DMGP2026-1st Day2:事前メタゲーム総括記事 オリジナル編
ライター:清水 慎之佑(のすけ)
今年も、この季節がやってきた。半年に一度行われるデュエル・マスターズの祭典であるDMGPの季節が。
今年、2026年度はデュエマ25周年のアニバーサリーイヤーだ。
そんな記念すべき大会が2Daysにわたって行われる訳だが、今回事前記事を担当するオリジナルフォーマットは難解を極める。
【光水自然ゴルギーオージャー】と【光水闇シーザー】、【光自然ドリームメイト】と幾つものEXWINを有するデッキが存在しており、これらを対策するのは至難の業だ。
本記事がそんな難解なオリジナルフォーマットの助けになれるよう解説していこうと思う。
光水自然ゴルギーオージャー
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光水自然ゴルギーオージャー DMGP2026-1st オリジナル構築 |
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Q.アナタにとってゴルギーオージャーとは?
と問われた際、誰しもが最後はこう答えるだろう。
A.最強
そう【光水自然ゴルギーオージャー】は最強だ。
環境に存在するデッキに不利はよっぽど存在せず、悪くても微不利で良い相手には突き抜けて有利という異質な強さを誇る。それが【光水自然ゴルギーオージャー】だ。
【光水自然ゴルギーオージャー】は一見EXWINデッキだが、その強さの源は《轟䡛合体 ゴルギーオージャー》のフィジカルにある。
14500の3点がリソース拡張を伴ってビートダウンしてくる強さはデュエル・マスターズの歴史に於いて弱いはずもなく、サブプランの域を超えた強さで突如として徒手空拳を仕掛けてくるのだ。
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《ソウルサンライト コハク》+《一音の妖精》の離れないロックはさらに強力で、EXWINを狙うにもビートダウンを狙うにも強力なコンボとなっている。
また、この《一音の妖精》自体が環境に対して強烈なアンチカードとなっておりこれを最も強く使えるのもまた【光水自然ゴルギーオージャー】という訳だ。
除去も優秀で、《華謡の精霊カンツォーネ》で多少強固な盤面は自分のテンポを維持しながら崩すことが可能だ。
そして、2026年4月12日。【光水自然ゴルギーオージャー】に新たな風が吹いた。
逆札篇第1弾『逆転神 VS 切札竜』での《轟腕のR ダグラジャパニカン》の登場は【光水自然ゴルギーオージャー】の強さをまた一つ押し上げる事となる。
《轟腕のR ダグラジャパニカン》は初動としての役割もさることながら、《巨魔天 アオフェシー》の超優秀なチェンジ元となる点が際立って優秀だ。
これまでの《巨魔天 アオフェシー》チェンジは《吟弾の妖精》経由でないとシールドをブレイクするリスクを伴っていたが《轟腕のR ダグラジャパニカン》登場後はマナを増やしつつ盤面除去を可能となり、この点の強さが際立っている。
また、楯回収の役割と盤面展開によるビートダウンの補助も担っており、どのプランにも寄与する果てしない強さを誇る事となる事が予想される。
最強と成って尚、新たな強さを手にする【光水自然ゴルギーオージャー】、その牙城を崩すデッキが現れるのかがいち参加者として今から楽しみだ。
光水闇シーザー
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光水闇シーザー DMGP2026-1st オリジナル構築 |
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現在、徐々に環境でその実力を見せるループデッキこそこの【光水闇シーザー】だ。
大量の受け札に加え、《ウルの天宝》+《~そして覚醒へ…~》による4キルルートが存在する事から非常に強力且つ攻略が難解なデッキとなっている。
こうした要素が複合し、間違いなく環境最強のループデッキの座を手にした。
『みみみ』『りんすき』『きりよ』、光水闇カラーのループデッキを得意とする3人の肥後もっこすが生み出した【光水闇シーザー】が頂点を掴む日も近いだろう。
光水自然der’Bande
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光水自然der’Bande DMGP2026-1st オリジナル構築 |
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『逆転神vs切札竜』の登場で最も強化を受けたデッキは紛れもなくこの【光水自然der’Bande】だろう。
Team SAGAの新メンバー『カルマ』によって構築されたこの基盤は強力で、初日から大型CSの優勝を果たした。
《轟腕のR ダグラジャパニカン》に《世界のY チャクラ・デル・フィン》と《キユリのASMラジオ》や《心転地と透幻郷の決断》で踏み倒せる範囲の強力なクリーチャーが多く登場し、ゲームの決定力そのものが以前とは比較にならない程大幅に向上した、という訳だ。
先3でリソース拡張した相手に対し、《轟腕のR ダグラジャパニカン》からの《ピザスターのアンティハムト》をぶつけてそのままリーサル(決着)までというのはこれから見慣れた光景になる事だろう。
また、《世界のY チャクラ・デル・フィン》のコスト5以下の呪文を封じる効果により《真気楼と誠偽感の決断》に怯える必要が無くなったりと動きの自由度も大きく向上しているのが特徴だろう。
