熊本超CS 準々決勝:モルドラ vs. ボーグのホール
新殿堂後のメタゲームはどうなるか、というのはこの熊本超CSで注目されているトピックのひとつだろう。
実際のところ、トップ32あたりからのデッキ分布をみる限り、環境は以前に比べてかなり遅くなったと考えていいと思われる。その証左として、ドギバスや火闇ドルマゲドンXが上位に目立つようになっている。
特に、ドギバス系デッキが、最新鋭の高速デッキであるビートジョッキーやジョーカーズを警戒した火闇水のカウンター型になっており、多くの速攻デッキが 《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》 の壁を乗り越えられずにいたのが印象的だ。
また、自然ループもリペアによって生き延びているものの、パーツの変化でかなり構築もプレイも難しくなっており大きく数を減らしており、現時点ですでに1人だ。
一方、新殿堂では 《スクランブル・チェンジ》 が殿堂入りしたものの、マナブーストと打点ではそんなに影響がないと思われていたモルネク系のデッキも併せて大きく数を減らしている。
全環境の覇者である2大デッキが大きく減ったことは間違いない。
そんな両雄の片割れ、モルネク使いの中で唯一トップ8に入賞したドラモルと、新環境の覇者となりつつある火闇(タッチ光)ドルマゲドンXを使用するボーグのホールの戦いをお届けしよう。
ともに地元熊本の二人。互いに≪終焉の禁断 ドルマゲドンX≫を封印して「デュエマ・スタート」の掛け声を待つ。
じゃんけんで、先手はモルドラ。まずは 《無双竜鬼ミツルギブースト》 をチャージ。対してボーグのホールは 《Dの牢閣 メメント守神宮》 をマナチャージする。
互いに2ターン目はマナチャージをするだけで終えた3ターン目。まずはモルドラが 《フェアリーの火の子祭》 でマナ加速をする。対するボーグのホールは、 《禁断の轟速 レッドゾーンX》 を見せて「この大会で最も活躍したカード」と語る 《復讐 ギャロウズ》 を3マナで召喚する。
しかし、この 《復讐 ギャロウズ》 は 《無双竜鬼ミツルギブースト》 で破壊されてしまう。出鼻をくじかれたボーグのホールは 《禁断の轟速 レッドゾーンX》 をすてつつ 《勇愛の天秤》 をプレイする。
ここでモルドラは 《超戦龍覇 モルトNEXT》 を召喚し、まず封印を外すと、パワーアタッカー+2222を付与。そして、 《闘将銀河城 ハートバーン》 を出すとスピード・アタッカーを得てアタック。
しかし、ここでブレイクされた2枚が 《禁断V キザム》 と 《熱血龍 バトクロス・バトル》 という最強クラスの2枚。これにはモルドラも「マジかと……」と一言。
ボーグのホールは、封印を外した時の能力としてパワーアタッカー+2222を選択し、強能力であるスレイヤー付与を温存しつつ 《禁断V キザム》 のパワーマイナスと 《熱血龍 バトクロス・バトル》 のバトルで 《超戦龍覇 モルトNEXT》 を破壊し 《闘将銀河城 ハートバーン》 の龍解を防ごうとする。
しかし、封印を外した後にふと気が付く。
ボーグのホール 「あ、そっちもパワーアタッカーか……」
そう、 《超戦龍覇 モルトNEXT》 は 《》 によってパワーアタッカー+2222を得ているので……ボーグのホールの想定していた手順で除去することができないのだ。結果、 《闘将銀河城 ハートバーン》 の龍解を防ぐことができない。
そして、残る3枚のシールドにトリガーはないのだった。
モルドラ 1-0 ボーグのホール
わずかなプレイミスによってGame 1を落としてしまったボーグのホール。しかし、準々決勝からは2本先取だ。
モルドラ 「次、行きましょう」
Game 1を落としたボーグのホールが先行。2ターン目に 《禁断の轟速 レッドゾーンX》 を捨てての 《勇愛の天秤》 という立ち上がり。
だが、モルドラも負けじと2ターン目に 《メンデルスゾーン》 で2マナ加速と決して譲らない。ボーグのホールは 《終断Δ ドルハカバ》 をディスカードする 《リロード・チャージャー》 でマナ加速を追いつこうとするが、モルドラは続いて 《無双竜鬼ミツルギブースト》 を使用、続くターンにモルネクの魔法の数字「7」へとマナを伸ばす準備をする。
