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DMGP2025-1st Day1(アドバンス):ローグデッキピックアップ

ライター:鈴木 響太(ボルスズ)

 これはこだわりのデッキチョイス!

 ……なんて驚嘆の言葉と共に、思わず手紙の一封でも贈りたくなるような使い手のこだわりを感じるデッキがある。

 ローグデッキ。環境の穴をつき、群れに身を置く安心感を捨て、貪欲に勝利を狙うその姿は賞賛を贈るのに相応しい。

 ここではトップ128まで勝ち残りつつも、その中で使用者がそれぞれ1人しかいなかった、そんな誇り溢れる9種類のデッキたちについて紹介しよう。


無知丸:水闇自然グリッファ

 無知丸
 DMGP2025-1st
 アドバンス構築
 29 クリーチャー
3 《とこしえの超人》
4 《キャディ・ビートル》
3 《悪魔妖精ベラドンナ》
2 《冥土人形ヴァミリア・バレル》
1 《Disジルコン》
4 《天災 デドダム》
4 《アーテル・ゴルギーニ》
3 《哀樹神官 グリッファ》
2 《CRYMAX ジャオウガ》
2 《復活の祈祷師ザビ・ミラ》
1 《終末の時計 ザ・クロック》
 7 ツインパクト
1 《天体妖精エスメル / 「お茶はいかがですか?」》
1 《同期の妖精 / ド浮きの動悸》
4 《ボン・キゴマイム / ♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》
1 《幻緑の双月 / 母なる星域》
 4 呪文その他
4 《キユリのASMラジオ》
 8 超次元ゾーン
1 《竜骨なる者ザビ・リゲル》
1 《ハイドラ・ギルザウルス》
1 《ガロウズ・セブ・カイザー》
1 《頂上の精霊 ミラクルスZ》
1 《頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ》
1 《頂上龍素 サイクリタ》
1 《時空の禁断 レッドゾーンX》
1 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
 12 超GRゾーン
2 《無限合体 ダンダルダBB》
2 《The ジョギラゴン・アバレガン》
2 《ジェイ-SHOCKER》
2 《マシンガン・トーク》
2 《暗黒の騎士ザガーン GR》
1 《全能ゼンノー》
1 《The ジョラゴン・ガンマスター》

 安定したリソース確保から生まれる加速や、豊富なメタクリーチャーが場を繋ぎ、必殺の一撃へと繋げる水闇自然の3色デッキ。中でも複数のフィニッシャーを《哀樹神官 グリッファ》でつなぐのがこのデッキの特徴だ。

 道中をつなぐ軽量クリーチャーたちをことごとく妨害に寄せることで環境上位へ抗う形になっている構成に加え、相手を翻弄するギミックが見え隠れするのが特徴的。【ヘブンズ・ゲート】や【ドラゴン】系デッキに焦点を絞ったのか、この手のデッキに採用されがちな《飛翔龍 5000VT》1枚も採用しないという思い切りの良さにより、相手は見えない《飛翔龍 5000VT》を見越した取り越し苦労をしてくれる。

 工夫はそれにとどまらない。見逃せないのが1枚だけ採用されたこだわりのカードたちだ。《終末の時計 ザ・クロック》のような防御カードがマナに見えるだけで、相手にケアをよぎらせるいやらしい戦法が可能。相手は終始、「あるはずもない何か」に怯えることになる。


 細部に宿るこだわりで相手を翻弄する、匠のデッキと言えるだろう。

フッキー8:水闇自然マルル

 フッキー8
 DMGP2025-1st
 アドバンス構築
 19 クリーチャー
4 《天災 デドダム》
4 《ヨビニオン・マルル》
4 《流星のガイアッシュ・カイザー》
3 《飛翔龍 5000VT》
1 《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》
3 《復活の祈祷師ザビ・ミラ》
 6 ツインパクト
4 《呪烏竜 ACE-Curase / 繁栄の鏡》
2 《配球の超人 / 記録的剛球》
 15 呪文その他
4 《フェアリー・ライフ》
4 《フェアリー・Re:ライフ》
4 《ロスト・Re:ソウル》
3 《深淵の逆転撃》
 8 超次元ゾーン
1 《竜骨なる者ザビ・リゲル》
1 《ハイドラ・ギルザウルス》
1 《ガロウズ・セブ・カイザー》
1 《頂上の精霊 ミラクルスZ》
1 《頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ》
1 《頂上龍素 サイクリタ》
1 《時空の禁断 レッドゾーンX》
1 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
 12 超GRゾーン
2 《サザン・エー》
2 《クリスマⅢ》
2 《回収 TE-10》
2 《ソゲキ 丙-一式》
2 《カット 丙-二式》
2 《天啓 CX-20》

