超CSⅧ北海道 準々決勝:楽道 vs. ディアノー
ライター:秋山 大空
撮影:坂井 郁弥
2025年8月1日の殿堂発表から一週間と少し。新殿堂レギュレーション施行直前、最後の大型大会となった本大会。
殿堂入りの影響を受けないデッキで新環境に備える者、使えなくなるデッキの使い納めをする者。
デッキ選択は十人十色だが、楽道は前者、ディアノーは後者であった。
楽道の【サイバー】は言うまでもなく新しいデッキタイプで将来有望。
一方ディアノーの【アマテラスループ】は、《フォース・アゲイン》がプレミアム殿堂入りとなる。
いずれ《フォース・アゲイン》を使用しないループルートも開発されそうではあるが、《フォース・アゲイン》入りの構築は一区切り。
楽道が新しいデッキのパワーを見せるか、ディアノーがプレミアム殿堂入りとなるカードを暴れさせるか。
ベスト4を賭けた試合が始まった。
Game 1
先攻:ディアノー
楽道は、2ターン目の《アストラル・ハート》で上から《マクスハト》、《黄昏ミミ&トワイライトMk.3 ー挑戦のヒロインー》、《サイバー・N・ワールド》の順に山札の上を調整。一方、3ターン目の《水晶の祈り / クリスタル・ドゥーム》でスタートを切るディアノー。
楽道の次の動きは勿論《マクスハト》。
山札に送っておいた《黄昏ミミ&トワイライトMk.3 ー挑戦のヒロインー》をメクレイドし、NEO進化はせず追加のメクレイドを行うが、出目は芳しくなく《アストラルの海幻》を出すのみ。ディアノーにターンは返ってきたものの、水闇自然のデッキが序盤にできることは限られている。
《ヨビニオン・マルル》から《天災 デドダム》をヨビニオンし、ターンを終える。
次ターン、≪水晶の祈り≫で墓地に送った《偽りの月 インターステラ》と《マーシャル・クロウラー》を《ブレイン・スラッシュ》で蘇生出来ればディアノーの勝利は見えてくる…が、【サイバー】は素直にターンを渡してくれるデッキではない。
メテオバーンで《ヨビニオン・マルル》と《天災 デドダム》を手札に戻しつつ、《アイドル・ハート》の効果でメクレイドを行う。
メクレイドされたのは、《昇カオスマントラ》を進化元にした《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》。
《黄昏ミミ&トワイライトMk.3 ー挑戦のヒロインー》の効果で攻撃中の《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》を手札に戻し、2体目の《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》で攻撃。
攻撃時に《昇カオスマントラ》の超魂Xで《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》を出し直し、シールドをブレイク。
ブレイクに対しG・ストライクと《フォース・アゲイン》がトリガーするが、ジャストダイバーを止められない。
続けて出し直した《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》攻撃時、《アイドル・ハート》のメクレイドで出たのは3体目の《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》。
ジャストダイバーの連続攻撃を止める術は、ディアノーのシールドにはなかった。
楽道 1-0 ディアノー
≪水晶の祈り≫で《ブレイン・スラッシュ》がトリガーしたときの準備をしていたが、届かなかったディアノー。
【サイバー】の速度に追いつくには多少の無理を通さなければならないが、次回も先攻。
そのチャンスは十分に残されている。
Game 2
先攻:ディアノー楽道は《アストラルの海幻》の2ターンスタート。
更に3ターン目に《アストラルの海幻》を追加し《マクスハト》を捨てる。
一方ディアノーは、3ターン目の《神秘の石柱》からスタート。
4ターン目には《ヨビニオン・マルル》から《天災 デドダム》をヨビニオンし、続けて《地龍神の魔陣》を唱えマナを増やす。
マナチャージ無し、《昇カオスマントラ》2枚と《アイドル・ハート》を進化元に、自身の能力での軽減された《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》を召喚。
3ターン目に《マクスハト》を捨てた楽道。
《マクスハト》を捨てられるだけの手札と言うことは、4ターン目に勝ちに行けると言うこと。
楽道「ループの証明に入ります」
《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》で攻撃時に、《昇カオスマントラ》の超魂Xで《黄昏ミミ&トワイライトMk.3 ー挑戦のヒロインー》に進化。
《裏斬隠 テンサイ・ハート》をメクレイドし、更にメテオバーンした《アイドル・ハート》の効果で追加の《黄昏ミミ&トワイライトMk.3 ー挑戦のヒロインー》をメクレイド。
《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》から進化した《黄昏ミミ&トワイライトMk.3 ー挑戦のヒロインー》が自身の効果で手札に戻り、2枚目の《昇カオスマントラ》の超魂X能力で《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》を出し直す。今度の進化元は《昇カオスマントラ》3枚。
これで、好きなだけサイバーの登場時能力を使用することが出来る。
あとは《サイバー・N・ワールド》が出るまでメクレイドし、《サイバー・N・ワールド》と《パクリオ》の効果を繰り返してディアノーの山札を全てシールドへ送るだけだ。
楽道 2-0 ディアノー
WINNER:楽道
ディアノー「悩んだ結果、好きなデッキ使おうと思って【アマテラスループ】を使ったんですけど、このデッキをここまで持っていけたので満足です。《フォース・アゲイン》の追悼も出来ました」
《フォース・アゲイン》は2日後、8月12日を以てプレミアム殿堂入りとなる。
ディアノーの《フォース・アゲイン》使い納めは、満足のいく結果となったようだ。
楽道「ヒロインBESTの中で一番パワーが高そうだったので(【サイバー】を使いました)」
そして、次期環境トップ有力候補の【サイバー】で旧環境に別れを告げる楽道は、準決勝へと進む。
最後に楽道と【サイバー】が待ち受けるのは旧環境の覇者か、それとも新環境の猛者か。
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楽道 超CSⅧ 北海道 オリジナル構築 |
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ディアノー 超CSⅧ 北海道 オリジナル構築 |
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