全国大会2024 中国・四国エリア予選:優勝者インタビュー
ライター:川﨑 大輔
撮影:瀬尾 亜沙子

今年の目標
— 3can/えもとも (@20516mikyan) December 31, 2024
中四国エリア優勝
まっはむでチーム戦優勝
GP予選抜け
広島でのジャッジ稼働20over
以上で提出します
1月1日にX(旧Twitter)にて今年の目標として「中四国エリア優勝」を掲げ、見事目標を達成した3can/えもとも。
優勝の興奮も冷めやらぬ中、インタビューに協力していただいた。

3can「あ、みていただいたんですか?ありがとうございます」
--「ということは、広島でのジャッジ稼働も20回以上の目標も当然……」
3can「そうですね、当然達成します!」
--「今日の試合と関係ない話からになってしまいますけど、ジャッジ資格を獲得したのは今年なんですよね?」
3can「はい、11期ジャッジです」
--「ジャッジ資格を獲得しようとしたのは何故なんですか?」
3can「これは、えっと自分がデュエマを始めたキッカケの話になってしまうんですけど……地元で精力的にジャッジをやっている方がいて、デュエマに復帰する時にその方の影響が大きかったので、改めて自分もジャッジになろうかなと思いまして」
--「ちなみにその方のお名前を教えていただけますか?」
3can「9期ジャッジの豆腐さんです」
--「で、その豆腐さんの影響もあって自分もジャッジをやろうと試験を受けたというわけですね」
3can「はい。その中でジャッジとしてもデュエル・マスターズに関わっていきたいと思いまして」
--「豆腐さんのイベントによって自分がデュエマに戻れたので、自分も今後はそちらでも広島のコミュニティに貢献したいということですか。さて、今回のデッキに関してですが、やはり一番特徴的なのは1枚入っている《楽識神官 プレジール》かなと思うのですが、このカードの採用理由について教えていただけますか?」
3can/えもとも 全国大会2024 中国・四国エリア予選 2ブロック構築 |
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3can「5ターン目の動きを強くしたかったというのが一番大きいですね。4ターン目に《アシスター・Mogi林檎》を出して、ジャストダイバーでターンが帰ってきたところで、《歌舞音愛 ヒメカット / ♪蛙の子 遭えるの何処?好きと謂ひて》をフレンド・バーストで使用して相手のメタ(妨害)クリーチャーを2体対処して、そこから4マナの動きで一気に決めるというのがメインになると考えていたんですね」
--「それはつまり、メタを並べる火水闇ジャオウガや、盤面を取りながらメタも用意してくるメカやジャイアントをメタゲーム的に想定していたということでしょうか?」
3can「はい、そういう事になります。《Napo獅子-Vi無粋 / ♪オレの歌 聞けよ聞かなきゃ 殴り合い》が基本的にはその役割を果たすと思うんですけど、そこの動きに厚みを持たせたかったので《楽識神官 プレジール》を追加している感じです。ここで追加することでそれらのデッキに対して中盤域の動きを強くするのが必要かなと考えてですね」
--「5枚目の《Napo獅子-Vi無粋 / ♪オレの歌 聞けよ聞かなきゃ 殴り合い》という感じですか。実際、《楽識神官 プレジール》は活躍してましたか?見た感じではトップ8あたりでは《楽識神官 プレジール》が活躍して勝っていたように見えましたが」
3can「そうですね。ハイパーモードに入ればそのまま勝てるパワーがありますし、十分に活躍してくれたと思います」
--「もうひとつ、1枚刺しのカードで気になったのが《芸魔龍王 アメイジン》だったのですが、この枠は結構《ゴルパガーニ-A7 / ダウンフォース・サーキュラー》と入れ替えになることが多い枠な気がしますが、今回《ゴルパガーニ-A7 / ダウンフォース・サーキュラー》ではなく《芸魔龍王 アメイジン》を採用した理由はなんですか?」
3can「一番大きいのは《DARK MATERIAL COMPLEX》の存在ですね。手札破壊をしながら盤面にメタを並べるみたいなデッキに対してフィニッシャーとして採用されていることが多いカードなんですが、《芸魔龍王 アメイジン》を採用すると相手の動き出す直前の《DARK MATERIAL COMPLEX》を無効化して1ターン多く得られる上で、手札破壊された呪文を回収してアドバンテージになるので、採用していますね」