 「水闇自然三連星」の二人目は、一世を風靡したビッグマナデッキ。

 こちらは一転して、道中を自身のリソース拡張に振り切った構築が特徴だが、注目のこだわりポイントは《ロスト・Re:ソウル》への全力集中!!

 2→4→7のマナカーブを実現すべく投入された4の動きは2種8投!4ターン目に全ハンデスが決まればどんな相手も粉砕できる……という全ツッパスタイルが持ち味だ。

 もちろんアドバンスらしく、《復活の祈祷師ザビ・ミラ》によるフィニッシュも完備。ヨビニオンによって頭数を用意しやすいという点も、このデッキにマッチしている。

 腹に据えた一本の槍で、予選の荒波を潜り抜けた信念に拍手。

吐弱:水闇自然ハイパーエナジー

 吐弱
 DMGP2025-1st
 アドバンス構築
 40 クリーチャー
4 《バブル・ボール》
4 《とこしえの超人》
4 《ツイン・シックス》
4 《キャディ・ビートル》
4 《天災 デドダム》
2 《アーテル・ゴルギーニ》
2 《「特攻」の鬼 ヨミノ晴明-1.0》
4 《爆翠月 ドリアン》
2 《爆藍月 スケルハンター》
4 《魔誕の斬将オルゲイト》
2 《飛翔龍 5000VT》
3 《復活の祈祷師ザビ・ミラ》
1 《水上第九院 シャコガイル》
 1 ツインパクト
1 《龍月 ドラグ・スザーク / 龍・獄・殺》
 4 呪文その他
4 《ブレイン・スラッシュ》
 8 超次元ゾーン
1 《13番目の計画》
1 《邪帝斧 デッドアックス》
1 《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》
1 《伝説の救世主 ワタル》
1 《勝利のプリンプリン》
1 《頂上龍素 サイクリタ》
1 《頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ》
1 《頂上の精霊 ミラクルスZ》
 12 超GRゾーン
1 《バルバルバルチュー》
1 《サザン・エー》
2 《クリスマⅢ》
1 《オレちんレンジ》
2 《カット 丙-二式》
1 《ポクタマたま》
2 《ブレイン・テンタクル》
1 《白皇世の意志 御嶺》
1 《全能ゼンノー》

 三者三様の構築を見せてきた水闇自然最後の砦は【ハイパーエナジー】。

 ボードアドバンテージをそのまま速度へと変換するこの戦術は、《とこしえの超人》《キャディ・ビートル》のようなメタクリーチャーの刺さりが良いこのフォーマットにマッチしている。そしてこの戦術は、そのまま《復活の祈祷師ザビ・ミラ》とのシナジーにも繋がるのだ。

 吐弱が選んだ《復活の祈祷師ザビ・ミラ》からの≪勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th≫ギミックからつなぐフィニッシュは《水上第九院 シャコガイル》に始まり、《龍月 ドラグ・スザーク / 龍・獄・殺》のGRや《「特攻」の鬼 ヨミノ晴明-1.0》によるちまちまアタックに至るまで実に多種多様。

