DMGP6th 決勝戦 B席:卍陸の孤島卍 vs. ゴリドリル
A席:どてら vs. yazawa
B席:Z vs. シュウ
C席:夕 vs. ゴリえもん
予選8回戦、決勝ラウンド5回戦という長い道のりであったが、いよいよ道の果て、決勝戦が始まる。
初のチーム戦GPとなるDMGP6th。決勝の席に着いたのは、チーム「卍陸の孤島卍」とチーム「ゴリドリル」だ。
それぞれの選手が選択したデッキには、これまで共に歩んできた3人にしか知り得ない物語が詰まっているのだろう。
その物語も、この戦いの決着と共に一つの区切りを迎える。
しかしそれは終わりではなく、全国大会への物語の始まりだ。
今回はその物語の中の、Zとシュウの対戦をお届けしよう。
両チームともに準備を済ませ、開始のコールを待つのみとなった。
「卍陸の孤島卍」と「ゴリドリル」。
約3,800人、約1,200チームの頂点に立つのは果たしてどちらか。
最後の戦いが幕を開ける。
先攻のZは《コアクアンのおつかい》で、《音感の精霊龍 エメラルーダ》と2枚の《煌龍 サッヴァーク》を手札に加える。
シュウは《堕魔 グリギャン》で墓地の準備を整え、4ターン目に《追憶人形ラビリピト》を召喚し、《》を捨てさせる。
すかさずZは《デモンズ・ライト》で《追憶人形ラビリピト》を除去。《卍 デ・スザーク 卍》とのコンボによるオールハンデスを阻止。
徐々に手札枚数の差が大きくなっていく両者。
『デ・スザーク』デッキは手札を増やす手段に乏しいため、ハンデスでZの手札を削りたいところだが、5ターン目にシュウが召喚したのは《堕魔 ヴォーミラ》。
《堕魔 ヴォーミラ》がいれば墓地の魔導具が召喚可能になり、手札が尽きても問題なく動くことができる。
実質的に手札を増やしたシュウは、次のターン2体目の《堕魔 ヴォーミラ》を召喚。
片方が除去されても、もう一体の《堕魔 ヴォーミラ》ですぐに復帰できる場を構築した。
だが、ここでZの『光水闇ミラダンテ』が本領を発揮する。
《煌龍 サッヴァーク》がバトルゾーンに呼び出され、1体目の《堕魔 ヴォーミラ》をシールドに封じ込める。
シュウは《堕魔 ヴォーミラ》の能力で墓地の《堕魔 グリギャン》を召喚し、無月の門で現れた《卍 デ・スザーク 卍》で《煌龍 サッヴァーク》を破壊しようとするが、《煌龍 サッヴァーク》はシールドに封じ込めた《堕魔 ヴォーミラ》墓地に送り生き残った。
《煌龍 サッヴァーク》と言うコスト5以上のドラゴンが生き残り、オールハンデスを阻止したZの手札は潤沢。
これらが意味することはただ一つ。
Zの8ターン目。《青寂の精霊龍 カーネル》で《卍 デ・スザーク 卍》のアタックを封じた後、《煌龍 サッヴァーク》でアタック時、革命チェンジ。
《時の法皇 ミラダンテⅫ》が登場し、《ドラゴンズ・サイン》で再び《煌龍 サッヴァーク》が現れる。
そのままファイナル革命を発動させ、シールドをトリプルブレイク。トリガーは無し。
《時の法皇 ミラダンテⅫ》により、7コスト以下のクリーチャーの召喚を封じられたシュウ。
唯一《卍 デ・スザーク 卍》は《時の法皇 ミラダンテⅫ》を超えられるが、召喚するマナは無く、召喚制限により無月の門も閉ざされている。
ターンを終えたシュウに対し、《煌龍 サッヴァーク》のダイレクトアタックが決まった。
Z 1-0 シュウ
『デ・スザーク』は、強大な盤面制圧力を持つ代わりに《卍 デ・スザーク 卍》の召喚を無月の門に頼るため、《時の法皇 ミラダンテⅫ》に弱くなってしまう。
そのため革命チェンジ元を残さないように除去をしなければならないが、《煌龍 サッヴァーク》は簡単に除去することができない。
Game 1は、その《煌龍 サッヴァーク》の除去耐性が『デ・スザーク』に強く刺さったゲームとなった。
シュウは2ターン目に《一番隊 バギン16号》を召喚する好調なスタート。
Zも《》で《一番隊 バギン16号》を牽制。
