超CSⅧ北海道 Round 7:Musashi vs. みぎて
ライター:宮崎 大(アーチー)
撮影:坂井 郁弥
そして「順張り」と「逆張り」
デュエル・マスターズプレイヤーのデッキ選択も二極化されている。
そして超CSⅧ北海道、最終戦の全勝テーブル。
そこには世間の風潮からは「逆張り」と思えるデッキ同士がぶつかっていた。
今回はそのテーブルの様子をお届けしていこう。
Game
先攻:みぎて《龍風混成 ザーディクリカ》の映ったスリーブを使うみぎてだがマナチャージはスリーブではなくカードの《龍風混成 ザーディクリカ》だった。
「元々キャベツ(自然単グランセクト)を使おうと思ってたけど環境の対面が殿堂施行前では厳しかった」
「1番使い慣れてるこのデッキ使いました」
そう、このデッキは【5cザーディクリカ】。
2021年頃にはTier1として爆発していたデッキタイプだ。
今の環境では全然見ないデッキだが、稀に公認CSで結果を残しているのを見かける。
そのマナチャージを見てにやつくMusashiだが《∞龍 ゲンムエンペラー》を埋めて終了。
まだデッキはわからない。
このゲーム中で戦いの火蓋を切ったのはみぎて。
3ターン目に《天災 デドダム》をプレイし、《蒼き夢双 ドギラゴン天》を埋め《ロスト・Re:ソウル》を墓地へ送った。続くMusashiも3ターン目は《終止の時計 ザ・ミュート》をプレイし《逆転の影ガレック》を墓地に送る。
これまでマナに見えたカードは《∞龍 ゲンムエンペラー》と2枚の《オリオティス・ジャッジ》。これは恐らく、2021年で活躍し現在も再び評価が集まっている【光水闇墓地退化】だろう。
お互い2021年にルーツを持つ、元Tier1デッキが復権のパーツを手にして北海道の地の最終戦全勝テーブルで決戦。
勝つのはどっちだ。
---と思っていたのだが、勝負はあっけなく終わった。
みぎての先攻4ターン目、唱えたのは《真気楼と誠偽感の決断》。
▶カードを2枚引き、自分の手札を1枚捨てる。▶「S・トリガー」を持つカードを1枚、自分の墓地からコストを支払わずに実行する。こうして呪文を唱えたなら、それを唱えた後、墓地のかわりに山札の下に置く。
上のモードで《ドラゴンズ・サイン》を捨ててそのまま実行。
《龍風混成 ザーディクリカ》を場に降臨させ、墓地にある《ロスト・Re:ソウル》を唱えた。
Musashiの手札は全て無くなり、もう立て直すことはできなかった。2021年からそうだった。
『光水闇』は全ハンデスや墓地リセットのメタ(妨害)に弱かった。
そのため【5cザーディクリカ】を倒す、《天災 デドダム》や《Disジルコン》を採用したメタに強い『水闇自然』の墓地退化が生まれた背景があった。
その歴史をこの2025年にして目の前で感じることができ、感慨深い気持ちになった。
全ハンデスによって大量にターンを貰い、《覚醒連結 XXDDZ》から《時の法皇 ミラダンテⅫ》が革命チェンジしクリーチャーと呪文を縛り大量打点で攻め込んでゲームは幕を終えた。
Musashi「ゲンムを除去できるデッキは勝てねえ」
当たり前だ。
現環境に《∞龍 ゲンムエンペラー》を取れるデッキはほぼないし《ロスト・Re:ソウル》は飛んでこない。
そう、現環境ならね。
WINNER:みぎて
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Musashi 超CSⅧ 北海道 オリジナル構築 |
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みぎて 超CSⅧ 北海道 オリジナル構築 |
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