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DMGP2025-2nd Day1(アドバンス):ローグデッキピックアップ

ライター:白戸 龍之介(ドラ介)

「○○こそが王道だ。」

「△△こそが邪道だ。」

 「王道vs邪道 デュエキングWDreaM 2025」のMAX仕様カードたちに振られたあらゆる戦略を示すフレーバーテキストだ。  王道邪道か。

 ドリームナイトメアか。

 そのとして配られるカードはあるものの、本当にそれを決めるのはプレイヤーの選択だ。

 もはやW(ダブル)どころではないデュエマの王道、その道は定かではないが、己の道を突き進んだ者たちが確かにいる。

 母数2で決勝トーナメントに進出した13のデッキたちを紹介しよう。

プロチ:光水天門

 プロチ
 DMGP2025-2nd
 アドバンス構築
 13 クリーチャー
1 《音感の精霊龍 エメラルーダ》
4 《光開の精霊サイフォゲート》
4 《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》
4 《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》
 13 ツインパクト
4 《暴発秘宝ベンゾ / 星龍の暴発》
1 《音奏 ハイオリーダ / 音奏曲第3番「幻惑」》
4 《支配の精霊ペルフェクト / ギャラクシー・チャージャー》
4 《ブルー・インパルス / 「真実を見極めよ、ジョニー!」》
 14 呪文その他
4 《理想と平和の決断》
2 《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》
4 《真気楼と誠偽感の決断》
4 《ヘブンズ・ゲート》
 8 超次元ゾーン
1 《龍芭扇 ファンパイ》
1 《獄龍刃 ディアボロス》
1 《邪帝斧 デッドアックス》
1 《邪帝斧 ボアロアックス》
1 《次元のモビル・フォレスト》
1 《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》
1 《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》
1 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
 12 超GRゾーン
2 《サザン・エー》
2 《クリスマⅢ》
2 《続召の意志 マーチス》
2 《カット 丙-二式》
2 《アカカゲ・レッドシャドウ》
2 《全能ゼンノー》

 王道なデッキの1つ、【ヘブンズ・ゲート】。

 アドバンスで猛威を振るったアーキタイプであったが、安定したフィニッシュコンボの核となっていた《der'Zen Mondo / ♪必殺で つわものどもが 夢の跡》のプレミアム殿堂、メタゲームの立ち位置の悪さによって大幅に数を減らしてしまった。

 それでも食らいついたプロチの構築は、相性の悪い相手である【水単サイバー】や【闇王ゼーロ】が蔓延る環境を乗り越えて本戦出場を果たした。

 春のDMGPからはあまり変化はないが、《真気楼と誠偽感の決断》《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》のカードパワーは健在で、回ったときは《der'Zen Mondo / ♪必殺で つわものどもが 夢の跡》が抜けた穴をあまり感じさせない圧力を見せてくれるだろう。

オチャッピィ:火光自然サムライ

 オチャッピィ
 DMGP2025-2nd
 アドバンス構築
 36 クリーチャー
4 《ROYAL-減亜5》
3 《場和了GO-YAMA-58》
1 《一音の妖精》
3 《無頼BEN-K1000》
3 《魔誕の悪魔デスモナーク》
3 《PP-「P」》
4 《ボルメテウス・武者・ドラゴン「武偉」》
4 《PERFE910-御代紅海》
4 《BARUGA-雷座87》
3 《最終龍覇 ロージア》
4 《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》
 4 呪文その他
4 《竜牙 リュウジン・ドスファング》
 8 超次元ゾーン
1 《太陽槍 ラヴェリテ》
1 《無敵剣 プロト・ギガハート》
1 《爆勇王剣 ラッシュ・ギガハート》
1 《銀河大剣 ガイハート》
1 《将龍剣 ガイアール》
1 《邪帝斧 デッドアックス》
1 《邪帝斧 ボアロアックス》
1 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
 12 超GRゾーン
2 《サザン・エー》
2 《クリスマⅢ》
2 《回収 TE-10》
2 《カット 丙-二式》
2 《全能ゼンノー》
2 《ブレイン・テンタクル》

 王道Wで現れたテクノ・サムライたち。

 様々なデッキを作り出したオチャッピィが今大会で持ち込んだのはサムライたちだった。

 《ボルメテウス・武者・ドラゴン「武偉」》《竜牙 リュウジン・ドスファング》といったアーマード・サムライや《最終龍覇 ロージア》《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》がデッキパワーの底上げとなっており、《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》《PERFE910-御代紅海》によって離れなくなった《一音の妖精》による場に出すことへの制限は、ループや複数展開によるワンショットといった環境へのアプローチとして非常に強力といえるだろう。

