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DMGP6th:メタゲームブレイクダウン


DM公式イベント史上初めての3人チーム戦となったDMGP6th。
約3,800人が参加した予選ラウンドを突破し決勝ラウンド進出を果たした64チーム、計192デッキの内訳は以下の通り。

 ■ジョーカーズ:49
  (《ガンバトラーG7》型:41、《ジョット・ガン・ジョラゴンJoe》型:8)
 ■ドギラゴン剣:27
  (光水火:15、闇火:5、闇火自然:3、光水闇火自然:3、火自然:1)
 ■シャコガイル:22
  (光水闇自然:22)
 ■ミラダンテ:24
  (光水闇:13、光水:5、光水自然:4、光自然:2)
 ■墓地ソース:19
  (闇水火:19)
 ■デ・スザーク:15
  (闇:14、闇火:1)
 ■ハンデス:7
  (光水闇:7)
 ■バイク:6
  (光火:6)
 ■ヴェスパー:4
  (水自然:4)
 ■ブライゼシュート:4
  (光水闇火自然:4)
 ■ジャバランガ:2
  (水闇火:1、水闇:1)
 ■5色コントロール:2
 ■モルトNEXT:2
  (火自然:2)
 ■その他:9

チーム戦ということもあってか、多種多様なアーキタイプが勝ち残っている。
この中からいくつかをピックアップし、上位進出デッキの傾向を分析しよう。

ジョーカーズ

使用率トップのアーキタイプは、下馬評通り『ジョーカーズ』。
2ターン目の《ヤッタレマン》《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》という暴力的な動きが最大の特徴であるアーキタイプだ。リソース確保が容易である点を生かし、展開力に優れる。

41人が選んだ《ガンバトラーG7》型は、3月17日に発売された「ジョーカーズ・弾銃炸裂・スタートデッキ」をきっかけに出現したアーキタイプだ。《ガンバトラーG7》を得たことで、『光水火バスター』の早い段階で展開される《蒼き団長 ドギラゴン剣》にも対抗できるようになった。
更に、『ジョーカーズ』は元々《ヘルコプ太》を採用していた関係上《壊滅の悪魔龍 カナシミドミノ》に弱かったものの、3月31日発売の「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」で《ガヨウ神》を獲得。《壊滅の悪魔龍 カナシミドミノ》1枚で場が壊滅するという弱点を乗り越えたことが、使用者の増加に繋がったのだろう。

一方、もう1つの『ジョーカーズ』である《ジョット・ガン・ジョラゴンJoe》型の使用者は8人に止まった。
《アイアン・マンハッタン》を使って相手のシールドを一気にブレイクする《ジョット・ガン・ジョラゴンJoe》型は、コンボデッキとしての色が強い。その為、GPのような長丁場となる大型大会では使用が避けられた、あるいは勝ちづらかったと見られる。

ドギラゴン剣

2017年度の日本一決定戦で優勝した『ドギラゴン剣』は使用率2位。《ガンバトラーG7》の加入によって『ジョーカーズ』に対する勝率が下がった為、『ジョーカーズ』が最大勢力になるに連れてシェアを落としたと見られる。

もっとも使用者の多かった光水火型は、《閃光の守護者ホーリー》を採用しているタイプ。《龍装者 バルチュリス》《三つ星鉄人 ミシュラ》《エメラル》などの採用有無が選手によって分かれており、一概に同じアーキタイプとは言い切れないのかもしれない。
闇火型、闇火自然型は《洗脳センノー》《Dの牢閣 メメント守神宮》を破壊できる《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》を採用したタイプだ。

シャコガイル

『シャコガイル』はビートダウン系統に対して強いデッキだ。《怒流牙 サイゾウミスト》《怒流牙 佐助の超人》《斬隠蒼頭龍バイケン》などのシノビ、《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》などを採用しており、多様な防御手段を持つ。

防御手段としてクリーチャーと呪文の2つを持ち、『ジョーカーズ』に《ジョジョジョ・マキシマム》を唱えられたとしてもそれだけでは負けない粘り強さが特徴。《ロスト・ソウル》を採用しているためコントロール系統に強く出られるほか、『ジョーカーズ』に対して《ガヨウ神》の返しに唱えることもできる。
フィニッシュ手段として《水上第九院 シャコガイル》を採用しているため、相手のシールドをブレイクせずにゲームを終えられる点も魅力だろう。

ただし採用している強力なカードの多くは7マナ到達後にしか使用できないため、『ジョーカーズ』や『ドギラゴン剣』のベストな動きに対応するのは難しい。また《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》を採用する為に水以外の単色カードを採用しづらい関係上、多色カードの増加が避けられない。GPのような長丁場では、「マナ加速カードでめくれたのが多色カードでなければ…」という思いをすることがあるだろう。

ミラダンテ

光水闇型、光水型の『ミラダンテ』は「“『ジョーカーズ』を倒すデッキ”を倒すデッキ」……という、やや分かりづらい立ち位置にいる。呪文を止める《ミラクルストップ》とクリーチャーの展開を止める《時の法皇 ミラダンテXII》を抱えるアーキタイプであり、『シャコガイル』の防御を潰す事ができるのだ。

