超CSⅨ福岡:事前メタゲーム総括記事
ライター:齋藤 陽(あーくん)
はじめに
今までオリジナルフォーマットで行われてきた超CS。この夏、アドバンスフォーマットで開催されるというニュースは、多くのアドバンスプレイヤーの心を躍らせたことでしょう。
それがアドバンスフォーマットが現在最も盛んな地域、福岡で行われるとなると、今年のアドバンス最強を決める大会と言っても差し支えないのではないでしょうか。
そして皆様ご存知の通り、この大会は殿堂入り施行後最初の週末に行われる大会なのです。
だからこそ、当日どのようなデッキが活躍するかは、正直蓋を開けてみなければわかりません。それでも、殿堂施行前の環境を踏まえて考えられる部分も少なくありません。
この記事では、これまでのアドバンス環境をおさらいしながら、当日どのようなデッキが活躍すると考えられるのかを予想しながら解説していきます。
【火闇バイク】
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火闇バイク 超CSⅨ福岡 アドバンス構築 |
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アドバンスフォーマットといえば、まず思い浮かぶのがこちらの【火闇バイク】でしょう。
2015年に《轟く侵略 レッドゾーン》や≪伝説の禁断 ドキンダムX≫がリリースされた頃から続くアーキタイプであり、その分愛着のあるプレイヤーも多いことでしょう。
「パンドラ・ウォーズ」登場以降、各種ホール呪文によって動きの幅が広がりましたが、このデッキの強化はそれだけにとどまりませんでした。
《燃える禁断 ドルマゲドンW》による≪伝説の禁断 ドキンダムX≫の封印枚数調整。
《禁断の超轟速 バイオレットゾーン》による、ハンデス戦術の強化。
《轟速 ザ・ドック》が埋める踏み倒しメタと、継続的な強化を受け、現在のアドバンス環境で猛威を奮っています。
もちろん、今まで採用されていた《終末の時計 ザ・クロック》や《ドキンダムの禁炎霊》といった強力なS・トリガーも引き続き採用されており、攻撃力と防御力を兼ね備えたデッキ になっています。
それだけではなく、《轟速 ザ・ロウィン》や《S級原始 レッドマッド》といった新たな戦術も取り入れられるようになりました。
直近の環境では入賞数も非常に多いため、当日も多くの使用者がいることが予想されます。
【4cテレポート】
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4cテレポート 超CSⅨ福岡 アドバンス構築 |
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「パンドラ・ウォーズ」で登場したカードの中で最も強力なカードは何かと問われると、プレイヤーごとにさまざまな答えがあると思います。
ですが、超次元呪文に限定するなら話は別です。ほとんどすべてのプレイヤーが《鬼修羅と跳次元の決断》の名前を挙げるのではないでしょうか。
【4cテレポート】は、《鬼修羅と跳次元の決断》を中心に組み上げられた超高性能なグッドスタッフデッキです。
《超次元サプライズ・ホール》による序盤の安定や受け性能、《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》によるメタ性能、《流星のガイアッシュ・カイザー》によるカウンター性能、《剣轟の団長 ドギラゴン王道》と《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を絡めた押し込み性能など、どこを切り取っても環境最高峰のカードパワーを感じさせます。
そして、それらすべてを繋ぎ合わせる中核となっているのが《鬼修羅と跳次元の決断》です。最もメジャーな選択肢である、≪ラスト・GOLDEN・ドラゴン≫の2体出しが通ると、リソース差は決定的となり、そのままゲームが終わることも少なくありません。
【火闇バイク】に対しては「どう受けるか」が問題になる一方で、【4cテレポート】に対しては「どうやって突破するか」を考えなくてはいけません。
春に行われたDMGP2026-1st Day2でも使用者・予選突破者ともに多く、今回も人気アーキタイプの一角を占めることが予想されます。
【水闇デスパペット】
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水闇デスパペット 超CSⅨ福岡 アドバンス構築 |
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≪伝説の禁断 ドキンダムX≫を活かす【火闇バイク】、最新のサイキック・クリーチャーを軸とする【4cテレポート】。
これらのデッキに比肩するのが、アドバンス特有のカードである「デュエリスト」を軸とした【水闇デスパペット】です。
オリジナルフォーマットでは《CRYMAX ジャオウガ》や《∞龍 ゲンムエンペラー》を使う構築が主流ですが、アドバンスフォーマットでは、ハンデス、フィニッシャー、除去をすべて兼ねる《覇王の特権大使、キサラギ》の存在により、デッキとしての強度が一段階引き上がっています。
序盤は手札破壊で相手の動きを縛り、≪XERONARCH≫によるデュエリストリンクが成立すると、《復活の祈祷師ザビ・ミラ》によるループへ移行します。
ハンデスによる制圧と、ループによる確実なフィニッシュを兼ね備えた完成度の高さから、現在ではアドバンスフォーマットを代表するコントロールデッキの一つとして定着しており、超CS福岡でも有力な選択肢となるでしょう。
ここまで挙げた3つのデッキは、現在のアドバンス環境でも特に多く入賞している、いわゆるトップメタと思われるデッキです。
参加されるプレイヤーの多くは、まずはこの3つのデッキを意識することになるでしょう。
【5cテレポート】
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5cテレポート 超CSⅨ福岡 アドバンス構築 |
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《鬼修羅と跳次元の決断》を使うデッキは、【4Cテレポート】だけではありません。
《天災 デドダム》や《~世紀末の善悪~》を使用するために闇を足した、いわゆる【5cテレポート】も環境で強い存在感を放っています。
【4cテレポート】と比較した時、《~世紀末の善悪~》や《天革の騎令嬢 ミラクルステラ》といったコントロール色の強いカードの採用が目立ちます。
これらのカードにより、同速度域のデッキに対してはリソースゲームで圧倒することが可能です。
