DMGP2022 Day1 Round 5:てる@デュエレコch vs. 拒否スイッチ
ライター:秋山 大空
撮影者:後長 京介
今回から#俺フィーチャー改め#フィーチャーmeとなったTwitter企画に投稿したプレイヤーの中から、てる@デュエレコch vs. 拒否スイッチの試合をフィーチャーする。
今大会を最後に16年間続けてきたデュエマプレイヤーとしての活動を引退します。
— てる (@hikaru_shion) September 30, 2022
フィーチャーされるような成績はありませんが、最後にデュエマを通して出来た仲間と最高の思い出が残せるように、全力で楽しみます!
識別番号 122
HN てる@デュエレコch
アドバンスに参加します
#フィーチャーme
仕事の都合により、プレイヤーを引退すると共に9年間続いたデュエレコchを解散するという、てる@デュエレコch。
Youtubeの活動を続け来年で10周年と言うタイミングで無念の引退となる、てる@デュエレコchにとって最後の大型大会だ。
そんな彼に立ちはだかるのは、バトルゾーンに《》を置く拒否スイッチ。
《》を置くデッキと言えば「闇火ドルマゲドン」だろう。
そして、てる@デュエレコchのデッキは…
超次元ゾーン、GRゾーン無し。《禁断 ~封印されしX~》、《》、《滅亡の起源 零無》全て無し。
果たして、てる@デュエレコchの使用デッキは如何に。
先攻:拒否スイッチ
超次元もGRも使わない長所は、試合開始前に公開される情報がないこと。
つまり、一体どんなデッキなのか試合開始前に絞りきることが出来ないのだ。
てる@デュエレコchのデッキがわからないため、拒否スイッチはマナチャージに悩むことになる。
現在環境にいるデッキの中で考えられるのは「火自然アポロヌス」、「カリヤドネループ」辺りだろうか。
どちらかと言えば「火自然アポロヌス」の可能性が濃厚だが、もし「カリヤドネループ」のデッキだった場合、手札にキープするカードの優先順位が大きく変わる。
拒否スイッチは少し考えた後、《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》をマナチャージしてターン終了。
使用デッキが判明するだろう、後攻1ターン目。てる@デュエレコchは《エボリューション・エッグ》をマナチャージしてターン終了。
間違いない、「火自然アポロヌス」だ。
「闇火ドルマゲドン」にとって、苦手ではないが不安要素が多すぎる相手。
いや、現環境において「火自然アポロヌス」の攻撃を安定して凌ぎ切れるデッキは殆どいないと言っていいだろう。
2ターン目、《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》をプレイする拒否スイッチ。
てる@デュエレコchの場にタマシードがなく、3ターン目の《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》はほぼ無い中、「闇火ドルマゲドン」において最高のスタートを切れたことで多少安心できる盤面となった。
一方てる@デュエレコchは、3ターン目の《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》こそ出来ないものの《進化設計図》を唱え手札補充を試みる。
しかし、6枚の中で進化クリーチャーは《オンソク童子 <ターボ.鬼>》のみ。
これにより、てる@デュエレコchの手札の状況が一気に苦しくなる。
《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》のコスト軽減で《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》を召喚。禁断爆発まで、残り3枚。
《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》で手札を1枚捨てることを強いられる@デュエレコch。
《進化設計図》で1枚しか手札補充出来なかったことが響くこととなり、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》を捨てターンが回る。
マナチャージのみでターンを終える、てる@デュエレコchに対し、拒否スイッチは2体目の《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》を召喚。禁断爆発まで、残り2枚。
手札破壊が重なり、返すターンに《ストリエ雷鬼の巻》を出した時点で、てる@デュエレコchの残りの手札は2枚。
ここまで来たら、トップデックの《進化設計図》以外で《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》が着地することはないだろう。
拒否スイッチは《最終龍覇 ボロフ》召喚。禁断爆発まで、残り1枚。
墓地の《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》を手札へ加え《銀河大剣 ガイハート》を装備してターン終了。
ターン終了時に《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》の効果で、てる@デュエレコchの手札は0枚となる。
再びマナチャージのみでターンを終える、てる@デュエレコch。
対する拒否スイッチ、《メガ・マナロック・ドラゴン》召喚しマナを2枚ロックする。
そして禁断爆発、≪終焉の禁断 ドルマゲドンX≫が姿を現す。
勝負を決められる打点を用意したが、拒否スイッチはあくまで冷静だ。
《最終龍覇 ボロフ》の攻撃時に《時空の禁断 レッドゾーンX》のP侵略。
《エボリューション・エッグ》がトリガーするが、ここで拒否スイッチはターンエンド。ブレイクしたシールドは《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》によって墓地へ送られる。
続くターン、《時空の禁断 レッドゾーンX》が≪終焉の覚醒者 レッドゾーンBSR≫に覚醒。
《メガ・マナロック・ドラゴン》で攻撃後、すかさず≪終焉の覚醒者 レッドゾーンBSR≫でブレイクしたシールドを捨てさせる。
てる@デュエレコchの最後のシールドが無くなった後、龍解した《熱血星龍 ガイギンガ GS》が拒否スイッチに勝利をもたらした。
Winner:拒否スイッチ
「超次元ゾーンと超GRが無いのを見てぎょっとしました」
「対アポロヌスは回してて全然勝てなかったので、勝てて良かったです」と拒否スイッチ。
しかし拒否スイッチは、そんな様子は全く見えないほど冷静だった。
勝利者インタビューにて「自分の強いプランを通して、その上で負けたらてるさんが強いな。って風に考えてました」と語った通り、自分のプランを遂行しきった結果の冷静さと勝利なのだろう。
残念ながら全勝を阻まれてしまった、てる@デュエレコch。
これからもデュエル・マスターズ プレイス等でデュエル・マスターズには触れていくつもりとのことだが、動画投稿と言う大変な作業を、9年もの間続けてくれるほどデュエル・マスターズを愛してくれているプレイヤーがTCGを引退せざるを得ないのは、とても寂しく、惜しいことだ。
最後の大型大会、悔いなく戦ってくれることを祈る。
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