DMGP2026-1st Day1(アドバンス)Round 8:ラキ vs. けいす
ライター:原田 武(たけじょー)
撮影:坂井 郁弥
そしてそこはプレイヤーが対戦の前に関わることが出来る、数少ない意思決定の場所でもある。
大型大会で結果を残したデッキ。友人から薦められたデッキ。たまたま手元にあるデッキ。新カードを詰め込んだデッキ。インフルエンサーが紹介したデッキ。あるいはもっとシンプルに、好きなデッキ。
さて、何を使おうか?
DMGP2026-1st Day1予選ラウンド8回戦。ここで向かい合うラキとけいすは、それぞれの理由でもって、あえて現在メジャーとは言えないデッキを持ち込んだ剛の者だ。
「安心安全」から逸脱する勇気。保証された強さではなく、自分だけの強さを見つけ、かつそれに賭けようという意思。
そんな共通点を持つ二人が、雌雄を決する。
GAME
先攻:ラキけいすの使用デッキは【水自然ジャイアント】。使い慣れていたということ以上に、環境にマッチしていると判断したことが大きな使用動機となったとのこと。
けいす「《とこしえの超人》《キャディ・ビートル》が強いこともあるんですけど、面を増やすデッキが増えてるんですよね」
《大集合!アカネ&アサギ&コハク》や軽減サイキック・クリーチャーなど、初動をクリーチャーに委ねるアーキタイプが増加する昨今。相手の初動を踏み台にしてマッハファイターで展開する構造が、改めて強力なものとなりつつあるのではないか。
その判断は正しかった。一度【火闇侵略】に殴り倒され1敗をつけたものの、その他の試合では問題なく勝ち進んだ。そして今回の対面ラキのデッキもまた、早期からのクリーチャー展開を旨とするものだった。けいすの読み通りと言える展開。
……が、しかし。同じ「早期の面展開」という事象であっても、ラキのそれは特級の例外と言えるものだったのだ。
1ターン目《我竜塔第一層 セイント・キャッスル》。
続けて2ターン目、《ウィリデ・ゴル・ゲルス》!最新ギミック、G城の中でも最軽量の1枚が実現した超ムーブ。これでけいすの各ターン最初のアクションに、ラキがカウンターを合わせられるようになる。
しかも、その踏み倒し幅はコスト参照。この時けいすの用意していたムーブは《とこしえの超人》→ハイパーエナジー《爆翠月 アカネ》というものだったのだが、これを実行した途端に5コスト以下を出し返されてしまうこととなるのだ。
とはいえ、ただ座して待つわけにもいかない。リスク承知で《爆翠月 アカネ》を通しに行くけいす。
これに対しラキは《世界のY チャクラ・デル・フィン》を合わせ、マッハファイターを封殺。返すターンで《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》と《我竜塔第一層 セイント・キャッスル》を追加し、《爆翠月 アカネ》へと殴り返して終える。
シールド追加に反応してリソースを稼ぐ《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》の着地により、みるみるうちにラキの優位は確かなものとなっていく。
《轟腕のR ダグラジャパニカン》を《検問の守り 輝羅》でカウンターし、相手のチャージエンドを見て《ヴァリアブル・ポーカー》。《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》の効果が7回誘発、これは全てドローに充てる。
けいすも一矢報いんとじりじりマナを貯め、《超重竜 ゴルファンタジスタ》を召喚するのだが……後に続くはずのジャイアントは《検問の守り 輝羅》で沈黙。さらには《ウィリデ・ゴル・ゲルス》によって《聖カオスマントラ》がエントリー!
相手の一挙手一投足に張り付いての展開で、静かに着実に反撃の目を摘んでいく。その様子、さながら冷酷なメカのごとし。かろうじて生き残った《超重竜 ゴルファンタジスタ》の終極宣言で喰らいつこうとするけいすではあるものの、大量のドローと《ヴァリアブル・ポーカー》で山札を1周させたラキに、これ以上のロングゲームに付き合う義理はない。
再度の《ヴァリアブル・ポーカー》で再度シールドを入れ替え、《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》効果で場のクリーチャーを全てタップ。盤面を盤石にしたうえで一斉攻撃!
力なく《とこしえの超人》を見せるけいすだが、ラキのクリーチャー軍団を止めるにはとても足りない。
地上戦のジャイアントと、数で攻めるメカの対決は、メカこと【光単ウィリデ】に軍配が上がった。
WINNER:ラキ
ラキ「先攻《我竜塔第一層 セイント・キャッスル》《ウィリデ・ゴル・ゲルス》、ほぼ特殊勝利みたいなものなので」
友人達との調整の末創り上げた、最新の【光単ウィリデ】。ラキたちの放った新星の、今後の輝きに注目だ。
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ラキ DMGP2026-1st アドバンス構築 |
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けいす DMGP2026-1st アドバンス構築 |
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