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全国大会2024 北陸エリア予選:TOP5カード紹介

ライター:河野 真成(神結)

 2024年3月、北陸新幹線が敦賀まで延伸。そんな縁もあってか、今年度のエリア代表決定戦は福井市で開催された。

 北陸と言えば、DMGP2024-2ndにてアドバンスではThrasios、オリジナルではジンジャーがそれぞれ優勝。この北陸予選は、彼らに続くプレイヤーを決める戦いと言えた。

 そんな今大会で輝きを見せたTOP5カードについて、順に紹介していこう。

5位:《哀しみの夜 シンベロム・カタルシス》

 今大会に於ける最大のサプライズデッキと言えば、勇者あゆりが使用した光闇自然のメカだろう。
 様々なギミックやカードが内包されたデッキではあるが、その中でもここは《哀しみの夜 シンベロム・カタルシス》を推したい。
 
 このカードはハイパーエナジーというコスト軽減持ちの大型クリーチャーで、タップされていると攻撃誘導があり、更に除去耐性もあるという、《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》に近しい性能のカードである。
 
 しかし水晶マナという構築の縛りが大きいギミックと違い、展開力のあるデッキであれば採用しやすいという大きな利点がある。
 例えば《ハイパー・エン・ゲルス》と組み合わせることで、無敵の要塞を築くことも出来るのだ。
 
 ヨビニオンやハイパーエナジー。
 こうした新ギミックは、今後のエリア予選ではより注目されることになるだろう。

4位:《「呪怨」の頂天 サスペンス》

 登場以降、長らく2ブロック環境をけん引してきたデッキと言えば、【闇自然ゼニス】だろう。
 そのエースカードと言えるのが《「呪怨」の頂天 サスペンス》だ。
 全ハンデスというのは、コントロールや受けデッキを破壊するわかりやすいワードと言えるだろう。
 
 しかし環境の変化によって、受けるデッキの減っていた今年のエリア予選は、ここまでは中々見せ場を作ることが出来なかった。
 
 そんな中で迎えた北陸予選ではあったが、今大会においては一定の結果を残し存在感を見せてくれた。
 
 その要因として上げられるのは、東北大会で活躍を見せた【光水自然ゼニス】の台頭だろう。
 このカラーリングのゼニスは基本的には受けを意識したデッキあり、その途中で手札やリソースを増やしていくことを目指している。
 
 そこで、《「呪怨」の頂天 サスペンス》の出番という訳だ。このカードを持つ【闇自然ゼニス】は【光水自然ゼニス】に対して有利を取れている。

 最速4ターン目に飛んでくる全ハンデスというのはやはり無視出来るものではない。
 今後も《「呪怨」の頂天 サスペンス》は脅威として存在していくだろう。

3位:《アーテル・ゴルギーニ》

 オリジナルやアドバンスといったレギュレーションをプレイする人にとっては馴染み深いであろう、《アーテル・ゴルギーニ》
 そんな強力なカードは、今大会では【光闇メカ】や【火水闇プレジール】といったデッキで活躍した。

 特にベスト8まで残った【火水闇プレジール】では受けからの展開、そしてハイパーモードの元となるなどまさに八面六臂の活躍といったところで、《楽識神官 プレジール》を支える良き相棒と言えただろう。

 もちろんメカでも除去はもちろん《アシステスト・アルデッド》の使い回しなど、「器用」の枠には収まらない活躍をしている。

 やはり強いカードは強いのだ。

2位:《聖霊超王 H・アルカディアス》

 【光水自然ゼニス】を成立させられる所以が《プリンセス・パーティ ~シラハの絆~》の色基盤にあるのだとしたら、《聖霊超王 H・アルカディアス》は【光水自然ゼニス】を成立させる理由そのものだ。
 要するに、このカードを採用するために光を足しているのである。
 
 呪文を止める能力がフィニッシャーとして優れているのは当然としても、自身が3ドローを持っているため後続を呼び込む力があり、更にジャストダイバーで場に留まる力も持っている。
 
 これによって、ハイパー化できずとも「とりあえず召喚しておく」理由になるカードであり、非常に腐りづらい。
 またハイパー化によって《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》をタップさせるカードとしても使われており、全ての能力を無駄なく使う事が出来る。
 
 今大会でも【光水自然ゼニス】の活躍は目覚ましかったものの、優勝までは僅かに届かず。
 そろそろ悲願の達成を果たしたいところだ。

1位:《ゴルパガーニ-A7 / ダウンフォース・サーキュラー》

 今大会の決勝は、北陸を代表するプレイヤー同士の【火水マジック】のミラーマッチだった。
 《芸魔王将 カクメイジン》《芸魔隠狐 カラクリバーシ》といったマジックのカードたちとともに両者に共通して採用されていたのが《ゴルパガーニ-A7 / ダウンフォース・サーキュラー》だった。
 
 《瞬閃と疾駆と双撃の決断》が殿堂している現在、いくらマジックといえども過剰打点を生み出しワンショットを決めきるのはやや難しい。
 
 そのため、複数ターンに渡って俗に言う「分割リーサル」を組むことがあるのだが、そこで活躍するのがこの≪ダウンフォース・サーキュラー≫だ。
 
 これで盤面のクリーチャーを保持することで反撃されることなく1ターンやり過ごすことが出来るし、相手を止める《ボン・キゴマイム / ♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》とセットだとなお強力である。
 
 もちろん、そのターン中に決めきるにも強力な1枚であり、特にゼニス系のデッキの受け札をほぼほぼ貫通出来るのは大きい。《ア:グンテ》《サスペンス・ザイン》、そして《プリンセス・パーティ ~シラハの絆~》といった強力な受けトリガーを無視できるのだ。
 
 今後もマジックの活躍が続くのか、それともまた別のデッキの台頭があるのか。
 
 次のエリアを楽しみにしたい。
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