超CSⅦ横浜 準々決勝:ZweiLance Channel vs. LikiめのDMstudio
ライター:伊藤 敦(まつがん)
撮影者:出端 敏夫
約1100チームが参加したこの大会も、残りはたったの8チーム。そしてここまで来た段階で、24人のデッキの内訳は以下のようになった。
6 コンプレックス
5 ヘブンズ・ゲート
5 ファイアー・バード
3 ゴスペル
2 闇自然アビス
1 火水マジック
1 ドリームメイト
1 ゲイル・ヴェスパー
四強環境。「ファイアー・バード」の一強とも懸念されていたが、蓋を開けてみれば事前記事で注目されていたアーキタイプがほぼ横一線で並ぶ結果となった。
ただ他方で、四強に含まれないデッキも勝ち残っている。そしてこれだけ見ると、「コンプレックス」「ファイアー・バード」「闇自然アビス」とか、「ヘブンズ・ゲート」「ゴスペル」「ゲイル・ヴェスパー」といった具合に、それらは8つのチームにバラバラに配置されているように見える……かもしれない。
大いに違う。しかし、そう考えるのも仕方のない話ではある……何せ、想像できないだろうからだ。「コンプレックス」も、「ヘブンズ・ゲート」も、「ファイアー・バード」も、そして「ゴスペル」も。四強を一つもチームデッキに採用せず、それでいてトップ8にまで勝ち残っているチームがあるなどとは。
勝敗を分けるもの、それはエゴだ。
デュエチューブリーグの「Team SAGA」で活躍する、DMGP7th3位や超CSⅤ大阪トップ8、2023年度日本一決定戦トップ8といった華々しい戦績を持つZweiLanceと、DMGP8th1日目優勝にして2019年度の日本一決定戦3位、DMGP2023-1stトップ8などコンスタントに好成績をしかも独自のデッキで残すおんそく。 その2人に「アドバンスの達人」たるあんだんてを加え、「闇自然アビス」「闇自然アビス」「おんそく謹製ゲイル・ヴェスパー」という今回のメタゲームにおいてあまりにも異質すぎる布陣で臨んだのがチーム「ZweiLance Channel」だ。何しろ既にトップ16の時点で、これらのデッキを使っていたのは彼らだけだったのである。
大会前日に行われた殿堂発表によって、《邪幽 ジャガイスト》は8月17日以降1枚しか使えなくなることが決まっている。ゆえに、活躍させるならば今回が最後の大型大会となる。有終の美を飾るならば絶好の機会だ。何より、殿堂させたのは俺たちだと言いたいのだ……エゴとエゴとエゴがぶつかり合う3トップ。それが彼らの矜持だ。
それに対し。
勝敗を分けるもの、それは絆だ。
デュエチューブリーグの「魔王軍」で活躍するりっきーが出演しているYouTubeチャンネル「りきめのDMstudio」。そこでの相方役であるmenoが、Limとみれちゃそを招聘したのが「LikiめのDMstudio」だ。 兵庫、石川、大阪とそれぞれ離れてはいるものの、リモートでの情報交換で練度を高めてきた。menoはメンバー選びに加えABCの席順やチームの雰囲気を意識したと語る。自身は鷹揚に構えて相手に考えさせることが多い「ヘブンズ・ゲート」を使い、指令塔として両脇の「ファイアー・バード」2人の相談に都度のれる体制。個々の実力を何倍にも底上げできるこの形は、チーム戦の大会における一つの到達点とも言える……互いを気遣いつつも一歩ずつ着実に頂上を目指すザイルパートナー。それが彼らの回答だ。 ここからは各人2ゲーム先取となる。トップ4進出をかけた熱い大一番から、A席のあんだんてとLimの対戦をお届けしよう。
Game 1
予選ラウンドの通過順位で先攻はLim。《龍后凰翔クイーン・ルピア》チャージで自己紹介を済ませたLimに対し、あんだんてのマナチャージは《フェアリー・Re:ライフ》でデッキを絞らせない。返すLimは2ターン目から早くもmenoに手札を見せて相談し、《龍后凰翔クイーン・ルピア》2枚目をチャージして多色を処理。対するあんだんては《謀遠 テレスコ=テレス》チャージからの《フェアリー・ライフ》で遅れて正体を現した形だ。その返し、3ターン目の《ポッピ・冠・ラッキー》がLimの初動となる。「メクレイド」は止められないものの、墓地からの蘇生をケアしてアビスの展開力のうちの半分を封じる。一方あんだんてはそちらが遅延を図るならばと《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》を送り出す。 公開されたLimの手札は《ハンプティ・ルピア》《アリス・ルピア》《アリスの突撃インタビュー》というもの。単色を捨てさせて返しのターンのインタビューの余地をなくすか、《ハンプティ・ルピア》を落としてリソースゲームでの優位を確立しにいくか。もし3枚目の《龍后凰翔クイーン・ルピア》をトップされると凄まじい裏目になりうるが……こちらもB席のZweiLanceに相談しながら進行する。
あんだんて「まあでも、直接何かされるわけじゃないし」
結論は、《ハンプティ・ルピア》。そして返すLimは《アリス・ルピア》をマナチャージし……そのままターンエンド!
