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超CSV新潟 :ヘッドジャッジインタビュー:森 靖亜季氏

ライター:金子 幹(鐘子)
撮影者:堀川 優一(アノアデザイン)

認定ジャッジの歴史は長い。

 2015年から始まったこの制度は、今では2000人を超える規模の公式大会でもヘッドジャッジ、サブヘッドジャッジといった参加者全員の表に立つ役職や、ジャッジマネージャーといった裏方のプロに任命されるような多くベテランジャッジを排出してきている。

 そして、本年度の超CSⅤにおいては、本会場の新潟、そして次会場の大阪にいたるまで、ある1人の人物がヘッドジャッジを務める。

 今回は認定ジャッジ1期生にして、認定ジャッジ制度発足以降、DMGP、エリア代表決定戦、超CSといった全ての公式大会の会場にジャッジスタッフとして参加した経歴を持つ、文字通りベテラン中のベテランのある方に、時間の合間を見つけて、インタビューを行うことが出来た。 ヘッドジャッジ 森 靖亜季氏


---今回もジャッジインタビュー引き受けていただき感謝です。こうしてインタビューするのは2018年の全国大会振りですね。

「あー確かに。そう考えると結構前ですね」


---実際、その頃より比べて今の自分に変化ってありますか?

「身の回りは………一旦置いといて笑 前にインタビュー受けた頃よりも知識や経験で成長してるとは思いますが、まだまだ勉強の機会は尽きないですね」


---森さんレベルでも、まだまだですか。

「いえいえ、実際自分自身の知識不足を実感することはよくありますよ」 ---この立場でもなおひたむきに学ばれる姿、本当にご立派です。せっかくなので森さんのジャッジを目指した経緯を教えてもらってもいいですか。

「ジャッジを目指した理由…といわれるとややズレてるかもしれませんが、これはもう自分はがひとえにデュエマが好きだから、ですね。実際この言葉に尽きるのかな、と」


---確かに。それが高じて今では公式大型大会のヘッドジャッジですもんね。非常に感慨深いです。ちなみに森さんって今までどのような場で公式大会のヘッドジャッジ経験おありなんですか?

「これまでだと…超CSⅢ、関西のエリア代表決定戦や、北陸のエリア代表決定戦もヘッドジャッジだったかな。直近のDMGP2023ではサブヘッドジャッジを務めました」


---やはり、というか、凄まじい経歴です。実際公式大会のヘッドジャッジって何を求められるんでしょうか。

「何より求められることは如何にその日のイベントを時間内に終わらせるかだと思います。公式大会ともなると数千人規模参加される選手の皆さんについてもそうですし、ジャッジや主催店舗のスタッフなど多くの人員が関わっているためですね。例えば今日で行くと【サガループ】の処理の対応は頻発していて、それに伴いイレギュラーな対応はかなり多かったです。そういった状況で冷静かつ迅速に最終判断を下すのが、今日の自分に求められていることかな、と」 ---ありがとうございます。確かに森さんの即断力はかなりジャッジコミュニティでも高く評価されている印象です。ちなみに…今回サブヘッドジャッジは小林さんが勤めてらっしゃいましたが、率直にいかがでしたか。

「流石に公認CSを数多くやっていることは知っているし、周囲からの信頼も厚いので、安心して彼に任せることができる場面が多かったですね。ただ、彼にとっては初のサブヘッドジャッジという大役、不安があるとは聞いていたから、そこをうまくケアして助言をできたのは今回自分にとってもいい経験になったかなと思っています」


---先んじて小林さんにもインタビューさせていただきました。小林さんもヘッドジャッジの森さんの安心感は一入だったと伺っています。それではそういった方向の話になりましたので、今後森さんの役目としては後進の育成も考えていらっしゃる認識でよかったでしょうか?

「もちろんです。ジャッジコミュニティもかなり醸成されてきたので、自分自身も更にアウトプットはしなきゃな、と思ってるんですよ」


---といいますとと?

「ありきたりですが、トラブルに対する状況に応じた凡例や対応の仕方の共有ですね。ジャッジが出す裁定って必ず0点か100点になるなんてことはなくて、こういう対応にはこういう欠点があるよね、とか。もしかしたらこういう対応の方がよかったのかも、なんてことが日常茶飯です。そういう場面ごとに応じた対応のテクニックは、もっと自分からも共有していく必要があると考えてますね」


---確かにそういう細かいノウハウの積み重ねって大事ですよね。そこで小林さんにもお伺いしたんですが、現在経験を詰まれているジャッジの方が、更にステップアップするにはどうしたらよいのでしょうか?

「一概には言えないけど、やっぱり突出したものは必要になってくると思いますね。自分で言うのは少し照れ臭いけど、自分は【現場での即断即決】が評価されて、こういう役目を担わせてもらっていると考えています」


---先ほども言われていましたが、確かに。こと「イベントを時間内に終わらせる」責任のあるヘッドジャッジの役目として、森さんが任命されたのは納得です。

「例えば、蒼君※だったら【気遣い、サポート力】、侃生※なら【知識と経験】とかね。もちろんどう評価されるかは人次第ではあるけど、日々の積み重ねと突出した能力があれば、おのずとステップアップできるんじゃないかな」
※Lv.2ジャッジ山田侃生氏大塚蒼氏のこと。どちらも本会場ではジャッジマネージャーを務める。


---確かに挙げられたお二方以外にも界隈内で評価されているジャッジの方々の多くは自身の強みを持っている方がほとんどですよね。ありがとうございました。……それでは、最後に1つ。次回の大阪会場でもヘッドジャッジを担当されると伺っています。次回への意気込みがあれば伺ってもよろしいでしょうか! 「ジャッジは参加者のみなさんに楽しんでいくために日々努力を続けています!諸々の管理方法もかなりデジタルになって、昔からは考えられないほど迅速な対応ができるように心がけていますので、安心してジャッジに頼っていただればと!そしてジャッジで稼働する皆も含めて参加者の全員が楽しめるように次回も頑張ります!」


---ありがとうございました!



次回は今月末29日大阪、今回よりも更に進化した、「即断力の鬼」ともいうべき森氏のヘッドジャッジとしての活躍を会場でぜひ見届けたい。

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