 クリーチャーギミックが所狭しと詰まった、「エナジー」あふれる構築と言えるだろう。

ウエノ:ダーツデリート

 ウエノ
 DMGP2025-1st
 アドバンス構築
 5 クリーチャー
4 《アクア・スペルブルー》
1 《サイバー・I・チョイス》
 9 ツインパクト
1 《天命龍装 ホーリーエンド / ナウ・オア・ネバー》
4 《暴発秘宝ベンゾ / 星龍の暴発》
4 《アクア・スペルブルー / インビンシブル・オーラ》
 26 呪文その他
4 《護天!銀河MAX》
4 《真気楼と誠偽感の決断》
3 《ロジック・サークル》
4 《テック団の波壊Go!》
4 《オールデリート》
4 《煌銀河最終形態 ギラングレイル》
1 《ラッキー・ダーツ》
1 《ホーガン・ブラスター》
1 《禁断 ~封印されしX~》
 8 超次元ゾーン
2 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
2 《時空の禁断 レッドゾーンX》
1 《頂上龍素 サイクリタ》
1 《頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ》
1 《頂上の精霊 ミラクルスZ》
1 《超時空ストームG・XX》
 12 超GRゾーン
2 《愛魂憎男》
1 《Mt.富士山ックスMAX》
1 《無限合体 ダンダルダBB》
1 《全能ゼンノー》
1 《パス・オクタン》
2 《“魔神轟怒”ブランド》
2 《C.A.P. アアルカイト》
1 《The ジョラゴン・ガンマスター》
1 《The ジョギラゴン・アバレガン》

 ある意味、アドバンスの代表とも言える地雷の中の地雷デッキ。それがこの【ダーツデリート】ではないだろうか。

 前期は《マーシャル・クイーン》と組んでいた《オールデリート》だが、この度新たなるS・トリガー戦術の核となる《真気楼と誠偽感の決断》を獲得。《暴発秘宝ベンゾ / 星龍の暴発》に加えて、ツインパクトとあわせて8投された《アクア・スペルブルー》が果敢に全消去を目論んでくる。

 どんな鉄砲も数撃ちゃ当たる。引き鉄を引き続ける覚悟を感じられる構成と言えるだろう。

ノージョブズ:60枚ジャイアント

 ノージョブズ
 DMGP2025-1st
 アドバンス構築
 45 クリーチャー
4 《とこしえの超人》
4 《キャディ・ビートル》
3 《洗打の妖精》
4 《アシステスト・シネラリア》
2 《環嵐!ホールインワン・ヘラクレス》
3 《雲の超人》
3 《インフェル星樹》
1 《完璧妖精マリニャンX》
3 《チアスカーレット アカネ》
3 《爆翠月 アカネ》
4 《チアスペース アカネ》
1 《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》
3 《銀河竜 ゴルファンタジスタ》
4 《超重竜 ゴルファンタジスタ》
3 《蒼神龍トライクラブ・トライショット》
 13 ツインパクト
3 《同期の妖精 / ド浮きの動悸》
2 《配球の超人 / 記録的剛球》
4 《輝跡!シャイニングロード・マンティス / 輝跡の大地》
2 《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ / 「未来から来る、だからミラクル」》
2 《清浄のカルマ インカ / オキヨメ・水晶チャージャー》
 2 呪文その他
1 《禁断 ~封印されしX~》
1 《フェアリー・ギフト》
 8 超次元ゾーン
4 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
4 《13番目の計画》
 12 超GRゾーン
2 《マシンガン・トーク》
2 《ボボボ三坊主》
2 《ジェイ-SHOCKER》
2 《全能ゼンノー》
2 《無限合体 ダンダルダBB》
2 《The ジョギラゴン・アバレガン》

 アドバンス“らしさ”を感じさせるデッキがここにも1つ。

あらゆる願望を叶えられるこのフォーマットにおいて、一際山盛りなデッキがこの【水自然ジャイアント】だ。

 積むに積んだり、盛られたデッキの枚数は実に60枚。注目すべきは《雲の超人》の採用だろうか。

中盤の超加速を支える3ブーストカードだが、その掘削力はマナ操作に長けたこのデッキでは半ばサーチ系カードに近い働きを担ってくれる。《インフェル星樹》とあわせて、見た目以上に安定感のある仕上がりだ。