この4パスで俄然優位に立ったあんだんては、続けて《謀遠 テレスコ=テレス》を召喚。そのままLimのターン開始時にランダムで《アリス・ルピア》を捨てさせる。カードを引いたLimは苦しげに悩んだ末、5マナ目への到達を優先して《アリスの突撃インタビュー》をマナチャージしてから、このターン引き込んだ《ハンプティ・ルピア》を召喚。《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》《ア:エヌ:マクア》《ドミー=ゾー / 「倒したいか?」》という3枚の手札から《ア:エヌ:マクア》を落としつつ《謀遠 テレスコ=テレス》をも同時に処理することに成功する……だが、これでLimの手札は完全に尽きてしまう。 とはいえ、あんだんても決め手を引き込めていない。《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》で《ハンプティ・ルピア》を除去するが、蘇生は《ポッピ・冠・ラッキー》で止まっているためシステムとしては機能しない。他方返すLimは《マジシャン・ルピア》を連鎖させ、盤面を並べつつ手札1枚を抱えてターンエンドする。するとここであんだんては《邪幽 ジャガイスト》を送り出し、抱えた手札を捨てて渾身の「メクレイド」……だが首を傾げ、2体目の《邪幽 ジャガイスト》を送り出すにとどまる。その後《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》で攻撃し、「シビルカウント」能力で墓地の《ハンプティ・ルピア》の能力を奪って手札の《ルピア&ガ:ナテハ》を落としつつ《マジシャン・ルピア》を破壊。ブレイクが通る。
返すLimは《ハンプティ・ルピア》チャージからの《ハンプティ・ルピア》召喚。だがあんだんての手札も既になく、空出しにとどまる。はたしてどちらが先に均衡を崩すのかという状況。
ZweiLance「とりあえず勝った」
そんな中、B席からの1ゲーム先取の報告。これに対しあんだんても、どうせお互い手札も空だしとLimに聞かれるのも構わず状況を素直に報告する。
あんだんて「いやー、ジャガのメクレイド外して何とも言えない……うわっ、つっよ!」
ちょうど自身のターンに入ったタイミングだったため、勢い余って引き込んだカードにリアクションをしてしまうあんだんて。だがそれも無理からぬことだった。引き込んだのは、あまりにも完璧に状況を打破できるカードだったからだ。
あんだんて「最強じゃない?えっ、唱えるで合ってますよねこれ?」 トップしたのは《秩序の意志》!《ポッピ・冠・ラッキー》を「封印」すると、バトルゾーンでずっと棒立ちだった《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》がにわかに輝き出す。 ZweiLance「(ジャスキル)プラ1?」
あんだんて「蘇生含めて……いや変わんないか。GSが6見え、インタビューが1見え。第一感は行きそうなんすよ。最悪テレスコ蘇生してもいいし……ジャガ寝かすのありじゃないですかこれ?マーダンも最悪ハンプティとれるし」
ひとしきりの要素を並べてリスクリターンの算盤を頭の中で弾き終えたあんだんては、ついに意を決して《邪幽 ジャガイスト》をタップし《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》を「ハイパーモード」に突入させると、攻撃時に《謀遠 テレスコ=テレス》を蘇生させつつW・ブレイクする。 そしてそこには《アリスの突撃インタビュー》があった。だが最初に踏んでしまったため、セットで捨てるカードのコストが低すぎてトリガーとして機能していない。蘇生で打点を減らせるファイアー・バードも墓地におらず、宣言する意味がないためLimはそのまま手札に加えるしかない。
続けて、あんだんての手札がないため《謀遠 テレスコ=テレス》が「パワード・ブレイカー」でW・ブレイクする……通る!