--「なるほど。《ゴルパガーニ-A7 / ダウンフォース・サーキュラー》はどちらかというと勝ってる状況をさらに確実に固めるための用途のカードだと思いますが、基本、メタを並べられたりして最速の動きを取りにくい相手が増えていると考えて、そういう相手に対して状況をひっくり返して逆転のチャンスを作るためのカードという認識でしょうか。実際、《芸魔龍王 アメイジン》は活躍しましたか?」
3can「実は火水闇ジャオウガにはほとんど当たらなかったので、当初の目的通りに活躍する機会はほとんどなかったのですが、やはりちゃんと強いカードでした」
--「聞いた話だと、デュエチューブリーグでも解説をしているのすけさんのサーバーにも参加していて、こちらのリストものすけさんがオリジナルだと伺ったのですが、のすけさんの名前を出させていただいても大丈夫でしょうか?」
3can「はい、大丈夫です!」
--「本日、予選が3勝2敗で16位ギリギリ入賞ということで、決勝ラウンドは全戦後手の厳しい戦いだったと思うのですが、一日を通して印象に残ってる試合はありますか?」
3can「全体の感覚として、メカとジャイアントが多かった気がしましたね」
--「そうですね。体感だけでなく、実際の集計でみてもメカもジャイアントは他の会場よりも多かったです」
3can「地元でメカをやり込んでいるコズミックさんという方がいるのですが、彼と対戦の練習を多くやっていたおかげで対メカの戦い方を人よりは理解していたのはすごく役に立ちましたね」
--「準決勝の対メカ戦(対フルヤ葵選手)を少し見ていたのですが、後手ながら相手がやりたい事を完全にやらせない方向のプレイングだったので、僕も見ながら『この人、対メカを結構やり込んでいてるな』と感じました」
3can「そうですね。《氷柱と炎弧の決断》で《歌舞音愛 ヒメカット / ♪蛙の子 遭えるの何処?好きと謂ひて》をフレンド・バースト使えるようにしつつバトルゾーンに出した上で、《AQvibrato》を《芸魔隠狐 カラクリバーシ》に革命チェンジしながら1点いれるプレイとか、事前にメカとの練習を多くやっていなかったらできないプレイだったと思います」
--「なるほど。ちなみに、本日の全試合の中で一番印象に残っている試合はなんですか?」
3can「やはり、準決勝での対メカ戦が一番きれいに勝てたので印象に残ってます」
--「それでは、続いて広島のコミュニティについてお伺いしたいのですが、普段はどんな感じでデュエマをやってらっしゃるんですか?」
3can「僕、今年23歳になる大学院生なんですが、TCGはデュエマだけをメインでやっています。休日は大会に参加していますが、平日も夜になってからショップに集まったり、僕の家に集まったりでデュエマをやっているので、ほぼ毎日デュエマをやっている感じです」
--「なるほど。ジャッジ資格を今年獲得したとのことですが、大会でのジャッジはどれくらいやっているのですか?」
3can「CSは一応、毎週ということになるんでしょうか……店舗さんのCSでジャッジをやらせていただいています」
--「将来的には自分主催の大会をしたいという希望はあるのでしょうか?」
3can「そうですね……できたらいいなと思っています」
--「ちなみに、ちょっと変な質問になってしまいますが、大型大会に関してはジャッジの経験としては出た方がいいものの、やはりプレイヤーとして参加するのも捨てがたいみたいな気持ちになりそうな気がしますが、そちらはどうですか?」
3can「大型大会にプレイヤーとして参加したい気持ちはありますが……来年のDMGPはジャッジ参加で応募したいと思っています」
--「そこはやはり経験値としてですか?」
3can「そうですね。やっぱり、大型大会でジャッジや大会のノウハウを手に入れて地元のコミュニティに還元したいと思います」
--「それでは全国大会への意気込みを教えてください」
3can「これまで一緒にやってくれてきた広島のみなさんに感謝を伝えることができる場になればいいなと思っています」
--「今のインタビュー中も、広島から一緒にいらっしゃった方が見守ってくださってますし、せっかくだから、一緒に写真撮りましょうか」
3can「え?いいんですか??」
よぴだ選手・タイヨー選手・破壊のカタパルト選手・Jatei選手
--「それでは最後にひとことお願いします」
3can「広島のみなさん、もっと広島の大会に来てください!」
--「本日はおめでとうございました!また全国大会の会場でお会いしましょう!」
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