DMGP2024-1st Day2(オリジナル)Round 5:ねるるのすやすやどりーむ vs. マチプロ2nd
ライター:小屋 悠雄(Sword)
撮影:瀬尾 亜沙子
そんな中で仲間に助けられ続けるチームもあれば、3人とも非常にプレイングの基礎がしっかりしているために個々で戦えるチームもいるだろう。
このラウンドでフィーチャーテーブルに足を運んだチームのひとつは、間違いなくその後者と言えよう。 チーム「ねるるのすやすやどりーむ」、のすけ、るるる、どんよくの3人の強豪チームである。
のすけとるるるは2019年度、2023年度上期のDMPランキング上位での全国大会出場経験者であり、現在ではチームは異なるもののデュエチューブリーグでも活躍している二人である。
どんよくは2022年度上期のDMPランキング2位、同年度下期ランキング1位で最強位決定戦に出場した、言わずと知れた関西の強豪である。
まさに強者ぞろいのこのチームはどんな結論を持って今大会のデッキ選択をしたのだろうか。
この記事ではA席のるるるvsアルトラス*の対戦の様子をお届けする。
A席:るるる vs. アルトラス*
先攻:るるる るるる「よしっ…」じゃんけんを制したるるるは少し安心した様子である。
そんなるるるの最初のマナチャージは《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》。
一見すると水闇自然DOOMにも思えるが、まだ全容はつかめないところである。
対するアルトラス*は《氷柱と炎弧の決断》をマナチャージしてターンを返す。
アルトラス*の使用デッキは水火マジックだ。
るるるはそれに対して《ブレイン・スラッシュ》と《聖魔連結王 ドルファディロム》を立て続けにマナチャージをしてターンを返す。
そう、るるるの使用デッキはまさかの5c蒼龍である。
どうやらこのチームは、5c蒼龍3面という思い切った編成でGPに挑みに来たのである。 アルトラス*の3ターン目、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》をマナに置きながら《AQvibrato》を召喚するという水火マジックの3ターン目にしてはかなり渋めに見える動きでそのままターンを返す。
そしてるるるの4ターン目、ドローした瞬間に一言溢す。
るるる「あっつ~」
《蒼龍の大地》をマナに置きながら《フェアリー・ミラクル》を唱え、2枚のマナ加速に成功する。
しかし、次のターンに試合が動く。アルトラス*は《歌舞音愛 ヒメカット / ♪蛙の子 遭えるの何処?好きと謂ひて》をマナチャージした後、すかさず《単騎連射 マグナム》を召喚!!
るるる「(仲間に向かって)やばーい!」
そして《AQvibrato》がプレイヤーアタック宣言時に《芸魔隠狐 カラクリバーシ》に革命チェンジし、出た時の効果で《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を唱え、《AQvibrato》を場に送り出しながらアタック中の《芸魔隠狐 カラクリバーシ》にアンタップ効果を付与し、シールドを1枚ブレイク!
祈りながらシールドチェックに臨むるるる、そこにシールドトリガーは……無い!
アンタップした《芸魔隠狐 カラクリバーシ》でそのままアタックする時に《芸魔王将 カクメイジン》に革命チェンジし、Wブレイクを宣言。 ブレイクは通り、1回目に撃つ呪文は《ファイナル・ストップ》!!
るるる「終わったー!!!」
効果の2回目で《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を撃ち、《灼熱の演奏 テスタ・ロッサ》を場に出しながらアタック中の《芸魔王将 カクメイジン》をアンタップ効果を付与。
クリーチャーも出ず、呪文も止まってしまった状況での水火マジックはもう止まらない。るるるは、悲しげな声を出しつつも全てを受け入れた様子でブレイクされるシールドを手札に加え続けるのだった。
WINNER:アルトラス*
一気に窮地に立たされた「ねるるのすやすやどりーむ」だが、「マチプロ2nd」の残り2人の闇自然アビスに対して、のすけは相手のリーサル打点をシールドからの《S・S・S》と《ディスタス・ゲート》の同時踏みによって盤面を巻き返して勝利。
どんよくもシールドからの《獅子王の遺跡》と《蒼龍の大地》の2枚によって形勢逆転、そのまま盤面を制圧して相手が投了。 「ねるるのすやすやどりーむ」の勝敗数は2-1となり、チーム戦ならではの大逆転を見せたのであった。
WINNER:ねるるのすやすやどりーむ
TM and © 2024, Wizards of the Coast, Shogakukan, WHC, ShoPro, TV TOKYO © TOMY