DMGP8th DAY1 Round 3:えんがわ vs. L

前回のDMGP7thでは『白ゼロ《煌世主 サッヴァーク†》』を見事に操り頂点に立ったえんがわ、今回も使用デッキ、プレイング共に注目していきたい。
対するは2018年度DMPランキングを神奈川17位でフィニッシュしたL。前回覇者を前にしても臆している様子は一切無く、これは見応えのある試合になると期待が高まる。
それでは注目の試合内容を見ていこう。
お互い落ち着いた雰囲気でのじゃんけんの結果、先攻はLでデュエルスタート。
先攻:L

えんがわのデッキはまだ完全には分からないが、恐らく早期に殴りかかっていくデッキである事が予想される為、この時点でコントロールデッキ対ビートデッキの構図となった。
次のターンもLはマナを埋めるのみで、ファーストアクションはえんがわとなり、このターンのチャージでえんがわの使用デッキが『赤白轟轟轟』である事が明らかとなる。えんがわは≪奇石 ミクセル≫を出す事を考えたのだろうか、小考の後《》をマナに埋め、《ヘブンズ・フォース》から≪ゴリガン砕車 ゴルドーザ≫ を繰り出した。

相手の場に1体だけ生き物が残ったこの状況、Lの強い動きはやはり《始虹帝 ミノガミ》であると思われるがどうやら手札になかったようだ。が、≪奇石 ミクセル≫を場に出し更に残った4マナで≪輪廻暴氷≫を唱え、十分と言って良いだろう動きをしてターンを返した。
何とか攻勢な状況に持って行きたいえんがわだっだが、不運にも手札で《“轟轟轟”ブランド》と更にこのデッキの秘密兵器と言えるだろう《BAKUOOON・ミッツァイル》がかさばってまい、ここは前のターンにもチャージした《“轟轟轟”ブランド》の2枚目を再びマナに埋め《無罪 TV-30》でシールド割りにいくと、Lは小考の後≪レレディ・バ・グーバ≫をトリガーさせ、《無罪 TV-30》を破壊した。少考があったのは恐らく≪レレディ・バ・グーバ≫の上面である≪ツインパクト・マップ≫を手札に残しておくか悩んだのだと思われる。





Winner:L
決着がつき今回のデッキ選択について両者に話を伺うと、えんがわからは「プーンギやジャミングチャフによる呪文への妨害があり、攻めの強さも含め環境のデッキタイプの中ではこの選択になった」Lからは「(ループできることにより)フィニッシュ時に詰めが薄くなる事がなく、他のデッキタイプにも強く出れる」とそれぞれコメントを頂いた。
前回覇者えんがわは痛い黒星スタートとなったが、えんがわのデッキはただの『赤白轟轟轟』ではなく《BAKUOOON・ミッツァイル》入りという調整の末の構築となっており、ここからのサブマリン予選突破も大いに期待できるだろう。
そして大きな壁を越え次戦に向けて弾みをつけた、この後のLの勢いも気になるところだ。
熱戦の後には一息つきたくなるところだが、すぐにまた熱戦が始まる。
両者共に今後の試合での健闘を期待したい。
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