デュエル・マスターズ

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DMGP2024-1st Day2(オリジナル)Round 7:夢を信じてデュエルマスターズ vs. がわ船

ライター:清水 勇貴(yk800)
撮影:後長 京介

 予選ラウンドもいよいよ佳境に差し掛かった7回戦。

 フィーチャーテーブルで向かい合うは、対照的な2チームだった。

 かたや「夢を信じてデュエル・マスターズ」。

 昨年度後期のDMPランキングで4位、全国大会でも準優勝という好戦績を叩き出し、デュエチーブリーグにも参加。まさに今、乗りに乗っているにわかをB卓に据え、同じく昨年度の全国大会出場を果たしたきやはやとら、フレッシュかつ勢いのあるプレイヤーで集まったチームだ。

 一方の「がわ船」は古豪・えんがわを中心に据え、山田のなつ。が両脇を支えている。GP7th優勝者として知られるえんがわはもちろんのこと、山田のとなつ。もまた、DMPランキングが制度開始した2017年度のランキングにその名を残す、まさにベテランチームだ。

 世代を分けた2つのチームが、今激突する。

B卓 にわかvs.えんがわ 先攻:えんがわ えんがわ「あれ、天門だよね」

 後攻1ターン目ににわかがマナに置いた《邪光魔縛 ネロマノフ=ルドルフⅠ世》を見るや、A卓に座る山田のに話しかけるえんがわ。

 その言葉に違わず、にわかが持ち込んだのは【ヘブンズ・ゲート】、一般に「巨大天門」と呼ばれる構築だ。

 デッキにコスト7以上のクリーチャー、それもブロッカーを持つエンジェル・コマンドを優先的に採用し、《巨大設計図》《支配の精霊ペルフェクト / ギャラクシー・チャージャー》の呪文側でハンドリソースを潤沢に確保しながら、5〜6マナ域のブロッカー踏み倒しカードで主力旧クリーチャーを展開。

 《闘門の精霊ウェルキウス》を経由して《∞龍 ゲンムエンペラー》をはじめとする強烈なロック能力持ちブロッカーで相手を封殺して勝負を決する、豪快なデッキタイプだ。

 当のえんがわはというと、2ターン連続で新カード《百威と族絆の決断》をマナにチャージしている。現時点では競技シーンで頻繁に見られるカードではないが、えんがわの持ち込んだデッキは果たして。

 にわかが2ターン目にマナセットした《ヘブンズ・ゲート》を見届け3ターン目を迎えたえんがわは、《蒼狼の大王 イザナギテラス》をマナセットして水文明を確保すると、《叡智の聖騎士 スクアーロ/エナジー・ライト》を呪文側でプレイ。

 この2枚を使うデッキは環境にそう多くない。えんがわのデッキが【マトリクスループ】であることはほぼ間違いだろう。

 《アーテル・ゴルギーニ》2枚、《緊急再誕》《終斗の閃き マトリクス》、≪叡智の聖騎士スクアーロ≫でループを形成。この過程の中で《アーテル・ゴルギーニ》のモード能力1回分が余るため、墓地のコスト4以下のクリーチャーの能力は使い放題だ。

 《蒼狼の大王 イザナギテラス》があれば山札のカードを好きなだけ手札に加えたうえで手札のコスト3以下の呪文を何度でも使えるし、《終斗の閃き マトリクス》がもう1枚あれば墓地のコスト4以下の呪文は何度でも使い回せる。

 最終的に《水晶の祈り / クリスタル・ドゥーム》を≪水晶の祈り≫を唱えるなりルーターなりで墓地に落とし、《終斗の閃き マトリクス》の能力で何度も相手にカードを引かせて山札切れを狙う。

