超CSⅨ福岡 準々決勝:はるさメンマ vs. さっそー
ライター:山口 海斗(ジャイロ)
撮影:堀川 優一
火の国から、さっそーは【光自然ドギラゴン逆】を相棒に準々決勝まで勝ち残った。本日負けなしの快進撃は未だ留まるところを知らない。
(火の国・・・歴史的背景や地理的背景など様々な説によって、一般的に熊本県がこの様に呼ばれている)
修羅の国から、はるさメンマは【4cテレポート】を相棒に準々決勝まで勝ち残った。
予選124位上がりの全後攻、逆境を跳ね返しての快進撃だ。
(修羅の国・・・2025年のDMPランキングが熾烈を極めており、一部の東海プレイヤーから岐阜県はこの様に呼ばれている)
なお、準々決勝からは2本先取制へとルールが変わる。
負けても次がある、勝っても終わりでない、デッキを相手に知らせない、などの部分にも注目してみると面白いだろう。
どのゲームもデュエル・マスターズらしい逆転劇の応酬となっている。
Game1
先攻:さっそー
2ターン目に《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》を召喚、3ターン目に《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》を実行。さっそーが使う【光自然ドギラゴン逆】はまさに理想的な動きをみせる。
対するはるさメンマも2ターン目の《フェアリー・Re:ライフ》、3ターン目の《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》と順調にマナ加速。【4cテレポート】の本質は【ビッグマナ】。こちらも順調な滑り出しだ。
先攻4ターン目、さっそーが2体目の《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》を召喚すると、《世界のY チャクラ・デル・フィン》でシールドを増やして2体の《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》が動き出す。
このターン出した方はドローをし、前のターンからいる方は「離れない」効果を解決。そのままシールドをW・ブレイク!
はるさメンマの《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》を剥がした。
さっそーは《烈しき切札 ドギラゴン逆》を、はるさメンマは《剣轟の団長 ドギラゴン王道》を。どちらも≪ドギラゴン≫を軸にした踏み倒しを行うデッキのため、《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》は目下の警戒対象となる。
お互いに小突き合いを怠らずにゲームを組み立てる必要があるのだ。
さっそーの《世界のY チャクラ・デル・フィン》による呪文ロックのかかる中だが、《鬼修羅と跳次元の決断》のコストは「7」。何ら問題は無い。
はるさメンマは《鬼修羅と跳次元の決断》を唱えると、≪ラスト・GOLDEN・ドラゴン≫2体を跳次元召喚。
4ドローでリソースゲームを完全に制すと、再度《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》を実行してターンを終える。
このまま≪ラスト・GOLDEN・ドラゴン≫が動き続けるとゲームが崩壊する。さっそーはなるべく早くゲームを終わらせるため、《世界のY チャクラ・デル・フィン》で再度2体の《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》を起動させた。
《とこしえの超人》、《神判のカルマ コットン / ジャッジ・水晶チャージャー》の上面とそれぞれ召喚してメタ包囲網を展開。はるさメンマの切り返しに最大限注意した上で、ゲームを畳むべく《世界のY チャクラ・デル・フィン》が動いた。
《世界のY チャクラ・デル・フィン》の攻撃に対し、はるさメンマは増やした手札で対応する。
ウラ・ニンジャ・ストライク、《裏斬隠 テンサイ・ハート》!
捨てる効果で《斬隠蒼頭龍バイケン》を繰り出すと、≪神判のカルマ コットン≫を手札に押し戻した。
これにより【水闇デスパペット】の手札破壊に対しても抗えるようになり、今回のように意識外の除去を放てるのだ。
≪神判のカルマ コットン≫は失ったが、さっそーの攻撃は続く。《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》でシールドをW・ブレイク。
すると《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》がS・トリガー、《とこしえの超人》も手札に返る。はるさメンマが、さっそーのメタ包囲網を完全に突破した!