今年の3月に《真・龍覇 ヘブンズロージア》が殿堂入りしてしまったものの、《ドラゴンズ・サイン》《時の法皇 ミラダンテXII》は健在。《ミラクルストップ》をうまく使い回せれば《ジョジョジョ・マキシマム》を封じることができ、『ジョーカーズ』相手にも勝機が見える。
とは言っても《洗脳センノー》に革命チェンジは止められてしまう。フィニッシュ速度も遅く、使用率トップの『ジョーカーズ』に対してはやや不利と言えるだろう。

光水自然型の『ミラダンテ』は、いわゆる《禁断機関 VV-8》型のこと。《怒流牙 サイゾウミスト》などのシノビと《Dの牢閣 メメント守神宮》で防御を固めるアーキタイプだが、光水闇型と同じく《洗脳センノー》に弱い。

墓地ソース

墓地ソースはいわゆる《プラチナ・ワルスラS》ビート系のデッキだ。
最大の魅力は、《暴走龍 5000GT》。場に出せさえすれば、小型クリーチャーを起点として動く『ジョーカーズ』や『ドギラゴン剣』に対して大きく有利となる。また《撃髄医 スパイナー》《終末の時計 ザ・クロック》などクリーチャーのシールド・トリガーにより、《ジョジョジョ・マキシマム》の影響を受けづらい。
《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》の追加によって、シールド・トリガーや相手の返し手を封じながら行動できるようになったことも追い風だろう。

ただしメタデッキという性質上、採用しているカードのパワー自体はさほど高くない。不利な相手に対して“ぶん回り”で勝ってしまう……という事が期待できるアーキタイプではないだろう。

デ・スザーク

《堕魔 ヴォーミラ》《堕魔 ヴァイシング》を得たことにより、リソースの奪い合いで優位に立てるようになったアーキタイプ。《一番隊 バギン16号》を採用する形が主流で、《卍 デ・スザーク 卍》の最後の効果でビートダウンの制圧を狙える。
魔導具を大量に採用する関係上、闇単色のデッキとなる事がほとんどで、無理なく《爆霊魔 タイガニトロ》を組み込めるのも大きな特徴だ。

ただし、ビートダウンを対策した他のアーキタイプと同様、『ジョーカーズ』や『ドギラゴン剣』のベストな動きに対しては干渉できない事が多い。

チーム内のアーキタイプ分布

次に、チーム単位でのアーキタイプ分布を見てみよう。3人のメンバーがそれぞれ使うデッキは、同じ方が多いのだろうか? 異なっている方が多いのだろうか?
そのデータは以下の通りだ。

 ■チーム内の全員が異なるアーキタイプ:35
 ■チーム内の2人のみが同じアーキタイプ:21
 ■チーム内の全員が同じアーキタイプ:8

下馬評では「3人とも『ジョーカーズ』を使うチームが強いのではないか」という予測も飛び交っていた今回のチーム戦だが、上位進出チームのうち全員が同種のアーキタイプを使用しているのは、8チームに止まった。
その8チームの使用アーキタイプは、以下の通り。

 ■『ジョーカーズ』:4
 ■『ドギラゴン剣』:3
 ■『墓地ソース』:1

『ジョーカーズ』や『ドギラゴン剣』のような、ベストな動きができればほぼ間違いなく勝利できるアーキタイプを選んだチーム、そしてそれを迎え撃つチームに2分されている。

一方、2人が同じアーキタイプを使用しているチームについて、その2人が使用したアーキタイプは以下の通り。

 ■『ジョーカーズ』:6
 ■『ミラダンテ』:5
 ■『デ・スザーク』:3
 ■『墓地ソース』:3
 ■『シャコガイル』:2
 ■『ハンデス』:1
 ■『レッドゾーン』:1

最大勢力が『ジョーカーズ』なのは変わらない一方、なんと2人のみが『ドギラゴン剣』を使用したチームは予選を通過していない事がわかる。
代わりに増えたのは『ジョーカーズ』への対抗馬である『デ・スザーク』『墓地ソース』『シャコガイル』など。

3人とも異なるアーキタイプを使ったチームのアーキタイプ分布は混沌としている。
『ジョーカーズ』を採用したチームが35チーム中20チームと最大勢力であることは変わらないものの、『ブライゼシュート』や『ゲイルヴェスパー』など少数派のコンボデッキが見え隠れし、果ては『ダーツデリート』で予選抜けを果たした剛の者が存在するなど多様性に満ち溢れている。

全員が同じアーキタイプを使用したチームがベスト4への入賞を逃していることを考えると、GPのような長丁場ではそれぞれが多少なりとも異なるアーキタイプを使用することで対応力を上げる手法がベターなのかもしれない。

総括

今回のDMGP6thは史上最大規模のチーム戦ということもあり、様々な予測が事前に飛び交ったものの結果としては『ジョーカーズ』が使用率最大であり、『ドギラゴン剣』が後を追う形に落ち着いた。
しかし、使用率下位のデッキリストを見てみれば、先に述べたように『ダーツデリート』の使用者がいるなど、個人戦と比べて多様性の高い大会になっていた。

無論、多様性に満ちているのはアーキタイプの種類だけではない。『ジョーカーズ』や『ドギラゴン剣』とて、48枚の構成を注意深く見てみれば、その全てが同じというリストはほとんどない。各選手のこだわりや知見、積み重ねた調整結果が反映された、知恵と努力の結晶なのだ。

今後、どのようなカードがどのような形で活躍するのか…… 今年のデュエル・マスターズも、目が離せない。
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