そもそも5色デッキであるため、採用できるカードの幅が非常に広いこともこのデッキの魅力です。環境に合わせた調整の自由度も高く、まだ見ぬ最強の【5cテレポート】が福岡の地でお披露目されるかもしれません。
【ドラグナー】
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ドラグナー 超CSⅨ福岡 アドバンス構築 |
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アドバンスフォーマットといえば、やはり外せないのは【ドラグナー】でしょう。
登場以来根強い人気を誇るドラグハートを使用したデッキの総称ですが、現在主流となっているのは、《双龍覇王 モルトVERSUS》を使った火・水・自然の3文明で構成されたタイプです。
中でも、この夏はドラグハートだけではなく、サイキック・クロスギアの≪龍剣 星王紅鬼勝≫を採用した型が主流となっています。
「これがクロスされている間、自分の多色クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与え、パワーを+3000する。」
一見地味に見えるこのテキストこそが、《双龍覇王 モルトVERSUS》から《烈しき切札 ドギラゴン逆》や《完璧団長 オーパーツ銃》へ革命チェンジするためのバトンとなっています。
もちろん、《メンデルスゾーン》による超加速や、《夢双龍覇 モルトDREAM》(上記の構築には不採用)の爆発力も未だに健在です。
2025年秋にはDMGPでワンツーフィニッシュを達成したこのデッキが、この夏も環境の主役となるのか注目したいところです。
【火闇自然デモニオ】
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火闇自然デモニオ 超CSⅨ福岡 アドバンス構築 |
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DMGP2026-1st Day1では【ゴルギーオージャー】が優勝したことも記憶に新しいでしょう。オリジナル環境で活躍したデッキが、そのままアドバンスでも結果を残した好例です。
そのため、「オリジナル環境で強いデッキは、アドバンスでも強い」という認識を持っているプレイヤーも多いのではないでしょうか。
それを体現するように、アドバンスのCSでも使用者は着実に増加しています。
アドバンス向けのチューニングはまだまだ未知数ですが、《鬼黒皇グレイテスト・ジャオウガ》と《CRY-S-MAX ジャオウガ》を軸とした高い押し付け性能は、アドバンスの世界でも十分通用します。
現オリジナルフォーマットで猛威を振るっているデッキであり、大型大会でその実力が試されるのは今回が初めてとなるため、間違いなく注目株の一つになるでしょう。
【火光水ヒカリスマ】
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火光水ヒカリスマ 超CSⅨ福岡 アドバンス構築 |
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カリスマBEST発の革命チェンジデッキである【火光水ヒカリスマ】は、早くもアドバンスでも存在感を放っています。
同期の【火闇自然デモニオ】と異なり、こちらはアドバンス環境を意識したチューニングが既に進んでいる点も特徴です。
《裏斬隠 テンサイ・ハート》や《怒流牙忍法 照宝闘の術》による防御ギミックが、【火闇バイク】を始めとしたビートダウンに強く機能します。
また、アドバンスフォーマットでは各種超次元呪文に対して、《世界竜皇 ボルシャック・ヒカリスマ》のカウンター能力がより一層輝くのも魅力的でしょう。
【火闇自然デモニオ】と並び、新世代のビートダウンとしてどこまで結果を残すのか注目したいところです。
【4cアルファディオス】
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4cアルファディオス 超CSⅨ福岡 アドバンス構築 |
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《王導聖霊 アルファディオス》も《鬼修羅と跳次元の決断》と手を組み、アドバンスフォーマットで活躍中です。
一般的な【4cテレポート】との最大の違いは、やはり《支配の精霊ペルフェクト / ギャラクシー・チャージャー》の存在でしょう。
【水闇デスパペット】が幅を利かせる現環境において、最大3ドローできるブースト呪文の存在は、デッキを選ぶ強力な動機になっています。
現在は火・光・水・自然の4文明を使った構築が主流ですが、オリジナルフォーマットで流行している光水自然型が、アドバンスでも姿を見せてもおかしくないでしょう。
殿堂入りにより《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》の枚数が減ってしまいましたが、一度《王導聖霊 アルファディオス》が動き出せば、そのままゲームを決め切るだけの爆発力は依然として健在です。
【ラッキー・ダーツ】
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ラッキーダーツ 超CSⅨ福岡 アドバンス構築 |
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ここまで語ってきましたが、デュエル・マスターズのプレイヤーは先攻1ターン目に放たれる《ラッキー・ダーツ》に抗う術を持ちません。
「パンドラ・ウォーズ」発売直後の全国大会2025や、《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》登場直後のDMGP2026-1st Day1では非常に強く意識され、あまり成績を上げることができませんでした。
ですが、現在のアドバンス環境では、このデッキへの警戒は以前ほど強くないというのが自分の見立てです。
メタ外として警戒が薄れた今、このデッキが再び牙をむくのか。そこも注目したいポイントでしょう。
おわりに
以上が、超CSⅨ福岡直前のメタゲーム予想記事となります。もちろんアドバンスフォーマットのカードプールは広く、ここで触れられなかったデッキが上位へ進出することも十分考えられます。
そもそも殿堂直後であり、プレイヤー全員が未知の環境に触れることは決まっています。
そのため、「アドバンス」というフォーマット名の通り、新環境の第一歩を踏み出すのは、参加される皆さん一人ひとりです。
この記事が、参加される皆さんの助力になれば幸いです。
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