はるさメンマのターン、まずは《偽りの希望 鬼丸「終斗」》を召喚して《世界のY チャクラ・デル・フィン》をバトルで破壊。
タップ状態の《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》に向けて攻撃し、バトルで破壊。
《斬隠蒼頭龍バイケン》の攻撃時には《剣轟の団長 ドギラゴン王道》も着陸し、さっそーのクリーチャー群を完全に蹴散らしてターンを終えた。
手札に戻された《とこしえの超人》、≪神判のカルマ コットン≫を再度展開したさっそーだが、はるさメンマの盤面は十二分に広がり切っている。この超・過剰打点に対してこれらのメタカードはもう遅い。
返すはるさメンマのターン、《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》、《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》とフィニッシャーを並べると、追加ターンも絡めてさっそーのシールド合計9枚を削り切って1勝を収めた。
はるさメンマ 1-0 さっそー
さっそー「全然《烈しき切札 ドギラゴン逆》が見えない~!」
あと一歩の出力が足りなかったさっそー。7ターンに渡る激しい応酬を経て、はるさメンマが【カウンターバイケン】ギミックの利を活かして制した。
一方で、この1戦に時間の半分が使われており、ジャッジから残り時間のアナウンスが入る。両プレイヤーは再度気を引き締めてGame2へ。
Game2
先攻:さっそー《クイーン&かぼちゃうちゃう》と≪神判のカルマ コットン≫を添えて、《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》をひたすら連打するさっそー。
マナゾーンに《暴龍のT ミリオンベジータ》が埋まったことから、手札を全て使い切ってでも9マナ域を目指しての進行を見据えたようだ。
はるさメンマは《鬼修羅と跳次元の決断》で《クイーン&かぼちゃうちゃう》を超次元ゾーンに封じると、≪ラスト・GOLDEN・ドラゴン≫を跳次元召喚。
手札0枚のさっそーに対してリソースゲームでの優位を狙う。
対してはるさメンマはリソースの化身ともいえる≪ラスト・GOLDEN・ドラゴン≫を設置完了。勝負アリか。
が、ここでさっそー。渾身の《神判のカルマ コットン / ジャッジ・水晶チャージャー》をトップドロー!
下面を唱えて≪ラスト・GOLDEN・ドラゴン≫を除去しつつ、チャージャーによってマナを伸ばす一挙両得の一手で切り返す。
さらにさっそー。《天V王 エバーラスト》をトップドローし召喚すると、9マナ域のゴールを更に盤石なモノとし、はるさメンマへプレッシャーをかける。
さらにさらにさっそー。《地封院ギャイ<まかしとき!>》をトップドローしてマナのジャンプアップとマナ武装の達成を一度にこなした。ここでついに8マナ域まで到達!
怒涛のトップドローという離れ技を魅せ、手札0枚からゲームを取り戻したさっそー。
一方ではるさメンマは≪ラスト・GOLDEN・ドラゴン≫を失ったのが大きかったか、思うように動けずでターンエンドを続けてしまう。
そして迎えた9マナ域。
《暴龍のT ミリオンベジータ》が召喚されると、《地封院ギャイ<まかしとき!>》の効果で《烈しき切札 ドギラゴン逆》をマナゾーンから回収。
《暴龍のT ミリオンベジータ》、《天V王 エバーラスト》、《烈しき切札 ドギラゴン逆》と立ち並ぶ不動のクリーチャーを前に、はるさメンマはたまらず投了を宣言した。
はるさメンマ 1-1 さっそー
初めて当てたSRが《緑神龍ディルガベジーダ》で、それが大好きでデュエル・マスターズを続けていると話すのははるさメンマ。
そのリメイクカードである《暴龍のT ミリオンベジータ》の強さは彼の良く知るところだろう。これ以上のデッキバレを嫌っての投了だ。
後にさっそーは語る。
さっそー「《地封院ギャイ<まかしとき!>》と《暴龍のT ミリオンベジータ》が使いたくて、それを元にデッキを考えたらこのデッキになりました。」
自身の使いたい2種のカードを活かしての勝利に安堵の表情を溢すさっそー。
互いのデッキはもう割れた。目指すべき進行も見えた。
あと1戦、次の1戦を勝った方が準決勝まで進める。時間もあまり多くない。
両プレイヤーは勝利に向けて、対戦の準備を整えた。
Game3
先攻:はるさメンマはるさメンマ「初先攻だ~!」
予選124位なのもあり、このGame3まで常に後攻で戦ってきたはるさメンマ。単純に喜びを隠せていない。だが、先に動いたのは後攻のさっそー、2ターン目に《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》を召喚した。
はるさメンマもさっそーも、3ターン目は同じく《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》の実行でマナを伸ばす。となると、《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》があるさっそーは先んじてはるさメンマの《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》を割りに行く。
はるさメンマは《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》を召喚すると、次ターンに唱える用の《鬼修羅と跳次元の決断》を回収、《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》自身を手札に戻してターンを終えた。
【光自然ドギラゴン逆】相手に攻撃先を残さないことを徹底した一手である。
返しにさっそーがプレイしたのは《地封院ギャイ<まかしとき!>》。マナ加速・マナ回収の優秀さは顕在だが、マッハファイターはスカされて100%は機能しない。
サーチした《鬼修羅と跳次元の決断》を唱えるはるさメンマ、このターンに勝負を仕掛けた!
