超CSⅨ新潟 準々決勝:メンチカツ団 vs. 英進軍
ライター:伊藤 敦(まつがん)
撮影:瀬尾 亜沙子
超CSⅨ新潟も、ついに残り8チームにまで絞られた。上位の採用デッキとしてはやはり「光自然ウィリデ」「4Cダーバンデ」「創世竜ループ」が多く、これらから少なくとも2つを採用したチームばかりが勝ち残る中、そうしたセオリーから外れてなおここまで勝ち上がっているチームがいた。
そんなチーム「メンチカツ団」はD魂、っきい、おみぃという長野勢の3名で構成されたチーム。なかでもB卓のっきいは昨年のGPで2度予選突破を果たしており、司令塔としての実績は十分だ。
一方、対するチーム「英進軍」はたぐ、英進んにょお!?勢、まつぴの3名で、福岡からの遠征勢。一つ前のラウンドのフィーチャーマッチでは九州勢チーム同士の対決を制しており、同郷のチームを切って勝ち上がったからには彼らの分の思いも背負って優勝まで駆け上がるしかないという気迫と勢いが感じられる。
チーム戦ではトップ4からプロフィールが掲載され、そこからの準決勝と決勝は2本先取となる。つまり、ここで勝つことができれば一つの節目を乗り越えられるということ。名誉、賞品、優勝の可能性……これから始まるのは、様々なものがかかった大一番。
勝つのははたしてメンチカツ団か、それとも英進軍か。準々決勝が、静かに幕を開けた。A卓:D魂 vs. たぐ
順位先攻のたぐが《大集合!アカネ&アサギ&コハク》をチャージしたのに対し、D魂のマナチャージは《弐闘路と轟点火の決断》で、「こっちバイクだわ」とたぐは早速チームメイトに情報共有すると、返すターンに《瞬閃と疾駆と双撃の決断》をマナチャージしながら《大集合!アカネ&アサギ&コハク》を召喚してマナを伸ばす。
一方、返すD魂も《轟速奪取 トップギジャ》を召喚。リスクはあるが、リターンも大きい。「D・D・D」を起点とする「火闇自然レッドゾーン」は、攻撃できるクリーチャーをバトルゾーンに残す必要があるからだ。後攻ということもあり、裏目を気にし過ぎてもしょうがない……だが。返すたぐが召喚したのは《轟腕のR ダグラジャパニカン》!《轟速奪取 トップギジャ》を踏み台にマナから《俳句爵 Drache der’Bande》を呼び出し、《大集合!アカネ&アサギ&コハク》の上に進化する。そしてそのまま攻撃時に《キユリのASMラジオ》を唱え、着地したのは《ピザスターのアンティハムト》と《冥土人形クリン・ラビィ》。連鎖が、止まらない。
しかも《ピザスターのアンティハムト》の効果で手札から出したのは《俳句爵 Drache der’Bande》!ようやく展開が終了し、W・ブレイク……S・トリガーは、ない。
たぐは止まらない。2体目の《俳句爵 Drache der’Bande》での攻撃時、マナから《瞬閃と疾駆と双撃の決断》!たぐ「出し+アンタップで」
《大集合!アカネ&アサギ&コハク》を《ピザスターのアンティハムト》の上に進化で出しながらW・ブレイク……ここにもS・トリガーはない。
《大集合!アカネ&アサギ&コハク》が最後のシールドをブレイクし、アンタップした《俳句爵 Drache der’Bande》がダイレクトアタック。たぐが見事な先攻3キルを決めたのだった。
Winner: たぐ
C卓:おみぃ vs. まつぴ
順位先攻で《宇宙妖精エリンギ》をマナチャージしてターンエンドしたまつぴに対し、おみぃは《アロマの海幻》をチャージすると《フラワー・ハート》を召喚。「革命チェンジ」型の「サイバー」であることを露わにする。一方、返すまつぴは《淡いと濃い ケローラ / ♪やせガエル 負けるなケローラ スパイラル》チャージからの《淡いと濃い ケローラ / ♪やせガエル 負けるなケローラ スパイラル》で手札を整えてターンエンド。決定的なパーツは見えてはいないものの、《淡いと濃い ケローラ / ♪やせガエル 負けるなケローラ スパイラル》が入るということは「ドッコイループ」で客観的にもほぼ確定だろう。
ここで、おみぃはB卓のっきいに相談する。どのようなゲームプランで行くべきか。「サイバー」は「革命チェンジ」しようとすると必然シールドをブレイクすることになる。だが余計な手札を与えることは、「ドッコイループ」相手では致命傷となりやすい。相談を受けたおみぃは、マナチャージのみでターンエンド。まつぴがコンボパーツを集める間に、チェンジ元+《完璧団長 オーパーツ銃》で一気に仕掛けられるようになるまで待つことを選択する。
