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DMGP2023-1st Day1(アドバンス)決勝Round 4:すずの音 vs. H1DER4TE

ライター:秋山 大空
撮影者:後長 京介

 年に数えるほどしかない大型大会、人は様々な理由でデッキを選ぶ。

 すずの音は、使い慣れた『光水火「正義星帝」 <ライオネル.Star>』。

 約2年前、原型の『光火「正義星帝」 <鬼羅.Star>』から使用し始め『光水火「正義星帝」 <ライオネル.Star>』にシフト。

 #フィーチャーmeにて「ライオネルだけを信じて半年間戦ってきました」と言うように、2022年下期DMPランキングではずっと『光水火「正義星帝」 <ライオネル.Star>』を使用してCSを戦い抜いてきた。

 原点からの2年、そして戦い続けた半年間。その結果をDMGPの歴史に刻み込むべく決勝Round4に臨む。

 H1DER4TEは、好きなデッキである『5c最終龍覇 グレンモルト』。

 彼もまた、長期間『5c』を愛用しており、1回は大型大会で『5c』を使いたい!と言う想いから『5c最終龍覇 グレンモルト』を選んだと言う。

 好きなデッキで勝利を掴むべく、そして悔いなく戦うべく決勝Round4に臨む。

 それぞれの想いを胸に、席に着いた二人は思った。

『あれー!?』

 なんと、最近公認大会で当たり、次に当たったのがこのGP本戦とのこと。

 顔見知りと言うこともあり、軽く言葉を交わす二人。

すずの音「フィーチャー狭いすね」

H1DER4TE「そうですね、もっと広々としたとこかと」

 約4000人が集まる大きな舞台。

 しかし、フィーチャーテーブルは狭い。世間も狭い。

 そして、試合に臨む際に大事な心はどんな場所でも変わらない。

 『楽しみましょう!』

※撮影時のみマスクを外しています。  二人は拳を合わせた。

先攻:H1DER4TE  すずの音は《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》召喚でのスタート。更に3ターン目の《T・T・T》で3ドロー。

 H1DER4TEは3ターン目《天災 デドダム》《フェアリー・ミラクル》で2マナ加速し、《ロスト・Re:ソウル》圏内に入る。

 しかし、H1DER4TEの表情は芳しくない。

すずの音「手札何枚ですか?」
H1DER4TE「3枚です」  すずの音は、H1DER4TEの表情を見ていたか、それとも手札枚数からリスクを計算したか。

 追加の《T・T・T》で3ドロー。

H1DER4TE「強いねえ…」

 すずの音の読み通りか、《ロスト・Re:ソウル》が手札に無かったH1DER4TE。

 ≪闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー≫で《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》を破壊しながらマナの《ロスト・Re:ソウル》を回収し次に繋ぐ。

 …が、《ロスト・Re:ソウル》が1ターン遅れた。この1ターンはあまりにも重い。

 《エヴォ・ルピア》から《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》、更に効果で《カーネンの心絵》

 手札こそ増えないものの、《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》の効果で《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》が並ぶ。

 《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》効果で《超次元の王家》、攻撃時に《エヴォ・ルピア》、効果で《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》《スロットンの心絵》《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》《奇天烈 シャッフ》で「5」を宣言、《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》効果、手札から《ブランド-MAX》

 …と、書く手が追いつかないほどの速度でクリーチャーが展開されていく。

 ここで処理が終わり、シールドブレイク。

 シールドに《ドラゴンズ・サイン》があるが、《奇天烈 シャッフ》の効果で唱えられないため、もう片方のシールド《ロスト・Re:ソウル》のG・ストライクを宣言。咄嗟に選んだのは《ブランド-MAX》 しかし…

すずの音「選ばれたので盾焼却しますね」

H1DER4TE「あっ…そうでした」

 更に《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》で≪闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー≫に攻撃しつつ《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》にP侵略。効果で《奇天烈 シャッフ》を出し宣言「6」。

 2枚の主要トリガーを封じられた今、墓地へ送られたシールドと2枚目の《ロスト・Re:ソウル》のGストライクを含めても、すずの音の攻撃は止まらなかった。 Winner:すずの音

すずの音「自分でデッキを組んでみたいと思っていたんです。その時に『光水火「正義星帝」 <鬼羅.Star>』の安定感をもっと上げたいな、と思ったのがこのデッキを使い続けるきっかけになりました」

H1DER4TE「地元のカードショップで、クイズ仙人と対戦したりしてデュエマを教わりました。その頃から、色んな強い動きを組み込める『5c』は大好きです」

 年に数えるほどしかない大型大会、人は様々な理由でデッキを選ぶ。
 しかし、どんな理由であれど、デッキに対する激しく熱かりし思いは変わらないのだろう。

 そして、インタビューも終わりを迎える頃、「最後に、これだけ言わせてください」とH1DER4TE。

 彼は

「クイズ仙人帰って来てくれー!」

 元クイズ仙人こと、今大会のヘッドジャッジである齊藤にラブコールを送った。

 本当に、世間は狭い。

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