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超CSⅨ福岡:メタゲームブレイクダウン

ライター:小林 遼平(すばる)

 初のアドバンスフォーマットでの開催となった今回の超CSⅨ 福岡。
 普段ならばこの時期はひたすらオリジナルをやりこむ…というプレイヤーも多いだろうが、今回はそうもいかない。

 「鬼のやり込みゲー」とも称されるフォーマットを制するカギを紐解いていきたいと思う。

 超CSⅨ 新潟のカードプールからの変更点は下記の通り。

1.「悪感謝祭 カリスマBEST」追加(新潟では使用不可)
2.「キャラプレミアムパック ドラゴン娘になりたくないっ! 文化祭だョ!全員集合!!ドラ娘100%パック」
3.8月10日適用の殿堂レギュレーション


TOP128主要デッキ分布

25 4cテレポート
21 水闇デスパペット
12 ドラグナー
10 光自然ドギラゴン逆
9 4cアルファディオス
7 火闇バイク
4 光水自然ゴルギーオージャー
3 光水ヘブンズ・ゲート
3 ラッキー・ダーツ
3 水闇自然生徒会
31 その他(母数2以下)

 【4cテレポート】がシェア1位、次いで【水闇デスパペット】が2位というのは、大方の事前予想通りといえるのではないだろうか。

【4cテレポート】

 はるさメンマ
 超CSⅨ福岡
 アドバンス構築
 24 クリーチャー
2 《裏斬隠 テンサイ・ハート》
3 《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》
4 《流星のガイアッシュ・カイザー》
3 《偽りの希望 鬼丸「終斗」》
2 《斬隠蒼頭龍バイケン》
3 《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》
4 《剣轟の団長 ドギラゴン王道》
1 《時の法皇 ミラダンテXII》
2 《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》
 16 呪文その他
4 《フェアリー・Re:ライフ》
4 《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》
4 《R・R・R》
4 《鬼修羅と跳次元の決断》
 8 超次元ゾーン
1 《時空のコスモ アンタッチャブル》
1 《時空のネビュラ マティーニ》
1 《爆炎大剣 ガイサーガ》
2 《モーニング・ABYFLHA・カイザー》
1 《芸魔温泉!オンセン・ガロウズ》
1 《時空の王機ミル・アーマ》
1 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
 12 超GRゾーン
2 《サザン・エー》
1 《クリスマⅢ》
2 《カット 丙-二式》
2 《続召の意志 マーチス》
1 《全能ゼンノー》
2 《C.A.P. アアルカイト》
1 《The ジョラゴン・ガンマスター》
1 《The ジョギラゴン・アバレガン》

 《鬼修羅と跳次元の決断》+《剣轟の団長 ドギラゴン王道》を基本パッケージとしたややミッドレンジ寄りのコントロールデッキ。

 ≪ラスト・GOLDEN・ドラゴン≫でリソースと行動回数を確保し、《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》や、《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ / 「未来から来る、だからミラクル」》で相手のカウンターを徹底的に封殺する。
 また、受けの手段も《宇宙妖精エリンギ》《R・R・R》《超次元サプライズ・ホール》+《時空のコスモ アンタッチャブル》など、バリエーション豊富なため、相手に的を絞らせにくいのも特徴。

 最近はミラーマッチ(同型戦)対策として《轟く跳躍 テレポートゾーン》なども採用される傾向が強い。

【水闇デスパペット】

 まぞらー
 超CSⅨ福岡
 アドバンス構築
 17 クリーチャー
2 《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》
4 《冥土人形ヴァミリア・バレル》
4 《冥土人形クリン・ラビィ》
2 《冥土人形ウォカンナ・ピエール》
2 《アーテル・ゴルギーニ》
3 《復活の祈祷師ザビ・ミラ》
 4 ツインパクト
4 《弾手人形ジェニムーン / 月のダンスを見においで》
 19 呪文その他
4 《ジェニーの黒像》
4 《人形の裏技ペット・パペット》
4 《覇王の特権大使、キサラギ》
3 《深淵の逆転撃》
4 《メアリー・ジェニーのお茶会》
 8 超次元ゾーン
1 《時空のコスモ アンタッチャブル》
1 《覇王人形ゼナーくん》
2 《「ウチの左眼は困惑の左眼なのゼナ(>▽Ф)」》
1 《「ウチの右眼は破滅の右眼なのゼナ(Ф▽<)」》
1 《頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ》
1 《頂上の精霊 ミラクルスZ》
1 《頂上龍素 サイクリタ》

