全国大会2024 北陸エリア予選:優勝者インタビュー
ライター:河野 真成(神結)
撮影:瀬尾 亜沙子
今回のエリア予選決勝では、同2位であったLimとの【火水マジック】のミラーマッチを制し優勝。名実ともに「北陸最強プレイヤー」として、全国大会に挑むことになる。
会場に駆けつけていた仲間達からも祝福する中、インタビューに応じてくれた。
――優勝おめでとうございます。これまでのデュエマの経歴について教えていただけますか。
いかろす.「デュエマそのものを始めたのは、小学生の頃に兄から教えてもらって、ですね。その後はやったりやらなかったりという期間がありましたが、本格的にCSに出るようになったのは2019年、超天篇の5月頃からでした。そこから2年くらい長野でCS出ていましたね」
――元々長野だったんですね。 いかろす.「その後、進学で石川県に来てそこからはずっと続けていますね」
――ちなみにその時に使っていたデッキとか、好きだったデッキとかってありますか?
いかろす.「その頃はまだ環境とかは意識していなかったので、自分の好きな5色のコントロールデッキとか使っていましたね」
――プレイヤーとして勝てるようになった、と感じるようになったのはいつ頃だったんですか?
いかろす.「石川県に移ってきてからですね。来たばかりの頃ははちょうどコロナ禍でCSとかもなかったんですけど、徐々に開催されるようになってはちょくちょく出て、その頃からだんだん勝てるようになってきましたね」
――あの、とても驚いたんですけど、前期(2024年上期)のランキングで石川県1位なのは知っていたんですが、優勝回数が9回もあるんですよね。何か特定のデッキを使っていたとか、こういう要因で勝てたんだろうな、とかはあったのでしょうか?
いかろす.「自分がずっと同じデッキを擦り続けるタイプで。上期は違ったんですけど、その前(2023年下期)はずっと【水闇魔導具】を使って、結構勝っていました(※2023年下期も石川県1位)。その後殿堂もあったので、【火水マジック】とか環境トップのデッキを使うようにしていました」 ――前期83位で100位以内にランクインしているんですよね。地方でこの順位はかなりハードル高いと思っていますが、意識はしていたのでしょうか?
いかろす.「最初は特に意識はせずに出ていたんですけど、終盤は『頑張ればいけそうだ』となったので、頑張りました(笑)」
――エリア戦は2ブロックでの開催ですが、2ブロックのことを意識したのはいつ頃だったのでしょうか?
いかろす.「9月頃はランキングがあったのでそっちに集中していたのですが、10月からは店舗予選もあったので少しずつ。本格的にやるようになったのは、GP終わってからですね」
――今回使用されたのはマジックだったのですが、早い段階から使用を決めていたのですか? いかろす.「いえ、今週ずっと悩んでいたんです。マジックか、ジャイアントか、東北の方で勝っていたトリーヴァ(光水自然)のゼニスか……。ただやっている中で、その3竦みの中ではマジックが一番貫通して勝ちうるな、と思いました。デッキ強度としても、未だに強いので……。一番意識していたのはジャイアントでした。そこには強く出られるかな、と」 ――今日見ていた限りですと、特に本戦なんかは楽に勝てる試合は殆どなかったように思います。
いかろす.「そうですね(笑)。苦しい対面が続いていました」
――特にベスト8の【火水闇プレジール】戦は、かなり際どい勝負だったように思います。
いかろす.「彼も一緒に石川県でやっていて、調整していた仲間なので相手のデッキも知っていたんですが、ちょっと嫌だなぁとは思っていました。決勝までの一番の山場は……たぶんあそこでしたね」
――見ていた限りですと、先攻だった恩恵もあって押し込めていましたが、後攻だとかなり苦しそうだなと思っていました。
いかろす.「キツいですね。受けも固いデッキなので……」
――最後にはなりますが、全国大会に向けた意気込みをお願いします。
いかろす.「前期ランキング100位を目指して頑張ったんですが、田舎なので(ポイントレースで)都会のプレイヤーに勝つのは厳しいので、全国大会って夢のまた夢という感じだったんですけど、そこに手が伸びたというのは感慨深いです。出るからにはしっかり頑張りたいです」
――ありがとうございました。
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