furan :4cジャオウガ

 furan
 DMGP2025-2nd
 アドバンス構築
 27 クリーチャー
4 《天彩の精霊ミルディアス》
4 《天災 デドダム》
4 《PP-「P」》
4 《プリンセス・パーティ ~シラハの絆~》
3 《~世紀末の善悪~》
2 《流星のガイアッシュ・カイザー》
3 《CRYMAX ジャオウガ》
3 《最終龍覇 ボロフ》
 1 ツインパクト
1 《幻緑の双月 / 母なる星域》
 12 呪文その他
4 《Dの天災 海底研究所》
4 《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》
4 《真気楼と誠偽感の決断》
 8 超次元ゾーン
1 《爆勇王剣 ラッシュ・ギガハート》
1 《邪帝斧 デッドアックス》
1 《邪帝斧 ボアロアックス》
1 《静かなる龍跡 B=G=W》
1 《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》
1 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
2 《時空の禁断 レッドゾーンX》
 12 超GRゾーン
2 《サザン・エー》
2 《クリスマⅢ》
1 《パス・オクタン》
2 《続召の意志 マーチス》
2 《カット 丙-二式》
2 《ブレイン・テンタクル》
1 《全能ゼンノー》

 超CS新潟での活躍から長らく強力なフィニッシャーとして君臨する《CRYMAX ジャオウガ》を中心としたデッキ。

 鬼の王に付き従うのは強者のみ。

 王道W第3弾の強力メタ(妨害)カード《PP-「P」》を筆頭に《天災 デドダム》《天彩の精霊ミルディアス》といったハイスペック3文明クリーチャーのほか、《流星のガイアッシュ・カイザー》《真気楼と誠偽感の決断》といったカウンターカードを採用、さらに【水単サイバー】や【ダーバンデ】をしっかり受け止めるための《Dの天災 海底研究所》《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》が4枚採用されている。

あらゆる方面に刺さる強力なカードをしっかり3~4枚ずつ採用して再現性を担保しているのもメリハリの効いたリストである。

卍しょーけん卍:水闇自然ボウダン=ロウ

 卍しょーけん卍
 DMGP2025-2nd
 アドバンス構築
 31 クリーチャー
2 《ベイB セガーレ》
4 《場和了GO-YAMA-58》
4 《天災 デドダム》
4 《PP-「P」》
1 《裏斬隠 テンサイ・ハート》
3 《奇天烈 シャッフ》
2 《アクア・ジゲンガエシ》
1 《呪紋のカルマ インカ》
4 《アーテル・ゴルギーニ》
1 《罪無 ウォダラ垓》
1 《爆藍月 スケルハンター》
4 《超暴淵 ボウダン=ロウ》
 9 ツインパクト
1 《同期の妖精 / ド浮きの動悸》
4 《ボン・キゴマイム / ♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》
4 《雷撃の冥将クーゼン / ダーク・ライフ》
 8 超次元ゾーン
2 《次元のモビル・フォレスト》
1 《次元のイモータル・ブレード》
2 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
2 《時空の禁断 レッドゾーンX》
1 《超時空ストームG・XX》
 12 超GRゾーン
1 《鋼ド級 ダテンクウェールB》
1 《鋼特Q ダンガスティックB》
1 《ホエル・デージェ》
1 《ヘルエグリゴリ-零式》
1 《ドドド・ドーピードープ》
1 《The ジョラゴン・ガンマスター》
1 《煌銀河 サヴァクティス》
1 《アアルカイト 次元間航行モード》
1 《C.A.P. アアルカイト》
1 《》
1 《暗黒の騎士ザガーン GR》
1 《ボルシャック・ドラゴン GR》

 定期的に注目される所謂アナカラー(水闇自然)系統のデッキ。

 《超暴淵 ボウダン=ロウ》の能力を有効活用するべく、ちりばめられたカードを使いこなせるよう構築が試されるが、今回のアプローチはやはりメタカード。

 《場和了GO-YAMA-58》《PP-「P」》といった強力なメタカードがふんだんに採用されているほか、《アクア・ジゲンガエシ》によってサイキック・クロスギアを採用している部分も面白い。

 外部ゾーンの存在を強く咎めるカードたちによって拡張された長所を削ぎつつ適切なカードを挿していくこだわりのあるデッキリストとなっている。

時とシャケ:4cドラグナー

 時とシャケ
 DMGP2025-2nd
 アドバンス構築
 27 クリーチャー
4 《ボルシャック・栄光・ルピア》
4 《BARUGA-雷座87》
3 《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》
2 《王道の革命 ドギラゴン》
4 《最終龍覇 ロージア》
4 《双龍覇王 モルトVERSUS》
1 《メガ・マナロック・ドラゴン》
3 《次世代龍覇 Q.E.Deux》
1 《時の法皇 ミラダンテⅫ》
1 《蒼き団長 ドギラゴン剣》
 7 ツインパクト
3 《次世代龍覇 グレングラッサ / 「ここはまかせて、お姉ちゃん!」》
2 《炎龍覇 グレンアイラ / 「助けて!モルト!!」》
2 《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ / 「未来から来る、だからミラクル」》
 6 呪文その他
4 《メンデルスゾーン》
2 《魂の呼び声》
 8 超次元ゾーン
1 《爆炎大剣 ガイサーガ》
1 《爆熱剣 バトライ刃》
1 《爆勇王剣 ラッシュ・ギガハート》
1 《銀河大剣 ガイハート》
1 《邪帝斧 ボアロアックス》
1 《爆銀王剣 バトガイ刃斗》
1 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
1 《無敵王剣 ギガハート》
 12 超GRゾーン
2 《マシンガン・トーク》
2 《ポクタマたま》
2 《ジェイ-SHOCKER》
2 《全能ゼンノー》
2 《無限合体 ダンダルダBB》
1 《The ジョラゴン・ガンマスター》
1 《暗黒の騎士ザガーン GR》

