DMGP2025-2nd Day1(アドバンス)決勝Round4:kaisora vs. TJM
ライター:白戸 龍之介(ドラ介)
撮影:後長 京介
デッキチェックを終え、DMGP2025-2nd Day1もついにベスト16が出揃う。この戦いを勝利したプレイヤーが《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を手にすることが出来る。
TJMは多くのCSで結果を残しているほか、 DMGP2023-1st Day1ではデュエチューブリーグに参戦が判明したすずの音と激闘を繰り広げ、準優勝、そして超CS大阪チーム戦で4位になっている超強豪。
超CS大阪のフィーチャーマッチでは今までにないカバレージにしてほしいという意向から陽気な会話をライター陣に見せてくれた。
優勝という大きな忘れ物を拾いに行きたいTJM対するはシモカワ・ゴールデン・ラビッツの電撃参入とともにデュエチューブリーグへ参戦した現代最強のデュエリスト、kaisora。
本日はなんと3回目のフィーチャーマッチだ。
2人ともDMGPのベスト8という険しい道のりに到達した経験がある超実力者となる。
kaisora「緊張してる?」
TJM「全然!お前が相手でよかった!」
席に着く前から会話を交わす2人は、談笑しながらゲームの準備を進める。
明るい雰囲気ながらも緊張感はMAX。負けられない、負けたくない戦いが始まる。
Game
先攻:kaisora順位先攻により、kaisoraからゲームが始まる。
1ターン目に両者とも《心転地と透幻郷の決断》をマナにチャージ。
【ダーバンデ】同士のミラーマッチ。
多面的なワンショット形成力を持つこのアーキタイプは、《PP-「P」》をはじめとしてそれ以外のとの戦いのために採用しているメタ(妨害)クリーチャーがお互い効かないことも多い。それ故にリストの差が、「一歩間に合わない」差となり、一歩間違えるだけでも打点形成を許してしまい、命取りとなる大きな差を生み出していく。
2人は果たしてどのような味の差を見せてくれるのか。
2ターン目。kaisoraはマナチャージのみでターンを終え、先に動いたのはTJMだ。
《神判のカルマ コットン / ジャッジ・水晶チャージャー》を召喚。
出たターンにクリーチャーは攻撃できなくなるクリーチャーで、進化速攻を主軸とする【ダーバンデ】では強力な抑止となる1枚。
kaisoraは返しのターン、《天彩の精霊ミルディアス》を召喚。
《神判のカルマ コットン / ジャッジ・水晶チャージャー》をバウンスし、《単騎連射 マグナム》がマナへと置かれる。盤面のクリーチャーを残しつつ、いかに《俳句爵 Drache der’Bande》の進化元、打点を通すかがカギとなるミラーマッチにおいて強力な1枚だ。
さらに光のエンジェル・コマンドはアドバンスフォーマットでは超次元ゾーンの加護を受け、3打点になることもできる。
クリティカルなテンポをとられたTJMは、《ピザスターのアンティハムト》をチャージすると《神判のカルマ コットン / ジャッジ・水晶チャージャー》を出し直してターンを終える。
kaisora は少し考えると、《神判のカルマ コットン / ジャッジ・水晶チャージャー》の能力を確認する。
kaisora「ああ、ゼンノーか」
TJM「いやバンノー。バンノー?」
kaisora「バンノーだわ」
そんな軽快な会話を挟みながら《キユリのASMラジオ》を唱え、kaisoraは《洗打の妖精》と《一音の妖精》を踏み倒し、無敵状態の《一音の妖精》で行動を制限する。
この隙を狙って《天彩の精霊ミルディアス》でアドバンスの味、《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》》にP侵略!シールドを3枚ブレイクしていく。
「強すぎるってぇ……」
笑いながらTJMがこぼす。
TJMは《心転地と透幻郷の決断》で《一音の妖精》を実行し、kaisoraの《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》をマナに送り、走り出す準備を整える。
返しのターン、kaisoraは再び《キユリのASMラジオ》をプレイ。
5枚見たうちの中から《一音の妖精》と《俳句爵 Drache der’Bande》をバトルゾーンへと招致する。
元々いた《一音の妖精》で《神判のカルマ コットン / ジャッジ・水晶チャージャー》を破壊し、ターンを終える。
TJMはここでじっくりと考える。
TJM「むずい…もっと楽な試合したかったな…」《ネ申・マニフェスト》をチャージすると、TJMは《一音の妖精》でkaisoraの《一音の妖精》へ攻撃するときにD・D・Dを宣言。
《心転地と透幻郷の決断》を唱え、マナ送りを2回行い、kaisoraのバトルゾーンを一掃する。
kaisoraのターン。ワンショットを容易に行える【ダーバンデ】の本領が発揮され、隙を見せたTJMに対し、《ピザスターのアンティハムト》を召喚。
さらにその能力で《ネ申・マニフェスト》をバトルゾーンへ!
TJM「やめてお願い…」kaisora「いや、俺が伝説となる瞬間を見届けろ…!」
カードを引くkaisora。「よっしゃぁ!!」
響き渡る声。《ネ申・マニフェスト》を《俳句爵 Drache der’Bande》に進化!
そして《俳句爵 Drache der’Bande》の能力によって、相棒【火水マジック】からの切り札、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》が唱えられる!!
kaisora「よっしゃあ!!!」TJM「無理!!!」
Winner:kaisora
TJM「絶対勝てよ!」
kaisora「優勝だよ!」
TJM「優勝だからな!」悔しさが滲みながらもkaisoraを激励し、固い握手を交わすTJM。
怒涛の快進撃を続けるkaisora。
強敵とのミラーマッチを制した現代最強のデュエリスト。
3度目のトップ8を勝ち取り、シモカワ・ゴールデン・ラビッツ発足直後の大型大会に十分すぎるほどの実力を見せつけた。
彼は自身の言葉通り伝説となり、TJMとの約束を守れるか。
そして一方、TJMの忘れ物がどうなるのか、それはまた別のお話。
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kaisora DMGP2025-2nd アドバンス構築 |
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TJM DMGP2025-2nd アドバンス構築 |
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