そのまま《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》のダイレクトアタックが、あんだんてにまずは一勝をもたらした。
あんだんて 1-0 Lim
この時点でZweiLanceがゲームカウント1-0な上に、2ゲーム目も《フェアリー・ギフト》からの《アビスベル=覇=ロード》で《謀遠 テレスコ=テレス》を一気に2体立てて勝勢。おんそくは0-1だが、チームとしては有利な状況。
トップ4に手がかかった……だが勝利の余韻に浸る間もなく、互いにすぐにシャッフルを終えて第2ゲームが始まる。
Game 2
《マジシャン・ルピア》に対して《ドミー=ゾー / 「倒したいか?」》と双方順調な進行。だが今回はLimが「ファイアー・バード」の真骨頂を見せる。すなわち、《ハッター・ルピア》召喚、「ハイパーモード」突入からの攻撃時「メクレイド」。登場したのは……《雷炎翔鎧バルピアレスク》!そして《ハッター・ルピア》のシールドブレイクは……通る! さらに《雷炎翔鎧バルピアレスク》攻撃時、《アリス・ルピア》が降臨する。《ハンプティ・ルピア》と《ヤット・パウル》がめくれ、あんだんての手札から《秩序の意志》を抜き去る完璧な動き……ということは1枚目のシールドが自然単のカードか《秩序の意志》だったことになり、あんだんてにとっては不運なことだが……いずれにせよブレイク。《フェアリー・ライフ》がトリガーするが意味はなく、《雷炎翔鎧バルピアレスク》の攻撃後の追加ターン効果が発動する。
この時点でZweiLanceと戦っていたmenoがマッチに敗北し、おんそくと戦っていたみれちゃそも1ゲームを取り返され3本目に突入している。Limとしては、絶対に負けられない。 5体を破壊し、《ハッター・ルピア》だけが残った追加ターン。先ほどブレイクしたシールドが《秩序の意志》である可能性もあるため《ハンプティ・ルピア》で一応手札を確認すると、《謀遠 テレスコ=テレス》と《ア:エヌ:マクア》が綺麗に2枚ずつあるのみ。《ア:エヌ:マクア》を落としてそのまま「ハイパー化」させ、《ハッター・ルピア》の攻撃で「メクレイド」が走る。
めくれたのは《龍后凰翔クイーン・ルピア》。ブレイクが通り、さらに《龍后凰翔クイーン・ルピア》攻撃時に《ハンプティ・ルピア》を割りつつ「メクレイド」。SA持ちの《雷炎翔鎧バルピアレスク》を出しつつ、あんだんての最後の2枚のシールドをブレイクする。
だが、ここであんだんてが宣言したのは「S・バック」《秩序の意志》!ギリギリのタイミングで《雷炎翔鎧バルピアレスク》を「封印」し、あんだんては九死に一生を得る。
ZweiLance「つないだ?」
あんだんて「けどトップジャガだけっす……」
《フェアリー・ライフ》がトリガーしていたおかげで、後攻3ターン目に5マナ出る状態となっている。絞るようなドロー。「うぉっ?」
この反応は予想外のカード、おそらく《フェアリー・ギフト》か。確かにそれなら《アビスベル=覇=ロード》からの逆転が……?「……いやダメか。1枚足りねぇんだ」
あんだんて「負けました」
あんだんて 1-1 Lim
この時点でおんそくがみれちゃそにマッチ敗北。すなわち、チームの勝敗はこの卓に委ねられた。
B卓とC卓の4名が固唾をのんで見守る中、最後のゲームが始まる。
Game 3
初めてあんだんての先攻。2ターン目《ドミー=ゾー / 「倒したいか?」》に対して《マジシャン・ルピア》で《マジシャン・ルピア》を捨てる。お互いフルスロットル。 そして返すあんだんては、プレイの前にZweiLanceと相談する。結論は決まっている。ただ確認しただけだ。人は配られた手札で勝負するしかないという当たり前の事実を。あんだんて「やりますよね……やります!」 先攻3ターン目《フェアリー・ギフト》《邪幽 ジャガイスト》!