 《覇王の特権大使、キサラギ》《冥土人形ヴァミリア・バレル》を軸としたハンデス(手札破壊)コントロールデッキ。

 《覇王の特権大使、キサラギ》がもたらす単純な手数の増加、除去+ハンデスを1ターン中に同時に行えるようにするなどの、従来のハンデスコントロールが抱えていた課題を解決したデッキ。
 《冥土人形ヴァミリア・バレル》がエレメントを手札に戻すため、サイキック・クリーチャーに当てた際のリターンが通常時よりも大きいのが主な特徴。また、《冥土人形クリン・ラビィ》《鬼修羅と跳次元の決断》+≪ラスト・GOLDEN・ドラゴン≫絡みの大量展開に強く、置きドローによる継戦能力の底上げにも貢献。

 フィニッシュ方法は≪XERONARCH≫から《復活の祈祷師ザビ・ミラ》→≪勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th≫に繋げる通称「イソレイトループ」

光自然リバース

 ぜろしー
 超CSⅨ福岡
 アドバンス構築
 30 クリーチャー
4 《クイーン&かぼちゃうちゃう》
4 《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》
4 《世界のY チャクラ・デル・フィン》
3 《ポッピ・冠・ラッキー》
2 《刀志猫のプワソン》
3 《地封院ギャイ<まかしとき!>》
4 《ウィリデ・ゴル・ゲルス》
2 《天V王 エバーラスト》
4 《烈しき切札 ドギラゴン逆》
 10 呪文その他
1 《我竜塔第一層 セイント・キャッスル》
3 《プロテクション・テレポートホール》
2 《魂が休む庭園 グリーン・グランドクロス》
4 《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》
 8 超次元ゾーン
1 《ガガ・アクロアイト》
1 《時空のコスモ アンタッチャブル》
2 《千両力士 多禍の泥粋》
1 《金河刃 ニケ》
1 《時空の停滞シュタイヴァル》
1 《モーニング・ABYFLHA・カイザー》
1 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》

 次いで今回の殿堂入りにより《我竜塔第一層 セイント・キャッスル》を失い再起不能か…と思われた【光自然ウィリデ】だが、新たな相方として《地封院ギャイ<まかしとき!>》を引っ提げ再び舞い戻った【光自然ウィリデ】改め【光自然リバース】。

 2文明に絞って組み上げられたデッキは非常にまとまりがよく、安定した初動からの最速3ターン《烈しき切札 ドギラゴン逆》は対戦相手にとって、夢は夢でもまさに悪夢そのものである。

 元々の【光自然ウィリデ】よろしくメタカードの質は非常に高いため、《世界のY チャクラ・デル・フィン》《神判のカルマ コットン / ジャッジ・水晶チャージャー》《一音の妖精》など、除去耐性を持ったメタクリーチャーを多面展開し「負けない」ように盤面を作り上げていく。堅牢強固な要塞のようなデッキだ。