«奇石 ミクセル»は返すターンに《》で除去されるが、3ターン目には《コアクアンのおつかい》を唱え3ヒットと、順調な立ち上がりだ。
5ターン目。《デモンズ・ライト》で、前のターンに召喚されていた《堕魔 ヴォガイガ》が除去されるのを見たシュウは、《追憶人形ラビリピト》を召喚。Zが持っていたもう1枚の《デモンズ・ライト》を捨てさせる。
これで除去が尽きたかに思われたが、《ドラゴンズ・サイン》で呼び出された《煌龍 サッヴァーク》が《》をシールドへ送る。
相手の手札は1枚。マナは5枚しかなく、ここでバトルゾーンの魔導具を全て除去してしまえば《卍 デ・スザーク 卍》を召喚される確率は低いだろう。
だが、シュウは既に低い確率の召喚手段を掴んでいた。
召喚したのは《一番隊 バギン16号》と《堕魔 ヴォガイガ》。
《堕魔 ヴォガイガ》と回収した《堕魔 グリペイジ》が無月の門を開き、《卍 デ・スザーク 卍》が登場。《追憶人形ラビリピト》とのコンボによるオールハンデスが決まった。
《時の秘術師 ミラクルスター》で《コアクアンのおつかい》《デモンズ・ライト》《ドラゴンズ・サイン》が手札に加わるが、Zは最後に残しておいた《堕魔 グリペイジ》の能力を解決し《コアクアンのおつかい》を捨てさせる。
Zは《デモンズ・ライト》で1体目の《一番隊 バギン16号》を除去しつつ手札枚数の回復を図るも、《爆霊魔 タイガニトロ》がそれを許さない。
両者とも手札が尽き、トップデックでの勝負が続くかと思われたが、シュウは《堕魔 ヴォーミラ》で手札の問題を解決させる。
一方、Zも《》で《爆霊魔 タイガニトロ》を除去、次のターンの《デモンズ・ライト》で体制を立て直す。
墓地から《堕魔 ヴォガイガ》を召喚。回収した《堕魔 グリペイジ》を場に出し、手札を1枚削りつつ、無月の門から《無明夜叉羅ムカデ》が現れる。
更に《無明夜叉羅ムカデ》で手札を削りつつ、召喚酔いしていない《堕魔 グリペイジ》でシールドをブレイク。トリガーは無し。
殴りきられることを警戒したZは、場に残っていた《煌龍 サッヴァーク》でプレイヤーを攻撃。ドラゴン・ダブルブレイカーでシールドを2枚追加し、逆転の機会を伺う。
《煌龍 サッヴァーク》がタップされたことにより、除去する算段のついたシュウは《》で《煌龍 サッヴァーク》のパワーを下げ、2体目の《卍 デ・スザーク 卍》を召喚。
《卍 デ・スザーク 卍》の除去はシールドを墓地に送ることで回避されるが、今の《煌龍 サッヴァーク》のパワーであれば《卍 デ・スザーク 卍》のアタックで討ち取ることができる。
《追憶人形ラビリピト》と《堕魔 ヴォガイガ》でシールドをブレイク後、最初の《卍 デ・スザーク 卍》を《煌龍 サッヴァーク》と相討ちさせつつ手札を削り、逆転の芽を確実に摘んでいく。
Zの場と手札は0。 一方、シュウの場には《無明夜叉羅ムカデ》と《卍 デ・スザーク 卍》をはじめとしたマフィ・ギャング達が並ぶ。
絶体絶命のZのターン。
ドローしたのは……《超次元リバイヴ・ホール》。
Z「《ヴォルグ・サンダー》、対象はそちらで」
Zの宣言を聞き、山札を数えるシュウ。山札は1……2……3枚!!
Z 2-0 シュウ
「これ以外の回答はありませんでした」とほっとするZ。
しかし、決勝戦はまだ終わっていない。
これでチームの勝敗は1-1。勝負の行方は、A卓のどてらとyazawaに委ねられた。
そして迎えた決着の時。
どてらの《ヴォルグ・サンダー》がyazawaの山札を削りきるのを見届けるZと夕。
優勝チーム決定のアナウンスが流れる中、「卍陸の孤島卍」の3人は握手で喜びを分かち合った。
Winner:卍陸の孤島卍(どてら/Z/夕)
チーム揃っての全国大会出場。
全国大会では、ライバルとして戦うことになるかもしれない。
だが、時が経っても、チームで分かち合った喜びは胸に残り続けるだろう。
DMGP6th優勝おめでとう! チーム「卍陸の孤島卍」!
