹介。
*ポイント1 エリア代表決定戦不戦勝獲得権利の増加
2018では、エリア代表決定戦での不戦勝の獲得者を増員致します。本当はもうちょっと大胆に増やしたかったのですが、まだ会場等が確定していないためまずはここまで。状況が許すようでしたら、もう少し増やしたいと思ってます。
*ポイント2 特製カードプロテクトの配布人数の見直し
現時点ではまだ2017の獲得者が確定していませんが、2018でも「全国上位100位以内への特製プレイマット」と「各都道府県の上位5位以内への特製カードプロテクト」のご提供は継続致します。
ただ、後者に対して、「どの都道府県でも5人というやり方は、難易度に差がありすぎるんじゃ?」という声をかなり多くの方から頂いています。
既に我々の思いは表明済みです。
「プレイヤーの多い地域はCS開催数も多いし、プレイ環境が恵まれていることが多い。なので、プレイヤーが少ない地域にも何かしらのメリットをご提供したい」
というのがそれです。
例えば、プレイヤーが少ない地域の方が全国上位100位以内に入り特製プレイマットを獲得するというのはもの凄く大変なはずです。近場で開催されるCSや公式イベントが少ないので、ポイントを稼ぐにはある程度以上の遠征が不可欠。東京や大阪近辺のユーザーに比べると不利なのは否めません。ですので、そのカウンターになる部分が欲しかったわけです。
ただ、難易度に差がつきすぎるのも問題です。何事にも限度が。
というわけで、2018年度の都道府県カードプロテクトの配布人数については、2017年度の最終ユーザー数を確認した後、一部の都道府県には追加補正を加える予定です。ちょっと書き方ややこしいですね。要するに、東京や大阪は獲得人数が増えます。お楽しみに。
*ポイント3 ところで表にあった「???」って何?
あ、気付かれました?
それこそ、DMPランキング2018の一番のポイントとなる部分であり、2018年の骨子を最初にドドーンとご紹介した「とある事情」だったりします。というわけで…
新フォーマット「2ブロック構築」の導入についてご紹介しましょう。
表を見直して頂くと解るかもしれませんが、「2ブロック構築」は元々「ブロック構築」だった大会に割り当てています。ブロック構築はご存知の通り「その年度のカードだけが使える」フォーマットで、昨年まで全国大会の店舗予選(8月、10月頃)とエリア代表決定戦(11~12月頃)に採用していました。
もし、店舗予選とエリア代表決定戦だけに使えるフォーマットがあればいいということなら、新フォーマットを作る必要はありませんでした。ですが、我々は新フォーマットを誕生させました。それは、一年間いつでも楽しんでもらえるフォーマットをご用意したかったからです。
では何故、ブロック構築は「一年間いつでも楽しんでもらえるフォーマット」になり得なかったのでしょうか?
解りやすいよう、昨年の基本拡張パックを使ってご説明しましょう。2017年のブロック構築で使える基本拡張パックは下表のように変化します。
2017年ブロック構築で使えるパック | |||||
---|---|---|---|---|---|
3/25~ 6/23 |
〇 | ||||
6/24~ 9/15 |
〇 | 〇 | |||
9/16~ 12/15 |
〇 | 〇 | 〇 | ||
12/1~ 1/26 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
1/27~ |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
そうなんです。もうお解りかもしれませんが、ブロック構築は「使えるパックの量に差がありすぎる」のです。それは特にブロック初期に顕著で、最初の頃は選べるカードの幅が少なく、健全な環境になりにくいのです。
また、ブロック後期に登場するパックは(2017で言うと「誕ジョー、マスタードルスザク」)は極端に使える期間が短かったりもします。ブロックの終盤になって始めて本格的に楽しめるギミックもあるので、そういった構造は非常に勿体ない。
そういった経緯で「2ブロック構築」は誕生しました。ブロック構築の良さである手軽さや簡単さを引き継ぎつつも、競技プレイ的な掘り下げにも耐えうる広さを持ち、そしてどのパックにもちゃんと活躍するチャンスがあるフォーマット、それが2ブロック構築なのです。
●2ブロック構築で使えるカード
新フォーマットではありますが、定義は非常に簡単。
その年と一年前のブロックマークの付いたカードが使えます
間もなく始まる「双極篇」がスタートした後に使えるのは、次の二つのブロックマークになります。
- ・2018年度の
ブロックマーク - ・2017年度の
ブロックマーク
※該当する年のカードだとしても、ブロックマークが入ってないカードは使用できません。
(例:クロニクル・レガシー・デッキ収録カードや、ウルトラゴールデンカードなど)