 環境に適応したメタクリーチャーもてんこ盛り。ジャイアントの名に恥じない、わしわしのプレイ感が勝利を手繰り寄せた。

phoneネギトロさん:4Cドラグナー

 ネギトロさん
 DMGP2025-1st
 アドバンス構築
 21 クリーチャー
3 《インフェル星樹》
3 《王道の革命 ドギラゴン》
3 《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》
4 《最終龍覇 ロージア》
4 《最終龍覇 グレンモルト》
2 《ボルメテウス・レインボー・ドラゴン》
1 《地封龍 ギャイア》
1 《時の法皇 ミラダンテⅫ》
 11 ツインパクト
4 《爆龍覇 グレンリベット / 「爆流秘術、暴龍の大地!」》
3 《八頭竜 ACE-Yamata / 神秘の宝剣》
2 《炎龍覇 グレンアイラ / 「助けて!モルト!!」》
2 《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ / 「未来から来る、だからミラクル」》
 8 呪文その他
1 《禁断 ~封印されしX~》
4 《メンデルスゾーン》
3 《ドラゴンズ・サイン》
 8 超次元ゾーン
1 《邪帝斧 ボアロアックス》
1 《邪帝斧 デッドアックス》
1 《始原塊 ジュダイナ》
1 《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》
1 《将龍剣 ガイアール》
1 《爆銀王剣 バトガイ刃斗》
1 《銀河大剣 ガイハート》
1 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》

 数多のドラゴンデッキが《夢双龍覇 モルトDREAM》《魂の呼び声》に二極化する中、ネギトロさんは別のアプローチを取った。

 こだわりのポイントは、バーチャルの世界と繋がった新たな力、《ボルメテウス・レインボー・ドラゴン》。メインのアタッカーを《最終龍覇 グレンモルト》に任せることで、爆発的な展開を可能にしている。

 初動を《八頭竜 ACE-Yamata / 神秘の宝剣》に寄せていることも面白い。《王道の革命 ドギラゴン》との組み合わせによって擬似的なサーチを行える。これにより、《ボルメテウス・レインボー・ドラゴン》の枚数を最小限に抑えながら、4ターン目のアクションを厚く採ることに成功した。

 ドラゴンデッキの構築は2つだけでなはい。使い手次第で、虹のように何色も選べることを体現したデッキだ。

すめらぎ:火水光Drache

 すめらぎ
 DMGP2025-1st
 アドバンス構築
 12 クリーチャー
4 《ナゾの光・リリアング》
4 《クック・驚・ブルッチ》
4 《文藍月 Drache der'Zen》
 1 ツインパクト
1 《K・アトラン&キング海賊団 / アイアイサー・チャージャー》
 27 呪文その他
4 《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》
4 《氷柱と炎弧の決断》
4 《T・T・T》
4 《ジェスター・レンサー》
2 《豪運の絆》
2 《轟戦!爆戦!!超決戦!!!》
2 《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》
2 《真気楼と誠偽感の決断》
1 《セイレーン・コンチェルト》
1 《クルトの気合釣り》
1 《「伝説のサイバーパワー!」》
 8 超次元ゾーン
1 《頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ》
3 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
4 《時空の禁断 レッドゾーンX》
 12 超GRゾーン
2 《バルバルバルチュー》
2 《サザン・エー》
1 《オレちんレンジ》
1 《ツタンメカーネン》
2 《回収 TE-10》
2 《続召の意志 マーチス》
2 《ブレイン・テンタクル》

 今春、突如として話題を呼んだループデッキもBest128の栄誉を授かった。
 【火水光Drache】。関東の職人の手によって作られた、現アドバンスでは希少とも言えるオールインコンボデッキである。
光  性質上トップメタの【ヘブンズ・ゲート】デッキに強く出られることに加え、コンボ突入速度は現環境においても上々。もう1つのトップメタ、【ファイアーバード】は苦手とするところだが、新たに獲得した《真気楼と誠偽感の決断》を捩じ込むことで勝ち筋を残す工夫がうかがえる。
光 使い手は全国大会でも同デッキを使用したすめらぎ。あくなき探究心がもたらした勝利と言えるだろう。