B席:Z vs. シュウ
C席:夕 vs. ゴリえもん
予選8回戦、決勝ラウンド5回戦という長い道のりであったが、いよいよ道の果て、決勝戦が始まる。
初のチーム戦GPとなるDMGP6th。決勝の席に着いたのは、チーム「卍陸の孤島卍」とチーム「ゴリドリル」だ。
それぞれの選手が選択したデッキには、これまで共に歩んできた3人にしか知り得ない物語が詰まっているのだろう。
その物語も、この戦いの決着と共に一つの区切りを迎える。
しかしそれは終わりではなく、全国大会への物語の始まりだ。
今回はその物語の中の、Zとシュウの対戦をお届けしよう。
両チームともに準備を済ませ、開始のコールを待つのみとなった。
「卍陸の孤島卍」と「ゴリドリル」。
約3,800人、約1,200チームの頂点に立つのは果たしてどちらか。
最後の戦いが幕を開ける。
Game 1
両者のスタートは3ターン目。先攻のZは《コアクアンのおつかい》で、《音感の精霊龍 エメラルーダ》と2枚の《煌龍 サッヴァーク》を手札に加える。
シュウは《堕魔 グリギャン》で墓地の準備を整え、4ターン目に《追憶人形ラビリピト》を召喚し、《》を捨てさせる。
すかさずZは《デモンズ・ライト》で《追憶人形ラビリピト》を除去。《卍 デ・スザーク 卍》とのコンボによるオールハンデスを阻止。
徐々に手札枚数の差が大きくなっていく両者。
『デ・スザーク』デッキは手札を増やす手段に乏しいため、ハンデスでZの手札を削りたいところだが、5ターン目にシュウが召喚したのは《堕魔 ヴォーミラ》。
《堕魔 ヴォーミラ》がいれば墓地の魔導具が召喚可能になり、手札が尽きても問題なく動くことができる。
実質的に手札を増やしたシュウは、次のターン2体目の《堕魔 ヴォーミラ》を召喚。
片方が除去されても、もう一体の《堕魔 ヴォーミラ》ですぐに復帰できる場を構築した。
だが、ここでZの『光水闇ミラダンテ』が本領を発揮する。
《煌龍 サッヴァーク》がバトルゾーンに呼び出され、1体目の《堕魔 ヴォーミラ》をシールドに封じ込める。
シュウは《堕魔 ヴォーミラ》の能力で墓地の《堕魔 グリギャン》を召喚し、無月の門で現れた《卍 デ・スザーク 卍》で《煌龍 サッヴァーク》を破壊しようとするが、《煌龍 サッヴァーク》はシールドに封じ込めた《堕魔 ヴォーミラ》墓地に送り生き残った。
《煌龍 サッヴァーク》と言うコスト5以上のドラゴンが生き残り、オールハンデスを阻止したZの手札は潤沢。
これらが意味することはただ一つ。
Zの8ターン目。《青寂の精霊龍 カーネル》で《卍 デ・スザーク 卍》のアタックを封じた後、《煌龍 サッヴァーク》でアタック時、革命チェンジ。
《時の法皇 ミラダンテⅫ》が登場し、《ドラゴンズ・サイン》で再び《煌龍 サッヴァーク》が現れる。
そのままファイナル革命を発動させ、シールドをトリプルブレイク。トリガーは無し。
《時の法皇 ミラダンテⅫ》により、7コスト以下のクリーチャーの召喚を封じられたシュウ。
唯一《卍 デ・スザーク 卍》は《時の法皇 ミラダンテⅫ》を超えられるが、召喚するマナは無く、召喚制限により無月の門も閉ざされている。
ターンを終えたシュウに対し、《煌龍 サッヴァーク》のダイレクトアタックが決まった。
Z 1-0 シュウ
『デ・スザーク』は、強大な盤面制圧力を持つ代わりに《卍 デ・スザーク 卍》の召喚を無月の門に頼るため、《時の法皇 ミラダンテⅫ》に弱くなってしまう。
そのため革命チェンジ元を残さないように除去をしなければならないが、《煌龍 サッヴァーク》は簡単に除去することができない。
Game 1は、その《煌龍 サッヴァーク》の除去耐性が『デ・スザーク』に強く刺さったゲームとなった。
Game 2
先攻後攻が入れ替わり、シュウの先攻でゲームが始まる。シュウは2ターン目に《一番隊 バギン16号》を召喚する好調なスタート。