手札をすべて注ぎ込んだ、全体重をジャガイストに預けた「メクレイド」。あんだんてが3枚を広げ、ZweiLanceが食い入るように見つめる。その3枚は。
《フェアリー・ライフ》《秩序の意志》、そして《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》。残念ながら赤点のめくり。それでも《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》で《ハッター・ルピア》《アリスの突撃インタビュー》《龍后凰翔クイーン・ルピア》《アリス・ルピア》《アリス・ルピア》という手札内容から返しの唯一のアクションである《ハッター・ルピア》を捨てさせつつ、《フットレス=トレース / 「力が欲しいか?」》を蘇生することで次弾装填のための早期復旧を図る。
ターン終了時、《フットレス=トレース / 「力が欲しいか?」》の回収は3択。《謀遠 テレスコ=テレス》《ドミー=ゾー / 「倒したいか?」》《アビスベル=覇=ロード》の中から、相談の結果「ハンプティやばいっす」との判断で《アビスベル=覇=ロード》を回収する。 この時点でお互い手札がすべて公開情報となったため、Limも同じ「ファイアー・バード」使いであるみれちゃそに相談しながらプレイする。チームの総力をかけた決戦。後攻3ターン目は《龍后凰翔クイーン・ルピア》チャージからの《ヤット・パウル》でシールドを1枚回収してターンエンド。《アリスの突撃インタビュー》につなげられればいい。あと1ターン耐えれば、攻撃権が移ってくる。
あんだんての先攻4ターン目。チャージ前で手札は《アビスベル=覇=ロード》を含む2枚、バトルゾーンには《邪幽 ジャガイスト》《フットレス=トレース / 「力が欲しいか?」》《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》。ターンを返すと公開情報によりほぼ確定で《アリスの突撃インタビュー》から《龍后凰翔クイーン・ルピア》が飛んでくる。必要なのは干渉だ。《邪幽 ジャガイスト》を戻しながら《アビスベル=覇=ロード》を出したとして、ターンエンドに出せるのは墓地かマナのアビスのみ。《フットレス=トレース / 「力が欲しいか?」》の墓地肥やしからの奇跡を期待するしかないのか? ……だがそこで、おんそくが囁いた。傍目八目。このターン中に《邪幽 ジャガイスト》の再びの「メクレイド」につなげる唯一無二の道筋を。
ZweiLance「それだ、それや!」
あんだんて「それしかない!」
《邪幽 ジャガイスト》で攻撃時、《アビスベル=覇=ロード》に「革命チェンジ」。W・ブレイク、トリガーは……ない!
ZweiLance「よし!」 続けて《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》の攻撃時、Limの墓地の《マジシャン・ルピア》の能力を奪って《邪幽 ジャガイスト》を捨てる!
そのままターン終了時、《フットレス=トレース / 「力が欲しいか?」》の能力で落ちた《フットレス=トレース / 「力が欲しいか?」》を回収しつつ、《アビスベル=覇=ロード》の能力で墓地から《邪幽 ジャガイスト》を蘇生。どこまでも細い綱渡りの末にたどり着いた、2度目の全賭け「メクレイド」。その結果は。
《謀遠 テレスコ=テレス》から、蘇生《謀遠 テレスコ=テレス》!
