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金沢超CSⅡ 準々決勝:イシン少年 vs. なっぷる

1000人を超える規模での開催となった超CS金沢。

いよいよトップ8が出揃い、ここからは2本先取の戦いとなる。

ここでは、なんと小学生ながらここまで勝ち上がってきた「イシン少年」と、
愛知県からはるばる遠征してきたという「なっぷる」の試合をお届けしよう。

なおこの二人のデッキ、どちらも《蒼き団長 ドギラゴン剣》を主軸としたデッキでありながら

イシン少年は「赤単バスター」
なっぷるは《守護炎龍 レヴィヤ・ターン》バスター」

と、全く異なるアプローチ・思想によって組まれたデッキである点が興味深い。

準決勝に進出するのは果たしてどちらなのか、注目の一戦と言えるだろう。

余談だが、このイシン少年、なんと奈良県からはるばるお父さんの運転によって会場までやってきたという。

お父さんの見守るなか、キチンとした手つきでシャッフルを行っている姿が印象的だった。

Game 1

ジャンケンの結果先攻権を得たのはイシン少年。

初手から揃っていた《“龍装”チュリス》《蒼き団長 ドギラゴン剣》を早速3ターン目に盤面に走らせる!!

しかし、この攻勢は《終末の時計 ザ・クロック》が捲れたことにより中断を余儀なくされる。
これを好機と見たか、なっぷるによるお返しとばかりに《“龍装”チュリス》からの《蒼き団長 ドギラゴン剣》
そして、ファイナル革命から登場するのは《守護炎龍 レヴィヤ・ターン》!!

さらに《守護炎龍 レヴィヤ・ターン》の効果により登場した≪奇石 ミクセル≫がイシン少年のシールドトリガーを制限する!

イシン少年のシールドからは《ゼンメツー・スクラッパー》そして《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》の2枚が捲れるが、なっぷるの攻勢を防ぎきるには至らない。

そして、なっぷるの手札から現れた《龍装者 バルチュリス》が鮮やかにGame1を締めくくった。

イシン少年 0-1 なっぷる

Game 2

トップ8からのルールにより、Game2の先攻はイシン少年からスタートされる。

Game1とはうってかわって静かな立ち上がりとなったイシン少年。

3ターン目を迎えるも目立った動きは無い。

対するなっぷる、後手2ターン目に≪奇石 ミクセル≫、そして3ターン目に《熱湯グレンニャー》と、外堀を固めつつ盤面を作り上げてゆく。

これに対し、イシン少年は先手4ターン目に《“乱振”舞神 G・W・D》を使用し、なっぷるの≪奇石 ミクセル≫ を除去してみせる。

だが、なっぷるは引き続き戦力の展開をゆるめない。

《タイム1 ドレミ》から2体目となる≪奇石 ミクセル≫を展開する。

しかし、ここでイシン少年も意地を見せる。

先手5ターン目に3コスト軽減された状態で召喚される《メガ・マグマ・ドラゴン》がなっぷるの盤面を一掃する!!

≪奇石 ミクセル≫の効果により《メガ・マグマ・ドラゴン》もデッキボトムに送られるが≪奇石 ミクセル≫を除去できたことは大きいと言えるだろう。

これを受け、なっぷるは再び《熱湯グレンニャー》を展開し、1ドローのみを行いターンを返す。

ここで両者の手札を確認しておこう。

【なっぷるの手札】
《“龍装”チュリス》
《龍装者 バルチュリス》
《蒼き団長 ドギラゴン剣》
《音精 ラフルル》

【イシン少年の手札】
《龍装者 バルチュリス》
《“龍装”チュリス》
《ゼンメツー・スクラッパー》

《熱湯グレンニャー》の展開を受けたイシン少年、上記の手札から《ゼンメツー・スクラッパー》を使用し、《熱湯グレンニャー》を除去してターンを返す。
しかし、ここでついになっぷるが、あのカードをデッキから引き込む。

そう、なっぷるをトップ8に導いた《守護炎龍 レヴィヤ・ターン》である。

《“龍装”チュリス》《蒼き団長 ドギラゴン剣》を、

《蒼き団長 ドギラゴン剣》《守護炎龍 レヴィヤ・ターン》を、

そして、《守護炎龍 レヴィヤ・ターン》≪奇石 ミクセル≫を、

これまでバラバラだったパズルの欠片が1つの"答え"を導くかのように、なっぷるの盤面を築き上げてゆく。

イシン少年もこの攻勢に対して《閃光の守護者ホーリー》をシールドから導き抗うが……
《閃光の守護者ホーリー》の効果解決後になっぷるの手札から現れた《龍装者 バルチュリス》が、最後のダイレクトアタックを決めるのだった!

Winner:なっぷる
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