Zも《》で《一番隊 バギン16号》を牽制。
«奇石 ミクセル»は返すターンに《》で除去されるが、3ターン目には《コアクアンのおつかい》を唱え3ヒットと、順調な立ち上がりだ。
5ターン目。《デモンズ・ライト》で、前のターンに召喚されていた《堕魔 ヴォガイガ》が除去されるのを見たシュウは、《追憶人形ラビリピト》を召喚。Zが持っていたもう1枚の《デモンズ・ライト》を捨てさせる。
これで除去が尽きたかに思われたが、《ドラゴンズ・サイン》で呼び出された《煌龍 サッヴァーク》が《》をシールドへ送る。
相手の手札は1枚。マナは5枚しかなく、ここでバトルゾーンの魔導具を全て除去してしまえば《卍 デ・スザーク 卍》を召喚される確率は低いだろう。
だが、シュウは既に低い確率の召喚手段を掴んでいた。
召喚したのは《一番隊 バギン16号》と《堕魔 ヴォガイガ》。
《堕魔 ヴォガイガ》と回収した《堕魔 グリペイジ》が無月の門を開き、《卍 デ・スザーク 卍》が登場。《追憶人形ラビリピト》とのコンボによるオールハンデスが決まった。
Zは《デモンズ・ライト》で1体目の《一番隊 バギン16号》を除去しつつ手札枚数の回復を図るも、《爆霊魔 タイガニトロ》がそれを許さない。
両者とも手札が尽き、トップデックでの勝負が続くかと思われたが、シュウは《堕魔 ヴォーミラ》で手札の問題を解決させる。
一方、Zも《》で《爆霊魔 タイガニトロ》を除去、次のターンの《デモンズ・ライト》で体制を立て直す。
墓地から《堕魔 ヴォガイガ》を召喚。回収した《堕魔 グリペイジ》を場に出し、手札を1枚削りつつ、無月の門から《無明夜叉羅ムカデ》が現れる。
更に《無明夜叉羅ムカデ》で手札を削りつつ、召喚酔いしていない《堕魔 グリペイジ》でシールドをブレイク。トリガーは無し。
殴りきられることを警戒したZは、場に残っていた《煌龍 サッヴァーク》でプレイヤーを攻撃。ドラゴン・ダブルブレイカーでシールドを2枚追加し、逆転の機会を伺う。
《煌龍 サッヴァーク》がタップされたことにより、除去する算段のついたシュウは《》で《煌龍 サッヴァーク》のパワーを下げ、2体目の《卍 デ・スザーク 卍》を召喚。
《卍 デ・スザーク 卍》の除去はシールドを墓地に送ることで回避されるが、今の《煌龍 サッヴァーク》のパワーであれば《卍 デ・スザーク 卍》のアタックで討ち取ることができる。
《追憶人形ラビリピト》と《堕魔 ヴォガイガ》でシールドをブレイク後、最初の《卍 デ・スザーク 卍》を《煌龍 サッヴァーク》と相討ちさせつつ手札を削り、逆転の芽を確実に摘んでいく。
Zの場と手札は0。 一方、シュウの場には《無明夜叉羅ムカデ》と《卍 デ・スザーク 卍》をはじめとしたマフィ・ギャング達が並ぶ。
絶体絶命のZのターン。
ドローしたのは……《超次元リバイヴ・ホール》。
Z「《ヴォルグ・サンダー》、対象はそちらで」
Zの宣言を聞き、山札を数えるシュウ。山札は1……2……3枚!!
Z 2-0 シュウ
「これ以外の回答はありませんでした」とほっとするZ。
しかし、決勝戦はまだ終わっていない。
これでチームの勝敗は1-1。勝負の行方は、A卓のどてらとyazawaに委ねられた。
そして迎えた決着の時。
どてらの《ヴォルグ・サンダー》がyazawaの山札を削りきるのを見届けるZと夕。
優勝チーム決定のアナウンスが流れる中、「卍陸の孤島卍」の3人は握手で喜びを分かち合った。
Winner:卍陸の孤島卍(どてら/Z/夕)
チーム揃っての全国大会出場。
全国大会では、ライバルとして戦うことになるかもしれない。
だが、時が経っても、チームで分かち合った喜びは胸に残り続けるだろう。
DMGP6th優勝おめでとう! チーム「卍陸の孤島卍」!
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