全国大会2025 Round 2:ユグ vs. Ruka jr.
ライター:河野 真成(神結)
撮影:坂井 郁弥
デュエル・マスターズは、世代を超えて遊べるカードゲームだ。
2001年に子どもだった僕らは、今は大人としてこのゲームを楽しんでいるし、当時まだ生まれていなかったプレイヤーたちもまた、この日もどこかで勝利を懸けて戦っているのだ。
ジュニアグランプリというイベントが開始されたのも、もう3年も前のことになる。
ルールはシンプル。小学生限定の大会だ。
元々は「D4」を決める戦いであったが、今年度より少し姿を変え、優勝者は全国大会への出場権を得られるようになった。
ここで優勝したRuka jr.は、いまここで行われている全国大会で戦っている。ジュニア王者の看板を背負って。
当然ながら、ジュニア王者としては全国に立つ最初のプレイヤーだ。
ゆえに、1つの勝利・1つの結果が新たなデュエマの歴史として刻まれることになる。初戦こそ敗れてしまったものの、この大会で確かな爪痕を残せるだろうか。
対するは、中四国を制したユグだった。
先攻:Ruka jr.
先攻のRuka jr.は手札を見比べると、《料理長のラビシェフ》を埋めてターンを終了する。使用デッキは、【ドリームメイト】だ。対してユグは《剣轟の団長 ドギラゴン王道》をマナチャージ。アドバンスで流行を見せる、闇抜きの《剣轟の団長 ドギラゴン王道》のデッキだろうか。続く2ターン目、Ruka jr.は《配膳犬のトレス》を召喚する。
効果で山札3枚を捲ると、そこには《森夢のイザナイ メイ様》2枚と《料理犬のヴィヤンドゥ》の姿があった。Ruka jr.はそこから《料理犬のヴィヤンドゥ》をチョイス。ユグは思わず苦笑いを溢す。
当然ながら、手札にはチラリと《森夢のイザナイ メイ様》の姿が映っている。次の動きは間違いなく《森夢のイザナイ メイ様》の召喚からの光臨だろう。
とはいえ未来が見えたところで、ユグはそれを変えることが難しい。このターンは《大集合!アカネ&アサギ&コハク》を埋めて、終わりとなった。
Ruka jr.は予定通り《森夢のイザナイ メイ様》を召喚すると、《配膳犬のトレス》のハイパーモードを解放。そしてターン終了時に《光夢龍フィオナ・フォレスト》を光臨させ、更に効果で《PP-「P」》の追い討ちも決まる。

ドリームメイト最強の動きがさく裂し、絶体絶命のユグ。
《PP-「P」》に支配され、《流星のガイアッシュ・カイザー》も《偽りの希望 修羅丸「終斗」》も着地出来ない。
返しのターン、ユグがプレイしたのは《大集合!アカネ&アサギ&コハク》。こうしてRuka jr.の《PP-「P」》の効果が起動する。マナを伸ばし、そのまま《お目覚めメイ様》が手札に加わった。
ターン開始時、再度《光夢龍フィオナ・フォレスト》が起動して《料理犬のヴィヤンドゥ》を投下。
更にターン開始後、《刀志猫のプワソン》を召喚すると超次元ゾーンから《千両力士 多禍の泥粋》をプレイし、ユグの手札から《流星の逆転撃》を叩く。

更に更に、残ったマナから《お目覚めメイ様》を投下して、次ターンのフィニッシュの準備を進める。
そして《料理犬のヴィヤンドゥ》のハイパーモードを解放させると、マッハファイターで《大集合!アカネ&アサギ&コハク》を破壊。効果によって、マナに落ちた2体目の《お目覚めメイ様》が登場する。
ドリームメイトは、止まらない。
ターン終了時に《森夢のイザナイ メイ様》から《刀志猫のプワソン》を追加すると、超次元から相手の攻撃を封じる《時空のコスモ アンタッチャブル》を追加。
こうしてRuka jr.は、万全と言える盤面を組み上げた。
苦笑いを越え、笑いも見せるユグ。
大人しく下駄を預けるように、マナチャージのみでターンを終了した。
この時点でバトルゾーンにはドリームメイトが8体いる。メイメイトレメイヴィヤプワプワフィオナ。更にオマケの、メタクリーチャーたち。
やがてRuka jr.は、《お目覚めメイ様》の攻撃を宣言。

それはデュエル・マスターズの歴史に、新たな1ページが刻まれたことを意味していた。
WINNER:Ruka jr.
先日、初代D4の1人であるしゅんまるがCS会場に遊びにきていた。
あれからもう3年になるということで来年度は高校受験シーズンになるらしいのだが、本人の話によると4月のグランプリには参加する予定とのことだった。
この日のRuka jr.は初戦こそ敗れてしまったものの、最終戦績は5-3と勝ち越し、予選突破まであと一歩に迫った。ジュニア王者としての力に間違いがないことを結果で示した。
彼がまた来年全国大会を目指すのかどうか、それは本人に聞いてみないとわからない。仮に聞いたとて、気が変わることもあると思う。それでいいと思っている。
きっと我々のやるべきことは、彼らがデュエル・マスターズをやりたくなったときに、それがいつでも叶うよう努力し続けることなのだろう。
ジュニアグランプリは、23年より毎年1回開催が続いている。
来年度もまた、ジュニア王者がこの舞台で素晴らしい戦いを披露してくれると信じている。
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