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DMGP7th Round 3:どてら vs. ZweiLance


 予選も3回戦を迎える。この試合より、2bye持ちのプレイヤーが野に放たれた。
 前回GPチャンプのどてらもその一人だ。彼の作り上げた5Cコントロールは日本を制した。その後もアレンジを加えながらCSに参戦し、積み上げたポイントは16,000を超える。
 だが、この2ブロック構築は《フェアリー・ミラクル》こそあれど、使うカードには大きな制限がある。色を生み出す《偽りの王 ヴィルヘルム》《怒流牙 サイゾウミスト》、ゲームを決定づける《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》といったカードはこの環境にはない。彼はいったいどんなデッキを使うのか、その選択にも注目だ。

 さて、フィーチャー卓にやって来たどてらだったが、少し苦笑いをしていた。

どてら「まさかいきなり当たるとは……」

 視線の先に座っていたのは同じく2byeを持っていたZweiLanceである。

 ZweiLanceは紛れもなくスターだ。
 かつての北海道の雄は、その本拠地を宮城に移した後もポイントを地道に積み上げ、1万ポイントを窺うところまで来た。彼とその盟友フェアリーが構えるYouTubeチャンネルの存在は、今日では各地のプレイヤーたちに大きな与えている。「本業はデュエル・マスターズプレイヤー」「京都が観光地であることを忘れていた」などキレのある発言も人気の秘訣だろう。

 2bye同士がぶつかる3回戦屈指のカード。
 勝つのはGPチャンプどてらか、千両役者のZweiLanceか。



先攻:どてら

 先攻はどてら。注目の初手チャージは《堕魔 ドゥグラス》。彼が使用するデッキは《卍 デ・スザーク 卍》だった。
 対するZweiLanceは少し考えた後、こちらは《追憶人形ラビリピト》をチャージする。どうやらこの対決は《卍 デ・スザーク 卍》の同型戦であるらしい。
 2ターン目、《堕魔 グリナイブ》を埋めてエンドしたどてら。ZweiLanceもここはじっくり考えた後、《堕魔 ドゥグラス》を召喚する。ここにどてらは《堕魔 ドゥシーザ》を当てターンを返すと、ZweiLanceは《堕魔 グリギャン》を召喚。墓地に魔導具が2つ増え、まずまずの成果だ。

 4ターン目。ここは注目のターンだ。どてらは4マナで《堕魔 ヴォガイガ》の召喚に成功する。《追憶人形ラビリピト》を手札に加えてターン終了。これは非常に順調な動きと言えるだろう。対するZweiLanceも同じく4マナの《堕魔 ヴォーミラ》を召喚する。
 だが彼のターンはここで終わらなかった。
 手札から『無月の門・絶』を宣言すると、墓地の魔導具を全て使って≪卍月 ガ・リュザーク 卍≫が姿を現した。

 《堕魔 グリギャン》《堕魔 ヴォーミラ》、そして≪卍月 ガ・リュザーク 卍≫
 早くも大きなプレッシャーがどてらにのしかかる。

 それでも《堕魔 ヴォガイガ》の召喚には成功しているため、充分に動けるだけの余裕はある。チャージして《追憶人形ラビリピト》を召喚し、ZweiLanceの残る1枚の手札を刈り取りターンエンド。このカードは《堕魔 グリギャン》だった。
 同型戦における《堕魔 グリギャン》は強力だ。不死身の≪卍月 ガ・リュザーク 卍≫を止める数少ない手段の一つである。どてらが既に2枚《堕魔 グリギャン》をマナに置いてるなら、なおのこと。
 ZweiLanceはこの《堕魔 グリギャン》《堕魔 ヴォーミラ》で蘇生させると、まずは≪卍月 ガ・リュザーク 卍≫で攻撃宣言。この2点のダメージは通り、つづく《堕魔 ヴォーミラ》の攻撃でどてらのシールドは残り2つとなる。
 1軽減を持っているどてらはここで反撃に転じる。1マナで《堕魔 ドゥシーザ》を召喚から無月の門を宣言。《卍 デ・スザーク 卍》が着地し、《堕魔 ドゥシーザ》と合わせて《堕魔 グリギャン》《堕魔 ヴォーミラ》を取り、《追憶人形ラビリピト》の効果が発動。さらに残ったマナで《堕魔 ドゥグラス》を送り込む。
 リソース源を失ったZweiLanceはチャージのみで≪卍月 ガ・リュザーク 卍≫の攻撃を宣言するが、これはどてらが《堕魔 ドゥグラス》でブロック。
 シールドが残っているうちにとにかく盤面を並べたいどてらだったが、≪卍月 ガ・リュザーク 卍≫に睨まれている。ここはチャージのみでエンドと動けない。ZweiLanceもドローのみで≪卍月 ガ・リュザーク 卍≫で攻撃を宣言。ここの2点が通り、どてらのシールドはとうとう0となる。
 追い詰められたどてら。
 《堕魔 ヴォガイガ》、つづけて《堕魔 ヴォーミラ》を着地させ盤面を築いていく。なんとかブロッカーをと、《堕魔 ヴォーミラ》《堕魔 ドゥグラス》を蘇生させ、ターンを返す。
 この時点でどてらの盤面は6点並んでいた。《撃髄医 スパイナー》が入っているといえど、ZweiLanceの喉元にも刃が迫っている。
 マナは5。《堕魔 ヴォーミラ》では回答にならない。《堕魔 ドゥグラス》を割るカードを直接引くか、或いは……。

 一瞬の緊張が走ったZweiLanceのドロー。

 そして引き込んだのはここまで中々姿を見せてくれなかった《堕魔 ヴォガイガ》だった。
 ここ一番の場面で、千両役者は見事回答を引き当ててみせたのだ。
 よし、と小さく声を出す。瞬間、どてらも敗北を察した。
 ZweiLanceは当然《堕魔 ヴォガイガ》を召喚。


ZweiLance「(ブロッカーは)一体だけですよね?」


 どてらは頷くと、ZweiLanceは《堕魔 ドゥシーザ》を回収。
 どてらの場には《堕魔 ドゥグラス》のみ。そしてこのグラスはあっけなく割れた。

 最後は≪卍月 ガ・リュザーク 卍≫の攻撃を宣言し、ZweiLanceは勝利を掴み取った。

Winner:ZweiLance

 2bye持ち同士の対決はZweiLanceへと軍配が上がった。苦しんだが、まずは一つ勝利。試合後、ほっとした様子も見えた。

 一方、前回GPチャンプは黒星発進となった。
 試合後、どてらに《フェアリー・ミラクル》が使用可能であることを訊くと、少し笑っていた。


どてら「一応考えてはいたんですけど」


 彼は続ける。


どてら「2ブロックは《卍 デ・スザーク 卍》≪轟破天九十九語≫だけ触ってたんですよ」


 言われてみれば、前者はコントロールで後者はビックマナ。5Cコントロールのギミックを2つに割ったような選択だ。そのうえで、今回は前者を選んだ。理由はこういうことらしい。


どてら《卍 デ・スザーク 卍》《追憶人形ラビリピト》が並ぶと《百族の長 プチョヘンザ》《ニコル・ボーラス》を並べてるみたいんで好きなんですよね」


 やはり彼の考えの根幹にあるのは、5つの文明を操るデッキのようだった。
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