 コンボデッキでも安全を確保してビートダウンすることの多い現環境ではかなり珍しい、純粋なコンボでの特殊勝利を目指すデッキだ。

 後攻にわかの3ターン目、≪ギャラクシー・チャージャー≫で公開されたのは……《聖魔連結王 ドルファディロム》

 えんがわの駆る【マトリクスループ】にとっては着地されるだけで致命的な1枚だ。

 一般的な【巨大天門】には採用されないカードに警戒を強めるえんがわだが、妨害要素をほとんど持たない純粋なコンボデッキである【マトリクスループ】がやれることは多くない。《終斗の閃き マトリクス》を召喚して先程使った≪エナジー・ライト≫を使い回し、粛々と手札を整えていく。

 最速であれば4ターン目にビッグアクションが視野に入る【巨大天門】だが、返すにわかの4ターン目もリソース拡充のターンとなった。  マナセットをパスしたにわかはまたしても«ギャラクシー・チャージャー≫を唱え、単色チャージャーによって生まれたアンタップマナを元手に《巨大設計図》を追加キャストし、どちらもフルヒット!

 一気に7枚ものリソースを獲得し、盤石な体制で次ターンの6マナを迎える。

 こうなると後がなくなったのはえんがわだ。次のターンには何らかの踏み倒し手段から《聖魔連結王 ドルファディロム》《∞龍 ゲンムエンペラー》が着地し、コンボギミックがほとんど封殺されることは目に見えている。

 《大地門ライフ・ゲート》をマナに埋めて5マナ。

 えんがわは《蒼狼の大王 イザナギテラス》を召喚して山上5枚から1枚を手札に加えると、《緊急再誕》を唱えて《蒼狼の大王 イザナギテラス》を2体目の《終斗の閃き マトリクス》に、さらに墓地の《緊急再誕》《終斗の閃き マトリクス》《アーテル・ゴルギーニ》に、《アーテル・ゴルギーニ》で今し方破壊した《蒼狼の大王 イザナギテラス》《終斗の閃き マトリクス》を蘇生。

 えんがわは流れるような手つきでクリーチャーを次々と連鎖させていく。

 《蒼狼の大王 イザナギテラス》でトップ5枚を確認、さらに手札の《地龍神の魔陣》を唱えて都合8枚をチェックし貪欲にコンボパーツを探しにかかる……が、その中に喉から手が出るほど求めている2枚目の《アーテル・ゴルギーニ》の姿がない。

 苦悶の表情を浮かべるえんがわ。  チームメイトと相談しながらも、《終斗の閃き マトリクス》の能力で《邪魂転生》をキャストし、バトルゾーンにある4体のクリーチャーを全て生贄に捧げて一気に8枚ドローする。

 もし何かが起こって無事に次のターンを迎えられれば、手札の《忍蛇の聖沌 c0br4》《アーテル・ゴルギーニ》を蘇生してループに突入できるが——えんがわの表情は晴れない。前ターンで爆発的にリソースを獲得したにわかの手札に、このデッキの「全て」があるのがわかっていたからだろう。

 6マナを用意したにわかは満を持して唱えた《ヘブンズ・ゲート》から《光開の精霊サイフォゲート》《光の兄妹 るる&ルシファー》をバトルゾーンに送り込み、展開の連鎖が幕を開ける。

 《光開の精霊サイフォゲート》はもう1体の《光の兄妹 るる&ルシファー》を。

 そして2体の《光の兄妹 るる&ルシファー》は、《聖魔連結王 ドルファディロム》と≪支配の精霊ペルフェクト≫を。

 前門には単色呪文を封殺する聖魔連結王。後門にはターン中のカードプレイを3回までに制限してくる支配の精霊。

 除去耐性まで完備した2体のエンジェル・コマンドを前に、えんがわに残された選択肢は白旗を掲げることだけだった。

Winner:にわか  B卓の決着から程なくして、【闇自然アビス】を駆るA卓のきやがハンデスと墓地リセットで山田のの【マトリクスループ】を制圧し、勝利。「夢を信じてデュエル・マスターズ」が本ラウンドを制した。

Winner:夢を信じてデュエル・マスターズ

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