ここで少考したボーグのホールは墓地から 《終断Δ ドルハカバ》 を召喚し、封印として墓地に落ちた 《S級不死 デッドゾーン》 へと即侵略し、3枚ブレイクする。
この 《S級不死 デッドゾーン》 はトリガーした 《熱血龍 バトクロス・バトル》 に封印解除時能力でスレイヤーが与えられ相打ちとなる。
続くモルドラは 《超戦龍覇 モルトNEXT》 は出せなかったものの、 《次元龍覇 グレンモルト「覇」》 を召喚し、即 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 へと革命チェンジし3枚のブレイクをする。ここで 《終断γ ドルブロ》 がトリガーする。
ボーグのホールは 《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》 を召喚し、3枚目の封印を外すとともにそれによって墓地に行った 《ZEROの侵略 ブラックアウト》 を回収。そして 《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》 を 《復讐 ブラックサイコ》 と2枚の 《S級不死 デッドゾーン》 へと侵略させる。
これによって、バトルゾーンの 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 を失いつつ、手札から 《次元龍覇 グレンモルト「覇」》 と 《ボルシャック・ドギラゴン》 を捨てさせられてしまうボルドギ。
しかし、 《終断γ ドルブロ》 のアタックには 《ボルシャック・ドギラゴン》が革命0トリガーし、 《超戦龍覇 モルトNEXT》 がめくれたことで、 《爆熱天守 バトライ閣》 が設置される。
モルドラは 《永遠のリュウセイ・カイザー》 を召喚しアタック、 《爆熱天守 バトライ閣》 では 《メンデルスゾーン》 がめくれ、このブレイクで 《Dの牢閣 メメント守神宮》 がトリガーする。
しかし、その後の 《ボルシャック・ドギラゴン》 への対抗策をボーグのホールは持っていなかった。
モルドラ 2-0 ボーグのホール
Winner:モルドラ
実際のところ、トップ32あたりからのデッキ分布をみる限り、環境は以前に比べてかなり遅くなったと考えていいと思われる。その証左として、ドギバスや火闇ドルマゲドンXが上位に目立つようになっている。
特に、ドギバス系デッキが、最新鋭の高速デッキであるビートジョッキーやジョーカーズを警戒した火闇水のカウンター型になっており、多くの速攻デッキが 《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》 の壁を乗り越えられずにいたのが印象的だ。
また、自然ループもリペアによって生き延びているものの、パーツの変化でかなり構築もプレイも難しくなっており大きく数を減らしており、現時点ですでに1人だ。
一方、新殿堂では 《スクランブル・チェンジ》 が殿堂入りしたものの、マナブーストと打点ではそんなに影響がないと思われていたモルネク系のデッキも併せて大きく数を減らしている。
全環境の覇者である2大デッキが大きく減ったことは間違いない。
そんな両雄の片割れ、モルネク使いの中で唯一トップ8に入賞したドラモルと、新環境の覇者となりつつある火闇(タッチ光)ドルマゲドンXを使用するボーグのホールの戦いをお届けしよう。
ともに地元熊本の二人。互いに≪終焉の禁断 ドルマゲドンX≫を封印して「デュエマ・スタート」の掛け声を待つ。
Game 1
じゃんけんで、先手はモルドラ。まずは 《無双竜鬼ミツルギブースト》 をチャージ。対してボーグのホールは 《Dの牢閣 メメント守神宮》 をマナチャージする。
互いに2ターン目はマナチャージをするだけで終えた3ターン目。まずはモルドラが 《フェアリーの火の子祭》 でマナ加速をする。対するボーグのホールは、 《禁断の轟速 レッドゾーンX》 を見せて「この大会で最も活躍したカード」と語る 《復讐 ギャロウズ》 を3マナで召喚する。
しかし、この 《復讐 ギャロウズ》 は 《無双竜鬼ミツルギブースト》 で破壊されてしまう。出鼻をくじかれたボーグのホールは 《禁断の轟速 レッドゾーンX》 をすてつつ 《勇愛の天秤》 をプレイする。
