DMGP5th 決勝第1回戦:アツボー vs. たけし3号


だが、GPはここで終わりでは、ない。
今回は関西でもデュエル・マスターズ激戦区とされる大阪プレイヤーの同郷対決。
アツボーは、DMPランキングで目立った順位ではないが、ここまで勝ち上がって来た理由がある。彼の使用デッキは水闇のハンデスデッキ。しかし、ただのハンデスデッキにとどまらない。このデッキにはある伝家の宝刀が隠されているのだ。
対するたけし3号は大阪のDMPランキング堂々1位の猛者。アツボーも彼のことは知っていたようで「緊張します」と一言。
そんな彼の使用デッキは自然単ループ。 《ベイB ジャック》 からの怒涛の展開をし、シールドに触れずしていつの間にか相手の息の根を止めてしまう恐ろしいデッキタイプだ。
アツボーが制圧しきるか、それを潜り抜けてたけし3号がループを決めるか。
静と動、対照的なデッキタイプの試合が今始まる。
先手1ターンはたけし3号、 《トレジャー・マップ》 でいきなり 《ベイB ジャック》 を手札に加える。

2ターン目にたけし3号、先ほど回収した 《ベイB ジャック》 をそのままキャスト。2ターン目には似つかわしくないパワー6000の巨大な赤子が君臨する。
返しの後手アツボーは 《特攻人形ジェニー》 で次の展開を防ぐためにたけし3号の手札の 《フィーバー・ナッツ》 を打ち抜く。
先手3ターン目たけし3号、ハンデス相手に手札を温存する方針に切り替えマナをチャージしてターンエンド。

続く4ターン目、少し考えた末にたけし3号、ここもマナチャージをするにとどまりターンエンド。もはや手札は1枚しかない。完全にテンポを崩されてしまった。



だが、アツボー、ここにきてハンデスすることができない!このターンは 《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》 を展開するにとどまった。
先手6ターン目、目論見通り 《龍覇 マリニャン》 を召喚するにいたったたけし3号。 《神秘の集う遺跡 エウル=ブッカ》 を設置することでループ完成までの道のりを造る。


すると同時に革命チェンジを宣言!手札から飛び出したのはアツボー伝家の宝刀……

登場時の効果によりまずは2ドロー、そしてそのあと相手は自身の手札かもしくはバトルゾーンから2枚カードを選びそれらをすべてボトムに送らなければならない。
なんとか 《神秘の集う遺跡 エウル=ブッカ》 を守り抜くたけし3号。 《口寄の化身》 でドローするもそのリソースの差を埋めることはできない。
後手7ターン目アツボー、 《超次元ガロウズ・ホール》 で 《完璧問題 オーパーツ》 を手札に戻し再度 《勝利のガイアール・カイザー》 を場に出す。
そのままダイレクトアタックと同時に再度手札から切り出すのはもちろん、革命チェンジ 《完璧問題 オーパーツ》 。
ダブルブレイクによるたけし3号のリソース増加を 《完璧問題 オーパーツ》の登場時能力で着実に詰めていく。


回収するのは 《口寄の化身》 。ハンドを整え、反撃体制を整えることはできるのか。
そうはさせまいと返し後手8ターン目、アツボーは 《解体人形ジェニー》 、《ブレイン・タッチ》 でそれぞれ 《ベイB ジャック》 、 《フィーバー・ナッツ》 を捨てさせ反撃の目を潰していく。
アツボーの攻撃はこれだけにとどまらない。 《完璧問題 オーパーツ》 でダイレクトアタックすると同時に今度は革命チェンジと侵略を同時宣言。


返しのターンにたけし3号ができることは 《龍覇 マリニャン》 で 《龍魂教会 ホワイティ》 を出し、 《Kの反逆 キル・ザ・ボロフ》 の動きをとめることだけ。

墓地から 《超次元ガロウズ・ホール》 で寝ている 《Kの反逆 キル・ザ・ボロフ》 を回収。場に出すのはもちろん 《勝利のガイアール・カイザー》 。
プレイヤーへ攻撃、と同時に革命チェンジ 《完璧問題 オーパーツ》 でたけし3号の残りのシールドをすべてブレイクし、 《解体人形ジェニー》 でダイレクトアタックとなった。
Winner:アツボー
対戦後にアツボーに 《完璧問題 オーパーツ》 の採用理由を聞くと、水文明のドラゴンが好きで、どうにか使ってあげたかったと一言。
彼と 《完璧問題 オーパーツ》 の快進撃はどこまで行けるのか。ぜひとも最後まで見届けたいと思う。
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