……だが。同郷チームを倒して勝ち上がった英進軍の勢いは、メンチカツ団の予想をはるかに上回っていた。
返すターン、マナチャージしたまつぴが公開したのは《空神のD ドッコイ》《アクア・ティーチャー》《ゾンビポンの助》の3枚セット!先攻3ターン目にして始まった終わらないドローは、必然的に《エンドレス・フローズン・カーニバル》へと帰着する。一時的にターンが返ってきたものの、おみぃは1コストのサイバーを出すくらいしかできない。
そしてまつぴは《水上第九院 シャコガイル》で、先攻(実質)3キルを決めたのだった。
Winner: まつぴ
B卓:っきい vs. 英進んにょお!?勢
開幕2ターンで《創世竜 Drache der’Zen》2枚をマナチャージした英進んにょお!?勢に対し、っきいは《心転地と透幻郷の決断》《冥土人形クリン・ラビィ》というチャージから《洗打の妖精》を送り出す。返す英進んにょお!?勢は《冥土人形ウォカンナ・ピエール》チャージから《ジャスミンの地版》でマナを伸ばすのみ。
先に仕掛けたのは、っきいだった。《キユリのASMラジオ》チャージから《洗打の妖精》の上に「進化」《俳句爵 Drache der’Bande》!そのまま攻撃時に《キユリのASMラジオ》を唱える。だがここで出せたのは《轟腕のR ダグラジャパニカン》と《冥土人形クリン・ラビィ》のみで、このターンの打点を伸ばすことはかなわず、W・ブレイクで半端な手札を与える結果となってしまう。とはいえそれでも、返しで5マナなら手出し《レヴィヤの地版》からの要求はそこそこ高いはず……そのはずだった。
だがW・ブレイクが踏み抜いたのはS・トリガー《レヴィヤの地版》!マナから《創世竜 Drache der’Zen》2体が、突如としてバトルゾーンに降臨してしまう。っきいの1ターン目の《心転地と透幻郷の決断》チャージを見て《レヴィヤの地版》受けを作っていた英進んにょお!?勢の判断が光った格好だ。そしてこの好機を逃す英進んにょお!?勢ではもちろんない。《トラップの地版》と《パーリ騎士の心絵》を公開すると、無限ブーストが確定。そこから《ヴァルハラの天宝》も設置して山札を掘りきり、《マンハッタンの心絵》で《冥土人形クリン・ラビィ》をどかして無限《冥土人形ウォカンナ・ピエール》による山札切れで華麗に先攻4キルを決めたのだった。
Winner: 英進んにょお!?勢
B卓の「4Cダーバンデ」はともかく、A卓の「火闇自然レッドゾーン」とC卓の「サイバー」はかなり独特なチョイス。その理由をメンチカツ団の3人に聞いてみた。
っきい「『サイバー』に関しては、序盤は厳しいかもですが、上に行けば行くほど創世竜やドッコイに当たるだろうなーと考えて選択しました」
D魂「『レッドゾーン』はもともと握っていたデッキというのが大きいですが、同様に後半勝ち上がってくるであろうデッキに対しては勝てると、自分の中でですが判断したので選択しました」
--「惜しくもトップ8で敗退となってしまいましたが、今の率直なお気持ちをお聞かせください」
っきい「ここまで来れたことはすごく嬉しいです」
おみぃ「読み通りだったよね」
--「今後の目標を聞かせてください」
っきい「それはもちろん、優勝ですよ」
着実に最高成績を伸ばしているメンチカツ団の、さらなる飛躍に期待だ。
Winner Team: 英進軍
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D魂 超CSⅨ新潟 オリジナル構築 |
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っきい 超CSⅨ新潟 オリジナル構築 |
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おみぃ 超CSⅨ新潟 オリジナル構築 |
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たぐ 超CSⅨ新潟 オリジナル構築 |
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英進んにょお!?勢 超CSⅨ新潟 オリジナル構築 |
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まつぴ 超CSⅨ新潟 オリジナル構築 |
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