リモートデュエマスペシャルトーナメント 第4回戦 ぴゅう vs. セキボン
ライター:Daisuke Kawasaki
全国大会に出場資格としてDMGP8thでの準優勝という、超CSに続いて準優勝という成績を収めた「シルバーコレクター」セキボン。使用するのは、このリモート大会で台風の目となっているドラグ大地。
そんなセキボンが権利を獲得したのはDMGP8thの二日目。この史上初めて二日制だったDMGP8thでは様々なカードが話題を集めたが、そんな中でもひときわ印象に残るカードがあった。
それが《闇の破壊神ゼオス》だ。
関東エリア代表のぴゅうが使用するデッキが、今回《闇の破壊神ゼオス》をフィーチャーしたデッキとのこと。
というわけで、セキボンとぴゅうのマッチをお届けしよう。
先手はセキボン。1ターン目に《生命と大地と轟破の決断》をマナチャージする。対するぴゅうは《霞み妖精ジャスミン》をチャージすると、《ガガガン・ジョーカーズ》で《桜風妖精ステップル》を手札に加える。
2ターン目のマナチャージで早くもセキボンは長考の末、《ドラグ変怪》をマナチャージして《ダーク・ライフ》をプレイする。対するぴゅうは《葉鳴妖精ハキリ》を召喚と、かなり早いゲームになりそうな気配を見せてくる。
ゲームのテンポ的に、あと2~3ターン以内に回答を用意しなければそのまま負けてしまいそうなセキボン。《水の魔術師マジックス》をチャージすると、《父なる大地》をプレイし《葉鳴妖精ハキリ》をマナゾーンの《霞み妖精ジャスミン》と入れ替える。ぴゅうは、この《霞み妖精ジャスミン》を破壊し、マナ加速をする。
そして、自身のターンに《闇の破壊神ゼオス》を召喚する。セキボンは《闇の破壊神ゼオス》の効果を確認すると、自身のターンを迎える。
セキボンはぴゅうの手札が3枚であることを確認すると《絶望と反魂と滅殺の決断》をディスカード2枚で宣言。しかし、この捨てさせられた2枚は《「貪」の鬼 バクロ法師》が召喚され、シールドが手札に加えられることで回復されてしまう。そして、《「貪」の鬼 バクロ法師》はそのままセキボンへとアタック。トリガーはなく、ぴゅうは《闇の破壊神ゼオス》ではアタックせずにターンを返す。
セキボンは、マナチャージして6マナとすると、そのすべてのマナを使って、バズレンダを2回追加した《水の魔術師マジックス》を召喚。手札から《ブレイン・タッチ》と《父なる大地》をプレイ。《ブレイン・タッチ》で《葉鳴妖精ハキリ》を捨てさせると、さらに《闇の破壊神ゼオス》を《父なる大地》で《霞み妖精ジャスミン》へと変化させる。今度はぴゅうも《霞み妖精ジャスミン》をバトルゾーンに残す。
ぴゅうは、マナチャージするのみでアタックに移行、《霞み妖精ジャスミン》でまずは1枚ブレイク。《魔法学校 パクスクウガ》がトリガーし、《「貪」の鬼 バクロ法師》を手札に戻しつつ、自身はクリーチャーを戻さない。しかし、今のデュエマはメインターンにマナを使わないのは、まだ行動があるサイン。キリフダッシュで《イッスン・スモールワールド》を呼び出し《水の魔術師マジックス》へと攻撃する。
セキボンは、まずは《ダーク・ライフ》をプレイすると、さらに《絶望と反魂と滅殺の決断》でぴゅうの手札をすべて叩き落す選択を取る。ぴゅうは引き当てた《ウソと盗みのエンターテイナー》を呼び出すと、《イッスン・スモールワールド》でブレイク。これは《フェアリー・ライフ》がトリガーする。続く《霞み妖精ジャスミン》のブレイクにはトリガーはなし。これでセキボンのシールドは残り1枚となる。
マナチャージして、10マナとなったセキボン。ぴゅうの山札の枚数を聞くと、22枚。
ここは《絶望と反魂と滅殺の決断》をプレイし、《イッスン・スモールワールド》と《ウソと盗みのエンターテイナー》を破壊すると、さらにマナから《生命と大地と轟破の決断》で《水の魔術師マジックス》を呼び出し、アンタップを殴れるようにする。《魔法学校 パクスクウガ》を回収した《水の魔術師マジックス》が《霞み妖精ジャスミン》を殴ると、返しのターンでぴゅうはアクション無し。
生きてターンを迎えたセキボンは、先ほど回収した《魔法学校 パクスクウガ》を使い《水の魔術師マジックス》を手札に戻す。そして、6マナでバズレンダを2回追加した《水の魔術師マジックス》を召喚し、《父なる大地》と《魔法学校 パクスクウガ》と《フェアリー・ライフ》を回収すると、能力で《ブレイン・タッチ》と《魔法学校 パクスクウガ》を使用し、《水の魔術師マジックス》を手札に戻す。
ぴゅうは、トップデックした《ジギー“TND”ボルト/雷雲ドワン》で4を宣言しつつ攻撃する。これで最後のシールドがブレイクされたこととなるセキボン。
最終ターンとなるかもしれないこのターン、セキボンは《水の魔術師マジックス》で《ブレイン・タッチ》《ダーク・ライフ》《魔法学校 パクスクウガ》を戻すと、《魔法学校 パクスクウガ》と《ブレイン・タッチ》を使用し、手札に戻させた《ジギー“TND”ボルト/雷雲ドワン》を《ブレイン・タッチ》で捨てさせる。そして、《ダーク・ライフ》《フェアリー・ライフ》とプレイしてマナを伸ばしていく。
ぴゅうは、セキボンの墓地に《父なる大地》が何枚あるか確認する。ゼロ枚であることを踏まえてから、トップデックした《「非道」の鬼 ゴウケン齋》を召喚してターンを終える。
セキボンはマナから《生命と大地と轟破の決断》を使うと、《ドラグ変怪》を2体呼び出し、そして《父なる大地》で《「非道」の鬼 ゴウケン齋》をマナに送り、そして再び場に戻させる。これによって、《ドラグ変怪》の能力が2回誘発し、山札を10枚削る。そして、手札からはさらなる《父なる大地》。
これにより、さらに10枚、山札が減る。
Winner:セキボン
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