DMGP2024-1st Day2(オリジナル)Round 2:128508pt vs. ごはんはおかず
ライター:秋山 大空
撮影:瀬尾 亜沙子
これはチーム全員のDMPランキング2023上期の合計ポイントである。
1位ミノミー、48410pts。2位ひんた、40158pts。3位はるる、39940pts。
参考までに、2022年下期の1位~3位のポイント合計は97772pts、2023年下期は116818pts。
2023年下期は集計期間が少し短いとはいえ、異次元のポイント倍率を誇る全国大会のブーストがかかってもなお128508ptsに届かない。
熱狂の2023年上期DMPランキング1位、2位、3位が勢ぞろいしているわけだが、今期は3人ともデュエチューブリーグで活躍中だ。
ひんたはチームFTG、はるるとミノミーはチームSAGA所属。
かつて熾烈なポイント争いを繰り広げた3人は、デュエチューブリーグの混合チームとして今大会に臨む。
ごはんはおかずは、もちもち太郎が学生時代からの友人の二人を誘い組んだチーム。
特にSoraneは、昨年の11月『スタートWINデッキ 革命・アメイジン・マジック』から始めたという期待の新星だ。
12508ptの使用デッキは現環境の王道、3面『闇自然アビス』。
ごはんはおかずの使用デッキは、それぞれすい民の『闇火自然アビス』、もちもち太郎の『巨大天門』、Soraneの《流星アーシュ》をメインにした、《真久間メガ》入りの『水火自然ドラゴン』、言わば『水火自然ドラゴン娘』。 強豪VS新星。
横綱相撲か、金星か。
A卓:ひんた vs. すい民
先攻;ひんた 両者共に2ターンスタート。ひんたは《ドミー=ゾー / 「倒したいか?」》、すい民は《ネオ・ボルシャック・ドラゴン / ボルシャックゾーン》。そこから《フットレス=トレース / 「力が欲しいか?」》から《邪幽 ジャガイスト》、更に《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》と《謀遠 テレスコ=テレス》が並ぶひんたの王道展開。
ターン開始時に≪「力が欲しいか?」≫が抜かれたところを《鬼寄せの術》でカバーしようとするすい民。
しかしここで、『闇火自然アビス』の難点、色管理の難しさが出る。
2ターン目に≪ボルシャックゾーン≫を撃つために置いた自然単色マナがかさばり、闇単色のアビスに手が届かない。 ひんたは《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》召喚。すい民のパスを見て《ア:エヌ:マクア》のマナブーストで《アビスベル=覇=ロード》を探しに行く。
そんなとき、B卓のはるるからひんたに一言。
はるる「ごめん、《提督の精霊龍 ボンソワール》でちゃった」
詳細は後述とさせていただくが、横がヤバいと見たひんた。
ここで取るべきは確実に勝つ選択肢。《アビスベル=覇=ロード》が落ちなかったため、マナから回収するカードをひとまずはるるに相談。
はるるのアドバイスが光ったか、《邪幽 ジャガイスト》を手札に加えようとしていたところを《フットレス=トレース / 「力が欲しいか?」》に変更。
相手の《謀遠 テレスコ=テレス》等を見据えた手堅い選択だ。
《謀遠 テレスコ=テレス》が響き、行動が難しいすい民に≪「力が欲しいか?」≫から《邪幽 ジャガイスト》の追い打ちが入る。
《ア:エヌ:マクア》での墓地リセットを挟みつつ、数ターンかけゆっくりとひんたが殴り切った。
Winner:ひんた
B卓:はるる vs. もちもち太郎
先攻:はるる ≪「倒したいか?」≫スタートと好調のはるるだが、もちもち太郎の2ターン《巨大設計図》4ヒットに天を仰ぐ。3ターン目に《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》で《支配の精霊ペルフェクト / ギャラクシー・チャージャー》をハンデスし、もちもち太郎の動きを妨害。
続いて《謀遠 テレスコ=テレス》を追加し、《巨大設計図》で得られたアドバンテージを取り返そうとする。