「跳次元召喚6」を2回選択し、召喚したのは≪ラスト・GOLDEN・ドラゴン≫と≪芸魔極楽!ガロウズ・ゴクドラゴン≫。
≪ラスト・GOLDEN・ドラゴン≫の効果で2マナをアンタップすると、≪芸魔極楽!ガロウズ・ゴクドラゴン≫でさっそーに向けて攻撃。
D・D・D、《剣轟の団長 ドギラゴン王道》!
≪芸魔極楽!ガロウズ・ゴクドラゴン≫がさっそーの《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》を破壊するのを待ち、《剣轟の団長 ドギラゴン王道》が動く!
……動くはずだった。
はるさメンマ「え---!」
さっそー「これは沁みる!」
さっそーのデッキ内、4枚しか無いG・ストライク。
≪芸魔極楽!ガロウズ・ゴクドラゴン≫が《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》を破壊する過程で唯一シールドをブレイクするこの一瞬。土壇場でG・ストライクを引き当てるとはるさメンマ渾身の一手を喰い止めて自身のターンとした。
《世界のY チャクラ・デル・フィン》を出し、《剣轟の団長 ドギラゴン王道》をタップフリーズすると《地封院ギャイ<まかしとき!>》の効果も解決して《烈しき切札 ドギラゴン逆》を回収。
《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》の効果はもちろん1ドローだ。
「離れない」効果を選ばなかったのは、離れてほしかったから。
《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》の攻撃時、革命チェンジ《烈しき切札 ドギラゴン逆》!
タップ状態の≪芸魔極楽!ガロウズ・ゴクドラゴン≫を踏みつけつつ、極限ファイナル革命でこのターンに出した《とこしえの超人》や≪神判のカルマ コットン≫は「離れない」効果を与える。おまけの《叡智のW インビンシブル・ギャラクシー》まで添えて、さっそーのクリーチャー群は例えパワーが0になり続けてもバトルゾーンに定着し続けることとなった。
はるさメンマ、終了時の《流星のガイアッシュ・カイザー》宣言や《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》によって何とか一矢報いようとするが、「離れない」《とこしえの超人》も、「離れない」≪神判のカルマ コットン≫も重たく、一切の身動きが取れずターンを終える。
トドメは9コスト、「離れない」《暴龍のT ミリオンベジータ》!
最後は《世界のY チャクラ・デル・フィン》がダイレクトアタックを果たし、さっそーが準決勝までコマを進めた。
はるさメンマ 1-2 さっそーWinner:さっそー
(Game3、《とこしえの超人》のG・ストライクを踏んだことについて)
はるさメンマ「悔しい~。残りのシールドも見て良いですか?」
さっそー「見ましょう!……危ない!」
《烈しき切札 ドギラゴン逆》2枚に《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》2枚の4枚。
もし≪芸魔極楽!ガロウズ・ゴクドラゴン≫がブレイクしたもう1枚のシールドが他の1枚なら……。きっと違った展開が広がっていたことだろう。
紙一重のゲームを制したさっそーに拍手を送りつつ、本文を締めたい。
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はるさメンマ 超CSⅨ福岡 アドバンス構築 |
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さっそー 超CSⅨ福岡 アドバンス構築 |
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