打点と封殺を更なる強度で手にした【光水自然der’Bande】、押しも押されぬ最強格としてGPでの活躍が見込まれる。
火光自然ドリームメイト
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火光自然ドリームメイト DMGP2026-1st オリジナル構築 |
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『超感謝祭 ファンタジーBEST』の発売から1年半、【火光自然ドリームメイト】は未だ環境でその存在感を示していた。
新弾で特に強化を貰った訳では無いが、一つ前の『エピソード4 パンドラ・ウォーズ』で《光夢龍フィオナ・フォレスト》を獲得し、その強さに拍車をかける事となったのだ。
もちろん1ターン目の《お目覚めメイ様》から《森夢のイザナイ メイ様》に繋げる歴代最強ムーブは健在で、未だこれを綺麗に切り返せるデッキは存在していない。
前述の【光水闇シーザー】に大きく有利である事からも充分な活躍が見込めるデッキタイプだろう。
光水闇邪眼帝
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光水闇邪眼帝 DMGP2026-1st オリジナル構築 |
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これまで水闇の《DARK MATERIAL COMPLEX》や《超暴淵 ボウダン=ロウ》を主体としたデッキが主流だったが、ここに来て遂に《~邪眼帝~》を主体とした光水闇基盤が大きな流行を見せている。
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その理由は《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》と《~世紀末の善悪~》の存在が挙げられるだろう。
《~世紀末の善悪~》は呪文主体のデッキに滅法強いが、そもそもハンデス自体が全てに等しく刺さる事からこの【光水闇邪眼帝】の中核を担っている。
そして、これらがメタ+ハンデスの多重構造となり相手視点では常に綱渡りのゲームになる、という訳だ。
【光水自然ゴルギーオージャー】にはどこまで行っても微不利はついてしまうが、【光水闇シーザー】には大きく有利である為立ち位置は常に担保されてると言えるだろう。
ファンも多い事から当日は多くの使用者が見込まれる。
4cドギラゴン王道
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4cドギラゴン王道 DMGP2026-1st オリジナル構築 |
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これまではオリジナルフォーマットのドラゴンデッキが弱いというのが通説だったが、近年その法則が崩れつつある。
2024年の《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》登場以降、火光自然基盤のドラゴンデッキは強化を受け続けた。
当初は『ボルシャック』基盤がメインだったもののそれも2025年末に《剣轟の団長 ドギラゴン王道》が登場してからは『ボルシャック』基盤から完全に逸脱した新たなドラゴンデッキも多く見られるようになった。
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デッキ単位で《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》との圧倒的な相性の良さも相まって、環境ではVS【光水自然ゴルギーオージャー】の決戦兵器として活躍を見せている。
ドラゴンデッキの絶大な人気、そして環境上での立ち位置。全てが作用し普段のCSより更に多くの母数がGP当日は予想されるだろう。
4cゴルギーネクスト
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4cゴルギーネクスト DMGP2026-1st オリジナル構築 |
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つい先日行われた全国大会2025で大きな活躍を見せた【4cアルファ】…改め【4cゴルギーネクスト】は今回のGPでも大きな活躍が予想される。
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前述のドラゴンデッキと比較すると《メンデルスゾーン》分で破壊力には劣るものの、こちらはドラゴンデッキとは明らかに違う安定感を見せる。
この安定感の高さは、実際全国大会にて筆者が使用した際にも最後の一押しとなった。
2マナブースト⇒《創世竜 ゴルギーネクスト》による3ターン目の踏み倒しの破壊力は言うまでも無く環境最高峰だ。
終わりに
デュエル・マスターズは25周年を迎え、DMGPも遂に11周年だ。そんなアニバーサリーなGPは『逆転神 VS 切札竜』の発売1週間後と過酷なスケジュールで開催される。
今回紹介したデッキはほんの一部に過ぎない。
優勝するのは『ゴルギーオージャー』?『~そして覚醒へ・・・~』?『俳句爵 Drache der'Bande』?
それは勿論誰にもわからない。
1週間で新たなデッキを持ち込む凄腕が頂点を掴む可能性も充分にあるだろう。
ギラギラとした勝利への渇望が渦巻く祭典が皆の満足いくもので終わるよう祈るばかりだ。
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