※ブロックマークが入っているカードと同名のブロックマークがないカードは使用できます。
(例 DMRP04魔の《ドラゴンズ・サイン》に2017年度のブロックマークが入っているので、該当するブロックマークのないDMR13の《ドラゴンズ・サイン》もちゃんと使えます)
2019年度がスタートした場合は、2019年度のブロックマーク入りカードが使用可能になり、その代わりに2017年度のブロックマーク入りカードが使えなくなります。
●2ブロック構築での、殿堂カードの扱いについて
「使えるカードの範囲は解ったけど、殿堂はどうなるの?」
皆さんの中には、早速そんな疑問を抱いた方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
鋭い。2ブロック構築にも、殿堂は存在します。
4/1、スタートタイミングでの2ブロック構築の殿堂は、「殿堂レギュレーションと同様」とさせて頂きます。
その方が、導入としては簡単だと思いますので。
(プレミアム殿堂入りカード、プレミアム殿堂超次元コンビカード、も同様)
ただし、いずれ2ブロック構築独自の殿堂カードを追加するかもしれません。また逆に、殿堂レギュレーションでは殿堂入りだけど
2ブロック構築では使えるカード、なんてのが誕生する可能性もあります。
その辺りは、環境推移を拝見しながら検討させて頂ければと思います。
●新フォーマット「2ブロック構築」を採用する大会
では、改めて、2ブロック構築を採用する公式大会を確認頂きましょう。
- ・全国大会 日本一決定戦(殿堂レギュレーション+2ブロック構築)
- ・全国大会 エリア代表決定戦(2ブロック構築)
- ・全国大会 店舗予選(2ブロック構築)
- ・グランプリ (年2回、殿堂レギュレーション、2ブロック構築)
見て頂ければ解るように、本気です。力も愛も目一杯込めてます。勿論、これまで通り「殿堂レギュレーション」がデュエル・マスターズの横綱フォーマットであるのは変わりませんが、2ブロック構築には大関級のポジション常連を担ってもらいたいと思っています。幕下とか期間限定ではなく。それが伝わりやすいように、年2回のグランプリの片方は2ブロック構築戦で実施致しますし、日本一決定戦でも採用致します。
それだけではありません。2ブロック構築は、4/1以降に実施する公認CSのフォーマットとしても採用頂けます。
皆様、宜しくお願いします。
ただ、中には、「我々の本気だけじゃ物足りない」という方もいらっしゃると思います。
解ります。公式大会というゴール設定があることで主催者の方は2ブロック構築のCSを開催しやすくなったと思いますし、プレイヤーの方も2ブロック構築のCSに参加しやすくなったんじゃないかと思います。ですが、やはり「一里塚」みたいな手近な目標も欲しいですよね。
ですので…
●新フォーマット「2ブロック構築」限定のCSプロモ
こんなものをご用意致しました!!
(カード画像が完成してないので、まだイラストのみです)
解ります? そうです。2ブロック構築のCSには、
トップ8賞として 《異端流し オニカマス》を追加でお配りします!!
解りやすいよう、表にまとめてみましょう。
公認CSでの配布プロモ | ||
---|---|---|
大会フォーマット | 殿堂レギュレーション | 2ブロック構築 |
配布条件 | 個人戦50人以上 チーム戦30チーム以上 |
|
優勝賞 | 《ボルシャック・ドギラゴン》 CS.Ver 1枚 |
《ボルシャック・ドギラゴン》 CS.Ver 1枚 |
TOP8賞 | 《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》 CS.Ver 8枚 |
《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》 CS.Ver 8枚 + 2ブロック構築サポート 《異端流し オニカマス》 CS.Ver 8枚 |
ベスト64賞 | 《戦慄のプレリュード》 CS.Ver 64枚 |
《戦慄のプレリュード》 CS.Ver 64枚 |
2ブロック構築の場合、純粋にオニカマスが増えているのがお解り頂けたかと思います。尚、現時点では「2ブロック構築サポートプロモ(オニカマス)は、他の3種類のプロモと配布時期が連動しておりません。どの段階で切り替えるかは、決まった段階で続報したいと思います。
※尚、昨年9月から実施していました「ブロック構築サポートキャンペーン」は、3/31開催分をもって終了させて頂きます。
4/1から始まります、新フォーマット「2ブロック構築」、宜しくお願いします!!!
2ブロック構築についての続報やグランプリ6thの続報は、3/11(日)に開催します「全国大会 日本一決定戦」の実況生放送でもお伝えさせて頂きますので、そちらも是非ご覧下さい。
というわけで、次回以降も何かしらの逆風を追い風に変え、バッキュンズッキューンドッキューーンとジョー君風に頑張っていきたいと思います。
次回の更新をお楽しみに。