ZweiLance「よしよしよしよし!割れない割れない」
ブロッカー4面。シールド5枚。今度こそすべてを出し尽くした状態で、あんだんてはターンを終了する。
みれちゃそ「頑張ろうここ!」
Lim「7枚です。上から順番に何番目かで」
《謀遠 テレスコ=テレス》効果が2回。《アリスの突撃インタビュー》を落とせれば、ほぼその時点であんだんての勝利が決まる。
あんだんて「2番目」
捨てられたのは、《アリス・ルピア》。
あんだんて「5番目」
捨てられたのは、《ハッター・ルピア》……すなわち、《アリスの突撃インタビュー》が残る! すぐさま《雷炎翔鎧バルピアレスク》が捨てられ、《謀遠 テレスコ=テレス》を破壊しながらそのまま蘇生する。少しでも《秩序の意志》に近づくためにあんだんては忘れずにドローをするが、ここからの展開そのものには干渉できない。まずは《雷炎翔鎧バルピアレスク》が《アビスベル=覇=ロード》にアタックする際、《アリス・ルピア》が降臨する。
しかもこの局面でめくれたのは、《アシステスト・インコッピ》2枚と《龍后凰翔クイーン・ルピア》! みれちゃそ「熱いそれはマジで熱い!」
バトル後、追加ターン能力が解決。《ヤット・パウル》がアーマードではないことを見落としてファイアー・バードを余計に1体多く破壊してしまうが、ともあれ追加ターンは無事獲得できており、大勢に影響はないか。続けて《龍后凰翔クイーン・ルピア》での攻撃時に自壊して「メクレイド」。これは《ポッピ・冠・ラッキー》につながる。
追加1ターン目。《マジシャン・ルピア》から《アシステスト・インコッピ》と並べ、再び《雷炎翔鎧バルピアレスク》が《アビスベル=覇=ロード》へ攻撃する際に2体目の《雷炎翔鎧バルピアレスク》を展開。そして「秩序2枚持ちはしょうがない、打点が足りない」というみれちゃそのゲームプランを採用し、《雷炎翔鎧バルピアレスク》アタック時に《ハンプティ・ルピア》!しかもあんだんての手札に《秩序の意志》はなく、《邪幽 ジャガイスト》を落としながら《謀遠 テレスコ=テレス》を破壊。そのままブレイクが通り、再び追加ターン獲得。
追加2ターン目。《龍后凰翔クイーン・ルピア》召喚から《雷炎翔鎧バルピアレスク》で《アビスベル=覇=ロード》へとアタック時に《ハンプティ・ルピア》。《邪幽 ジャガイスト》を抜きつつ《邪幽 ジャガイスト》を破壊。さらに2体目の《雷炎翔鎧バルピアレスク》で攻撃時に《ポッピ・冠・ラッキー》を出す。トリガーは……《フェアリー・Re:ライフ》!「G・ストライク」で《龍后凰翔クイーン・ルピア》を止める……が、Limはなおも追加ターンを獲得。そして、まだLimの攻撃は終わっていない。《アリス・ルピア》で攻撃。これは《フットレス=トレース / 「力が欲しいか?」》でブロックされる。だが、ついにLimの道を阻むものは誰もいなくなった。
追加3ターン目。手札はすべて使いきった。トップした《ハンプティ・ルピア》であんだんての手札に《秩序の意志》が入っていないことを確認すると、《雷炎翔鎧バルピアレスク》で《アビスベル=覇=ロード》に攻撃した後、《龍后凰翔クイーン・ルピア》で《ハンプティ・ルピア》を割りながら「メクレイド」。《雷炎翔鎧バルピアレスク》が着地し、そしてW・ブレイク。通る!
攻撃できるのは《雷炎翔鎧バルピアレスク》と《アリス・ルピア》。あんだんてのシールドは1枚。「G・ストライク」1枚で止まる状況。 みれちゃそ「頑張ろう」
meno「頑張れ!」
Lim「お願い!」 《雷炎翔鎧バルピアレスク》が、あんだんての最後のシールドに向けて攻撃する。ZweiLanceが、おんそくが、両手を顔の前できつく握り合わせる。死力を尽くした。すべてを出し尽くした。ならば。神様。どうか。
その、シールドは。
あんだんて「……通ります」
みれちゃそ「おっしゃ!」
Lim「おっしゃー!」 4ターン連続攻撃からのジャスキル。限界ギリギリの死線を幾度も乗り越え、最後に立っていたのはLimの方だった。
あんだんて 1-2 Lim
Winner: LikiめのDMstudio
TM and © 2024, Wizards of the Coast, Shogakukan, WHC, ShoPro, TV TOKYO © TOMY