さらだちきん:ジャスティスループ

 さらだちきん
 DMGP2025-1st
 アドバンス構築
 7 クリーチャー
4 《聖霊左神ジャスティス》
2 《爆藍月 Drache der’Zen》
1 《黒神龍ブライゼナーガ》
 5 ツインパクト
2 《水晶の祈り / クリスタル・ドゥーム》
2 《ブルー・インパルス / 「真実を見極めよ、ジョニー!」》
1 《天命龍装 ホーリーエンド / ナウ・オア・ネバー》
 28 呪文その他
4 《サイバー・チューン》
4 《真気楼と誠偽感の決断》
4 《ウェディング・ゲート》
4 《ドレミ団の光魂Go!》
3 《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》
3 《七王無き宮殿》
3 《ブレイン・スラッシュ》
1 《フォース・アゲイン》
1 《ポジトロン・サイン》
1 《インフェルノ・サイン》
 8 超GRゾーン
3 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
1 《頂上の精霊 ミラクルスZ》
3 《時空の禁断 レッドゾーンX》
1 《超時空ストームG・XX》
 12 超次元ゾーン
2 《サザン・エー》
2 《クリスマⅢ》
2 《回収 TE-10》
2 《カット 丙-二式》
2 《ブレイン・テンタクル》
1 《ツタンメカーネン》
1 《全能ゼンノー》

 ループデッキ第二弾は【ジャスティスループ】。こちらは《真気楼と誠偽感の決断》の登場による復活で、主にオリジナルを中心に話題を呼んだが、どうやらアドバンスでも活躍を遂げたようだ。

 《爆藍月 Drache der’Zen》型のループルートで令和最新版へとアップデートされていることはもちろんだが、やはり目を引くのは《七王無き宮殿》

 【BAKUONSOOO】系のデッキや【ヘブンズ・ゲート】、それこそ【火光自然ボルシャック】における《魂の呼び声》なども含めるとやや呪文偏重とも言えるこの環境に見事マッチしている。一撃が入れば即勝利となるループデッキにおいては大きなテンポアドバンテージ。クレバーな採用に拍手。

紅蓮:自然単イツァヤナ

 紅蓮
 DMGP2025-1st
 アドバンス構築
 30 クリーチャー
4 《ベイB セガーレ》
4 《シェル・アルカザール》
4 《イミッシュ・イツァヤナ》
4 《幻影 ミスキュー》
4 《龍覇少女隊ハラグロX》
4 《逆転の剣スカイソード》
3 《無頼妖精ワイルド・リリィ》
2 《わかりミーア♥》
1 《水上第九院 シャコガイル》
 9 ツインパクト
4 《天体妖精エスメル / 「お茶はいかがですか?」》
4 《ナ・チュラルゴ・デンジャー / ナチュラル・トラップ》
1 《口寄の化身/強欲の王国》
 1 呪文その他
1 《フェアリー・ギフト》
 8 超次元ゾーン
1 《卵殻塊 ジュラピル》
1 《龍魂遺跡 グリーネ》
1 《邪帝斧 ボアロアックス》
1 《邪帝斧 デッドアックス》
1 《真聖教会 エンドレス・ヘブン》
1 《銀河大剣 ガイハート》
2 《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》
 12 超GRゾーン
2 《バルバルバルチュー》
2 《白皇角の意志 ルーベライノ》
2 《全能ゼンノー》
2 《ヘルエグリゴリ-零式》
1 《シャギーⅡ》
1 《白皇鎧の意志 ベアスケス》
1 《予知 TE-20》
1 《ポクタマたま》

 悪夢、再び。昨年紹介した《イミッシュ・イツァヤナ》中心のデッキが連続ローグデッキ紹介に連続登場。

 ≪ナチュラル・ゴ・デンジャー≫、《逆転の剣スカイソード》といった踏み倒しクリーチャーから《幻影 ミスキュー》によるアタックキャンセルを通し、さらなる《イミッシュ・イツァヤナ》へと踏み倒しの連鎖を重ねていく基本方針はそのままに、紅蓮のアプローチは《口寄の化身/強欲の王国》

 ミステリー・トーテムの中でも使用回数は5本の指に入るであろう重鎮のピックアップ。ツォルキンや侵略者など、サブ種族が豊富な構築になっているため一度のドロー枚数もバカにならなず、《水上第九院 シャコガイル》での勝利をよりシームレスなものへと進化させた。

 こちらもループに近いソリティアデッキ。ターンを返す必要がなくなったため、《真気楼と誠偽感の決断》の隙を与えず、【ヘブンズ・ゲート】や【XENARCH】などにも強気に出られる。

 深い環境理解が成せるアプローチは、試行錯誤の現れ。勝利への欲求が生み出した解答と言えるだろう。

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