ここでモルドラは 《超戦龍覇 モルトNEXT》 を召喚し、まず封印を外すと、パワーアタッカー+2222を付与。そして、 《闘将銀河城 ハートバーン》 を出すとスピード・アタッカーを得てアタック。
しかし、ここでブレイクされた2枚が 《禁断V キザム》 と 《熱血龍 バトクロス・バトル》 という最強クラスの2枚。これにはモルドラも「マジかと……」と一言。
ボーグのホールは、封印を外した時の能力としてパワーアタッカー+2222を選択し、強能力であるスレイヤー付与を温存しつつ 《禁断V キザム》 のパワーマイナスと 《熱血龍 バトクロス・バトル》 のバトルで 《超戦龍覇 モルトNEXT》 を破壊し 《闘将銀河城 ハートバーン》 の龍解を防ごうとする。
しかし、封印を外した後にふと気が付く。
ボーグのホール 「あ、そっちもパワーアタッカーか……」
そう、 《超戦龍覇 モルトNEXT》 は 《》 によってパワーアタッカー+2222を得ているので……ボーグのホールの想定していた手順で除去することができないのだ。結果、 《闘将銀河城 ハートバーン》 の龍解を防ぐことができない。
そして、残る3枚のシールドにトリガーはないのだった。
モルドラ 1-0 ボーグのホール
わずかなプレイミスによってGame 1を落としてしまったボーグのホール。しかし、準々決勝からは2本先取だ。
モルドラ 「次、行きましょう」
Game 2
Game 1を落としたボーグのホールが先行。2ターン目に 《禁断の轟速 レッドゾーンX》 を捨てての 《勇愛の天秤》 という立ち上がり。
だが、モルドラも負けじと2ターン目に 《メンデルスゾーン》 で2マナ加速と決して譲らない。ボーグのホールは 《終断Δ ドルハカバ》 をディスカードする 《リロード・チャージャー》 でマナ加速を追いつこうとするが、モルドラは続いて 《無双竜鬼ミツルギブースト》 を使用、続くターンにモルネクの魔法の数字「7」へとマナを伸ばす準備をする。
ここで少考したボーグのホールは墓地から 《終断Δ ドルハカバ》 を召喚し、封印として墓地に落ちた 《S級不死 デッドゾーン》 へと即侵略し、3枚ブレイクする。
この 《S級不死 デッドゾーン》 はトリガーした 《熱血龍 バトクロス・バトル》 に封印解除時能力でスレイヤーが与えられ相打ちとなる。
続くモルドラは 《超戦龍覇 モルトNEXT》 は出せなかったものの、 《次元龍覇 グレンモルト「覇」》 を召喚し、即 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 へと革命チェンジし3枚のブレイクをする。ここで 《終断γ ドルブロ》 がトリガーする。
ボーグのホールは 《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》 を召喚し、3枚目の封印を外すとともにそれによって墓地に行った 《ZEROの侵略 ブラックアウト》 を回収。そして 《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》 を 《復讐 ブラックサイコ》 と2枚の 《S級不死 デッドゾーン》 へと侵略させる。
これによって、バトルゾーンの 《蒼き団長 ドギラゴン剣》 を失いつつ、手札から 《次元龍覇 グレンモルト「覇」》 と 《ボルシャック・ドギラゴン》 を捨てさせられてしまうボルドギ。
しかし、 《終断γ ドルブロ》 のアタックには 《ボルシャック・ドギラゴン》が革命0トリガーし、 《超戦龍覇 モルトNEXT》 がめくれたことで、 《爆熱天守 バトライ閣》 が設置される。
モルドラは 《永遠のリュウセイ・カイザー》 を召喚しアタック、 《爆熱天守 バトライ閣》 では 《メンデルスゾーン》 がめくれ、このブレイクで 《Dの牢閣 メメント守神宮》 がトリガーする。
しかし、その後の 《ボルシャック・ドギラゴン》 への対抗策をボーグのホールは持っていなかった。
モルドラ 2-0 ボーグのホール
Winner:モルドラ
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