デュエル・マスターズ

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全国大会2024 Round 5:Rikky vs. リノグレ

ライター:秋山 大空
撮影:坂井 郁弥

 好評発売中「デュエル・マスターズ DXカードスリーブ 鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ 希望小売価格792円(税込)」

 席に着いた二人は、同じスリーブを使用していた。

Game

 スリーブについて話す二人の戦績は共に5-0。ここで勝てば予選確定上がりの勝負どころ。

Rikkyは12月から使用している【鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ】を、魔王軍で共有しオリジナルへ持ち込んだ。

Rikky「このカード(《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》)めちゃくちゃ好きなんです」

 アドバンスでの使用も考えていたそうだが、そちらは形にならず断念。

 とは言え発売直後からの一週間で、3回ものCS優勝を勝ち取れたカードに魅了されるのは必然かもしれない。

 2ブロックとオリジナルのCSを、3ヶ月間共に駆けた《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》

 全国大会で使うなら、確かにこのスリーブしかない。

リノグレが使用するのは北海道エリア予選から使い続けている【ジャイアント】。

 2ブロックフォーマットで行われたエリア予選では【ジャイアント】、アドバンスの使用デッキも【ジャイアント】、そしてオリジナルの使用デッキは【ジャイアント】。

リノグレ「エリアで触って、制限のない《蒼き団長 ドギラゴン剣》みたいな気持ちよさにハマっちゃいました」

 11月からの全国大会までの道のり、3つのフォーマットを【ジャイアント】一本で征く選択から、どれだけハマったかが伝わってくる。

 残念ながら「デュエル・マスターズ DXカードスリーブ 超重竜 ゴルファンタジスタ」は存在しないが、それ故にRikkyと同じスリーブを使用する機会が生まれたのかもしれない。(「デュエル・マスターズ DXカードスリーブ チアスカーレット アカネ 望小売価格792円(税込)」は存在するが、ここはやはり《超重竜 ゴルファンタジスタ》が欲しいところである)

 去年の暮れから数か月。ひとつのデッキを愛用し続けた二人は、予選確定抜けを賭けてぶつかり合う。

先攻:リノグレ  Rikky《飛ベル津バサ「曲通風」》召喚からスタート。

 リノグレは3ターン目に《同期の妖精 / ド浮きの動悸》を召喚するが、多色をマナに置いたことによってRikky《偽りの希望 鬼丸「終斗」》を許す。

 ≪ド浮きの動悸≫で《飛ベル津バサ「曲通風」》を手札に戻し、《アシステスト・シネラリア》を召喚。

 一方Rikky。召喚したのは【ジャイアント】にとって致命的なカード《ボン・キゴマイム / ♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》 Rikky「【ジャイアント】はあんまり有利じゃないんですよね」

 しかし、≪ボン・キゴマイム≫を引けたのであればゲームはRikky側に傾く。

 《チアスペース アカネ》《アシステスト・シネラリア》を並べ手札を回すリノグレ

 Rikkyも追加の《偽りの希望 鬼丸「終斗」》で、《アシステスト・シネラリア》を削りながら2枚ドロー。  相変わらず≪ボン・キゴマイム≫は重いものの、マナが伸びればやりようはあるのが【ジャイアント】。

 リノグレは少し考えた後《銀河竜 ゴルファンタジスタ》《キャディ・ビートル》を召喚。

 次ターンの決着を見据え、《チアスペース アカネ》でシールドをブレイク。  リノグレにとって一番まずいタイミングの《修羅の死神フミシュナ / 「この先は修羅の道ぞ」》

 1回目で《銀河竜 ゴルファンタジスタ》、2回目で《アシステスト・シネラリア》を手札に戻し、バトルを肩代わりできるものはいなくなった。

 タップされた《チアスペース アカネ》《偽りの希望 鬼丸「終斗」》で殴り返し、Rikkyは更にドローを進める。

 再び《銀河竜 ゴルファンタジスタ》が召喚されるが、手札には既に致命的足り得る差がついている。

 Rikky《アーテル・ゴルギーニ》を召喚。≪修羅の死神フミシュナ≫を蘇生しつつ邪魔な《キャディ・ビートル》をどけ、《飛翔龍 5000VT》で1ターン稼ぐ。

 更にターンを跨いで2体目の《飛翔龍 5000VT》《単騎連射 マグナム》で蓋をし、その2体をタップ。

 満を持して登場した《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》リノグレのシールドを削り、残りのクリーチャーがダイレクトアタックまで押し込んだ。

Winner:Rikky

リノグレ「≪ボン・キゴマイム≫…そうですよね~」

Rikky「まあ、ジャイアントは、いるかなと」

 今回危なげなく試合を制し、ほっとした様子のRikky

Rikky「【ファイアー・バード】が多いのは嬉しいんですけど、ここまで【ジャイアント】が多いのは結構頭を抱えてます」

 《アリスの突撃インタビュー》を持つ【ファイアー・バード】には通りが悪い≪ボン・キゴマイム≫を削っており、現在2枚。

 オリジナルの使用率1位は【ファイアー・バード】なのでRikkyの予想は概ね当たっているが、使用率が2位になるほど【ジャイアント】が多いことは、Rikkyも予想外だったようだ。

 一方、一本先取の悲しき宿命。不利対面が比較的少ない【ジャイアント】の本領を出し切れなかったリノグレ

 しかし、まだ道は続いている。

 先に本選進出を確定させたRikkyに続くため、リノグレは次の試合に臨む。

 日本一を手にするのは一人だけ。もしかしたら、道中で再び対戦することになるかもしれない。
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