前述したはるるの一言が出たのは、このタイミングである。 はるる「ごめん、《提督の精霊龍 ボンソワール》でちゃった」 《謀遠 テレスコ=テレス》で手札の《提督の精霊龍 ボンソワール》を踏み抜いてしまい、もちもち太郎の手札がみるみる増える。
≪ギャラクシー・チャージャー≫でマナを伸ばし、増えた手札から《ヘブンズ・ゲート》。
《闘門の精霊ウェルキウス》や《冥界を統べる新月のハーデス》を展開し、盤面をブロッカーで埋め尽くす。
一番厄介な《邪闘 シス》で《冥界を統べる新月のハーデス》のパワーをマイナスし、エスケープを貫通して除去する。
ここでもちもち太郎は、ここまで見えていない《∞龍 ゲンムエンペラー》がシールドにあるのではないかと予想。
エスケープ+オシオキムーンではるるの盤面を吹き飛ばしながら《∞龍 ゲンムエンペラー》を探しに行くが、その過程で《邪闘 シス》まで除去してしまう。
狙い通り引き当てた《∞龍 ゲンムエンペラー》は、《邪闘 シス》のアビスラッシュで即退場。
その《邪闘 シス》のアビス・W・メクレイドでの打開を試みるはるる。
《ア:エヌ:マクア》2体が並び、ターンを跨いで《邪幽 ジャガイスト》から《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》と《アビスベル=ジャシン帝》を展開。
しかし、大量のブロッカーを捌き切ることは叶わず、もちもち太郎はダメ押しの《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》「《邪幽 ジャガイスト》」宣言。
そのままもちもち太郎がダイレクトアタックまで押し切った。
Winner:もちもち太郎
C卓:ミノミー vs. Sorane
先攻:Sorane Soraneは2ターン目の《メンデルスゾーン》で2マナブースト。そのまま3、4ターン目をパスするSoraneに、ミノミーの4ターン目《邪幽 ジャガイスト》から2体の《謀遠 テレスコ=テレス》が飛び出す。
Soraneは《蒼き王道 ドギラゴン超》を召喚し、《邪幽 ジャガイスト》を除去。 一方ミノミー、《謀遠 テレスコ=テレス》で増えた手札から、追加の《邪幽 ジャガイスト》を召喚。
《ア:エヌ:マクア》をメクレイドし、≪ドミー=ゾー≫を蘇生。即プレイヤーに攻撃しながら《アビスベル=覇=ロード》に革命チェンジ。
トリガー《流星アーシュ》で《ア:エヌ:マクア》が手札に戻るが、ミノミーはマッハファイターを得た《邪幽 ジャガイスト》で丁寧に盤面を処理。
Soraneのデッキに《百族の長 プチョヘンザ》を見て、革命チェンジ元を残さないことを徹底するミノミー。
ターン終了時に《邪幽 ジャガイスト》を出しメクレイド。 ミノミー「テレスコでいいかな?」
はるる「いいよー」
メクレイドで《謀遠 テレスコ=テレス》、効果蘇生《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》で《蒼き王道 ドギラゴン超》も残さない。
3体の《謀遠 テレスコ=テレス》でSoraneの手札を狩り切った後、ミノミーとアビス達が仕掛ける。
トリガーした《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》と《流星アーシュ》すらマッハファイターで討ち取り、ミノミーがダイレクトアタックを決めた。
Winner:ミノミー
128508pt 2-1 ごはんはおかず
Winner:128508pt
今回は黒星となってしまったごはんはおかず。しかし、彼らのデュエル・マスターズは始まったばかり。
大型大会で、再び彼らの活躍を見られることを願う。
そして、無事勝利を収めた128508pt。
今期は最高ポイント更新に挑戦するのか、それともデュエチューブリーグに専念するのか。
いずれにしろ、デュエル・マスターズを続けていれば、3人の活躍を見られる機会は多いだろう。
今後の活動が楽しみだ。
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