火闇バイク

 がらがらどん
 超CSⅨ福岡
 アドバンス構築
 31 クリーチャー
4 《燃える禁断 ドルマゲドンW》
4 《影速 ザ・トリッパー》
4 《終末の時計 ザ・クロック》
3 《轟速 ザ・ドック》
3 《偽りの希望 鬼丸「終斗」》
3 《轟く跳躍 テレポートゾーン》
3 《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》
4 《禁断の超轟速 バイオレットゾーン》
2 《禁断の轟速 ブラックゾーン》
1 《逆転の影ガレック》
 6 ツインパクト
4 《斬速 ザ・マンマ / レッド・テレポートホール》
2 《轟速 ザ・レッド / 超次元キル・ホール》
 3 呪文その他
1 《禁断 ~封印されしX~》
2 《バロメアレディの黒像》
 8 超次元ゾーン
1 《時空のプラズマ ジョン》
1 《1000KAI-如来参式》
2 《芸魔温泉!オンセン・ガロウズ》
1 《時空の忠剣ハチ公》
1 《STARSCREAM -ALT MODE-》
1 《千両力士 多禍の泥粋》
1 《勝首領龍 カツドン》
 12 超GRゾーン
2 《マシンガン・トーク》
1 《パス・オクタン》
2 《ジェイ-SHOCKER》
2 《無限合体 ダンダルダBB》
1 《全能ゼンノー》
2 《The ジョラゴン・ガンマスター》
1 《C.A.P. アアルカイト》
1 《The ジョギラゴン・アバレガン》

 逆に下馬評ほどの成績を残せなかったのが【バイク】系統だ。【デスパペット】に対して通りがよく、やるべきことの一貫性、デッキとしての筋の太さに加え、シンプルなデッキ人気からももう少し決勝進出数が伸びると予想していたのだが…今回は苦手対面の【4cテレポート】に阻まれる格好となってしまっただろうか。

 しかし、「ますますつよいパック 25の援軍」にて登場した《禁断の超轟速 バイオレットゾーン》は今までの【バイク】の常識を覆すほどの強力なカードであることは間違いないため、まだ触れたことのない読者諸兄はこの機会にぜひ。

ラッキー・ダーツ

 ガベル
 超CSⅨ福岡
 アドバンス構築
 8 ツインパクト
4 《暴発秘宝ベンゾ / 星龍の暴発》
4 《トワイライトMk.1 Type ホーガン / 「イチバンになってみせる!」》
 32 呪文その他
1 《禁断 ~封印されしX~》
4 《ロジック・サークル》
1 《ラッキー・ダーツ》
4 《超次元サプライズ・ホール》
4 《真気楼と誠偽感の決断》
1 《ホーガン・ブラスター》
4 《ドレミ団の光魂Go!》
3 《LOVE&ABYSS》
4 《オールデリート》
4 《煌銀河最終形態 ギラングレイル》
2 《最高にして彩光なる再興》
 8 超次元ゾーン
1 《ガガ・アクロアイト》
1 《ジオ・ケラサス》
2 《時空の吸引ドンドン・クロウラー》
1 《時空の停滞シュタイヴァル》
1 《勝首領龍 カツドン》
1 《時空の精圧ドラヴィタ》
1 《時空の封殺ディアス Ζ》
 12 超GRゾーン
2 《パス・オクタン》
1 《オレちんレンジ》
1 《シェイク・シャーク》
1 《ジェイ-SHOCKER》
2 《無限合体 ダンダルダBB》
1 《全能ゼンノー》
1 《ロッキーロック》
1 《C.A.P. アアルカイト》
2 《The ジョギラゴン・アバレガン》

 なお、前回のGPで猛威を振るいそうで振るわず、その後なんやかんやで印象が薄れてしまっていたかもしれない【ラッキー・ダーツ】は今大会では3名の上位入賞を輩出。参加者全体の母数から換算すると、イチバンの勝ち組は実はこのデッキなのかもしれない。
 (少なくとも筆者はこのデッキを「アドバンス何もわからないマンのブチギレデッキ」と認識していたが、使用者の弁を伺う限りどうやらそういったやぶれかぶれ(失礼!)な動機ではなく、合理的な持ち込み理由があるとのこと。
 何事も食わず嫌いせずに試さねばならぬ、ということも知れた筆者にとっても実りのあるイベントとなった。

 10月からは追加プロモーションカードとして《超次元サプライズ・ホール》の配布も決定し、ますます盛り上がりの兆しを見せるアドバンスフォーマット。

 今後のさらなる発展に期待し、今回は筆を置かせていただくこととする。


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