DMGP2026-1st Day1(アドバンス)Round 3:にわか vs. E-NEKO®
ライター:伊藤 敦(まつがん)
撮影:坂井 郁弥
E-NEKO®「まさかこんなところで当たるとは思わなかったんで……すごい緊張してます」
にわか「楽しんでやりましょう」
いくつもの眩いライトに照らされ、YouTube生放送用のカメラも向けられるフィーチャーマッチテーブル。普段の大会とは別世界のようなシチュエーションにはいつまで経っても慣れることはなく、E-NEKO®は何度も深呼吸をする。一方それとは対照的に、にわかは対戦相手と穏やかな表情で向かい合っていた。
DMGP2023-2nd 4位、日本一決定戦2023 準優勝、日本一決定戦2024 3位。これらの華々しい実績に加えてさらに、デュエチューブリーグの初期メンバーであり現在は「Team SAGA」所属プレイヤーとして、定期的にスポットライトを浴びる機会がある。もはや予選ラウンドのフィーチャーマッチくらいで緊張するようなヤワなハートは持ち合わせていないことだろう。
E-NEKO®「役者を目指しているので……これも良い経験になります」
「アドバンス・フォーマット」特有の仕草として、まずは互いの超次元ゾーンの確認。さらにE-NEKO®は《禁断 ~封印されしX~》も採用していることを申告してシャッフルに移るのだが、ここでE-NEKO®は封印とシールドを並べる際にカードを意図せずこぼしてしまい、ジャッジに再度のシャッフルを手伝ってもらってようやくカードを並べ終える。そんな慌ただしい様子からも、緊張度合いが窺い知れようというもの。
だが、どんなプレイヤーにも初めての機会は存在する。大事なのは、それをほろ苦い思い出ではなく眩しい思い出にできるかどうか。そして目の前のにわかは、胸を借りるのには申し分ない対戦相手。
2勝0敗同士の対決。連勝街道を突き進めるのは、はたしてどちらか。Game
ジャンケンで先攻となったE-NEKO®の1ターン目のマナチャージは早くも自己紹介を終える《ドキンダムの禁炎霊》なのに対し、にわかは《ペテンズ・ゲート》。これを見てE-NEKO®はデッキを量りかねたか、にわかの超次元ゾーンを再び確認する。それでも意を決すると、《偽りの希望 鬼丸「終斗」》チャージから《トルネード・テレポートホール》を唱え、《ギル・トップギア》を「跳次元召喚」してターンを終える。他方、返すにわかは《AQ NETWORK》をチャージすると《ドアノッカ=ノアドッカ / 「…開けるか?」》の呪文側で《ギル・トップギア》を処理。一方的な展開になるのを許さない。
E-NEKO®「ちょっと考えますね」
3ターン目を迎えたE-NEKO®は少考ののち、《斬速 ザ・マンマ / レッド・テレポートホール》チャージから《影速 ザ・トリッパー》を召喚し、そのまま攻撃させる。ここまで見えている3枚はすべてS・トリガーとはいえ、どの道ケアしきれるものではない。「侵略宣言なしでいいですか?」「はい」というやりとりの末に1点ブレイク……通る。返すにわかは《超次元サプライズ・ホール》をタップインでチャージするのみ。そして4ターン目もE-NEKO®は《影速 ザ・トリッパー》チャージから再び1点……これも通る!
それでも返すにわかは《蓄明呪文「マブシコワ・チャージャー」》チャージから、1ターン遅れの《超次元サプライズ・ホール》で《芸魔温泉!オンセン・ガロウズ》を呼び出し、1ドローから《ブレイン・スラッシュ》を捨てて《影速 ザ・トリッパー》を破壊することに成功する。攻め手を失ったE-NEKO®だったが、《トルネード・テレポートホール》チャージから《偽りの希望 鬼丸「終斗」》を召喚し、《芸魔温泉!オンセン・ガロウズ》を破壊して1ドロー。そして、時間をかけて検討する。行くか行かざるか。いつ行けるのか。「ハンド何枚ですか?」「5枚です」
悩みながらも、E-NEKO®は決断する。すなわち、「侵略」《禁断の轟速 ブラックゾーン》……残る3枚のシールドを、一撃T・ブレイク!
はたしてその中には……?

たった1枚、されど1枚のS・トリガー……《ウルの天宝》!
そしてここから、華麗なるにわか劇場が幕を開ける。《~そして覚醒へ…~》が着地し、追加したシールドからは「S・トリガー」が付与された《~世紀末の善悪~》が降臨。手札2枚を捨てると《斬速 ザ・マンマ / レッド・テレポートホール》がE-NEKO®の手から落ち、呼び出した≪GQ 亜空-6110≫でシールドを仕込む。
さらに続けてエンド前の《真気楼と誠偽感の決断》2枚でまずは《ブレイン・スラッシュ》2枚を墓地から実行。《邪眼皇アレクサンドルIII世》と《マーシャル・クロウラー》が着地する(なお《邪眼皇アレクサンドルIII世》についてはカードにはない最新テキストが更新されているので、ジャッジが説明を加えた)。

《邪眼皇アレクサンドルIII世》効果で山札から《ブレイン・スラッシュ》。蘇生は《~世紀末の善悪~》。手札と墓地を、適切に振り分けていく。さらに2回目の《真気楼と誠偽感の決断》の実行2回で1回目は《目的不明の作戦》からの《ブレイン・スラッシュ》を選択。《~そして覚醒へ…~》を蘇生すると、2回目も《ブレイン・スラッシュ》で《ドアノッカ=ノアドッカ / 「…開けるか?」》蘇生。十分に山札を掘り、「山札からの《ブレイン・スラッシュ》」「山札からの《ブレイン・スラッシュ》」「山札からの《目的不明の作戦》」という《邪眼皇アレクサンドルIII世》の効果が待機したところで、ループ証明が始まる。
「《目的不明の作戦》から打てる任意の呪文が使えるループ」、続けて「《~そして覚醒へ…~》の能力の任意回数ストックループ」……その果てに、「《コラプス・ウェーブ》を介してマナから《蓄明呪文「マブシコワ・チャージャー」》を無限に唱えるループ」。過程が複雑すぎるために時間はかかりつつも、淀みない動きでにわかが証明しきり、E-NEKO®の山札はすべて墓地へと送られたのだった(なおループ証明の内容が気になる方は、以下の生放送アーカイブで確認して欲しい)。
Winner: にわか
にわか「長々とすみません」
E-NEKO®「いえいえ。さすがに《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》じゃないか……初手埋めで《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》だと思ってたんですけど、深読みしすぎた……《真気楼と誠偽感の決断》が怖すぎて……」
残念ながら今回は役者の違いを見せつけられた形となってしまったE-NEKO®だが、次にフィーチャーマッチに呼ばれたときには、きっとこの経験を果てに飛躍した姿を見せてくれるに違いない。
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にわか DMGP2026-1st アドバンス構築 |
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E-NEKO® DMGP2026-1st アドバンス構築 |
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