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DMGP2022 Day2 決勝Round 3:牧衛門 vs. マムコイ

ライター:塚本 樹詩
撮影者:後長 京介

 試合の準備を進めながら、お互いに初フィーチャー緊張するー!と言といいながらガチガチに緊張している雰囲気を醸し出す牧衛門もマムコイも、4千人に到達しそうなくらいの人数のプレイヤーが参加することとなった今大会でTOP32まで登り詰めているので、実力は申し分ないだろう。

 この試合ではお互いがどんな武器を持ってここまで勝ち残ってきたのか色濃く浮かび上がった。

 お互いに予選の順位を確認して、牧衛門が先攻であることがわかり、デュエマ・スタート。

先攻:牧衛門
 牧衛門とマムコイのファーストアクションはそれぞれ《バサラ》《フェアリー・Re:ライフ》をマナチャージ。

 ここから牧衛門が《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》をチャージして《斬斬人形コダマンマ GS》を召喚。シールドからカードを1枚手札に加える。

 マムコイは返しのターンに《CRYMAX ジャオウガ》をチャージしてから《フェアリー・Re:ライフ》を使って《一王二命三眼槍》がマナに置かれる。

 3ターン目、牧衛門は《「魂狩」の鬼 ガシャド髑髏》を召喚。オリジナル環境では【4c邪王門】が流行っている中、彼が選択したのは純正ともいえる【闇火邪王門】だった。

 いきなりQ・ブレイカーの巨大なクリーチャーが盤面に現れ、一気に緊張感が増したゲーム展開にマムコイは《奇天烈 シャッフ》をチャージしてから《天災 デドダム》を召喚。山札の上から3枚の内、1枚を手札に加えてマナに《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》を、墓地に《奇天烈 シャッフ》を置く。

 マムコイは【4cガイアッシュ覇道】と呼ばれる光文明以外の4つの文明のカードを使った《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》デッキだということがわかる。が、マムコイのマナゾーンにも《CRYMAX ジャオウガ》という、従来のデッキタイプでは見られないような創意工夫が見受けられる。

 牧衛門にターンが返ると、まずは《「魂狩」の鬼 ガシャド髑髏》の効果でシールドから1枚を手札に加える。そこから《秩序の意志》をチャージすると《「貪」の鬼 バクロ法師》召喚というデッキの最高の流れを見せる!

 これで更に自身のシールドを2枚手札に加えると、牧衛門のシールドは残り1枚。早くも鬼タイムに突入し、何もなければダイレクト・アタックに漕ぎつける打点が揃う。

 満を持しての牧衛門、ターンエンドを宣言。

 どう見ても危ないのだが、ここで牧衛門はあえて溜めを選択。マムコイ側に見えざる《一王二命三眼槍》を感知したのか、まだまだ打点を伸ばせたのか。

 詰めるターンを伸ばした牧衛門のシールドは残り1枚。マムコイがここで《天災 デドダム》に加えて、スピードアタッカーが用意できたとしても、牧衛門のデッキにはダイレクト・アタックを凌ぐカードが搭載されているであろう。
 ここで渡されたターンにマムコイは《流星のガイアッシュ・カイザー》を立てて2ドローしながら、自分のターンが回ってくることを待つだけとなった。

 こうして、溜めのターンを経た牧衛門は《「魂狩」の鬼 ガシャド髑髏》の効果で最後の1枚のシールドを手札に加える。鬼タイムは鬼エンドへと変わり、果たして相手の終焉となるのか?牧衛門が召喚したのは《単騎連射 マグナム》!これで条件は整ったのか?まずは《斬斬人形コダマンマ GS》が攻撃!

 《フェアリー・Re:ライフ》がG・ストライクすると《「魂狩」の鬼 ガシャド髑髏》が止まる!

 出鼻を挫かれた牧衛門だったが、これでは止まらずT・ブレイカーとなった《「貪」の鬼 バクロ法師》が攻撃。

 手札から《百鬼の邪王門》《龍装者 バルチュリス》が宣言される!まずは《百鬼の邪王門》が山札の上から《バサラ》を呼び出す!

 《バサラ》の効果により《流星のガイアッシュ・カイザー》が破壊され、シールドが1枚焼却されると、残りの3枚のシールドを全て《「貪」の鬼 バクロ法師》がブレイクする!!

 そして《龍装者 バルチュリス》がすぐさまダイレクト・アタックをするとマムコイは手札から《一王二命三眼槍》を使い、敗北回避。続けざまの《バサラ》のダイレクト・アタックには、2枚目の《一王二命三眼槍》が無く、牧衛門が圧倒的打点でTOP16へと駒を進めた。

Winner:牧衛門

 ターニングポイントとなった溜めのターン、牧衛門の手札は《単騎連射 マグナム》のみだった。これ加えて《百鬼の邪王門》《龍装者 バルチュリス》のどちらかが来たら、次のターン行こうと考えていたようだ。しかし、次のターンに山札の上と最後のシールドを加えると、どっちも揃ったので迷わず詰めに向かったと教えてくれた。

 命を削って戦う鬼札王国の真髄を配信卓で見せつけた牧衛門。

 試合後のインタビューで牧衛門は使い続けて一番しっくりくるという自分の感覚を信じ、このデッキを選択したと加えて教えてくれた。

 その表情からは好きなデッキを使って勝ち続けることの喜びが伝わってきた。

 そうだな、自分も大会に出よう。
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