 「王道vs邪道 デュエキングWDreaM 2025」で登場したドリームレアである《双龍覇王 モルトVERSUS》を中心に、《次世代龍覇 Q.E.Deux》《最終龍覇 ロージア》《次世代龍覇 グレングラッサ / 「ここはまかせて、お姉ちゃん!」》にグレンアイラとドラグナーたちがふんだんに採用されたデッキだ。

 《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》《王道の革命 ドギラゴン》も含めるとS・トリガーの枚数は17枚。
 ドラゴンデッキでありつつカウンター性能がとても高くなっている。

 やはりプレミアム殿堂から帰還した《爆熱剣 バトライ刃》から拡がるドラゴンの夢の破壊力は脅威といえる。
 ドラグナーを参照するカードは直近でもリリースが告知されているので将来性も楽しみなデッキだ。

ゾウゴン:光水自然アルファディオス

 ゾウゴン
 DMGP2025-2nd
 アドバンス構築
 24 クリーチャー
4 《天彩の精霊ミルディアス》
3 《PP-「P」》
3 《星光の精霊龍 ベルフォール》
2 《光開の精霊サイフォゲート》
2 《天革の騎令嬢 ミラクルステラ》
4 《王導聖霊 アルファディオス》
2 《サファイア・ウィズダム》
2 《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》
1 《聖霊王アルファディオス GS》
1 《滝川るる&ラフルル ー閃光のヒロインー》
 4 ツインパクト
4 《支配の精霊ペルフェクト / ギャラクシー・チャージャー》
 12 呪文その他
4 《フェアリー・ライフ》
2 《Dの天災 海底研究所》
3 《理想と平和の決断》
3 《B.F.F. モーメント》
 8 超次元ゾーン
1 《邪帝斧 デッドアックス》
1 《邪帝斧 ボアロアックス》
1 《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》
1 《恐龍界樹 ジュダイオウ》
4 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
 12 超GRゾーン
2 《パス・オクタン》
2 《バルバルバルチュー》
2 《続召の意志 マーチス》
2 《全能ゼンノー》
2 《天啓 CX-20》
2 《ヘルエグリゴリ-零式》

 王道W第2弾で登場した《王導聖霊 アルファディオス》の登場後、ドリーム英雄譚デッキとヒロインBESTによって順番に強化されたエンジェル・コマンドたち。

 王道W第3弾の衝撃によって数を減らしてしまったが、王道の力は健在。

 《PP-「P」》《星光の精霊龍 ベルフォール》といったメタクリーチャーの他、アドバンスの強力なエンジェル・コマンドといえば《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》

 《Dの天災 海底研究所》《B.F.F. モーメント》といったカードを採用して母数の多い【水単サイバー】や【ダーバンデ】との勝負から逃げない構築はしっかりメタゲームを見たうえで調整した跡がうかがえる。

スクラッパー:無色ジョーカーズ

 スクラッパー
 DMGP2025-2nd
 アドバンス構築
 31 クリーチャー
4 《ベイビーポンの助》
4 《ポクチンちん》
2 《万能バンノー》
2 《RinRin Kids》
4 《ガヨウ神》
1 《ヘルトッQ》
1 《プラモデ~ル》
2 《ザンジェットW7》
2 《神聖斬鬼 アシッド・テクノ》
1 《ジョット・ガン・ジョラゴン》
4 《ジョギラゴン&ジョニー ~Jの旅路~》
3 《燃えるデット・ソード》
1 《王道の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》
 8 ツインパクト
4 《透明妖精リリン / 妖精のプレリュード》
4 《ネフェルカーネン / タイム・ストップン》
 6 呪文その他
4 《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》
2 《勝熱と弾丸と自由の決断》
 8 超次元ゾーン
1 《13番目の計画》
1 《時空の踊り子マティーニ》
1 《頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ》
1 《頂上の精霊 ミラクルスZ》
1 《頂上龍素 サイクリタ》
1 《次元のバジュラズ・ソウル》
1 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
1 《時空の禁断 レッドゾーンX》
 12 超GRゾーン
1 《バツトラの父》
1 《パッパラパーリ騎士》
1 《アカカゲ・レッドシャドウ》
1 《シャギーⅡ》
2 《ゴッド・ガヨンダム》
2 《全能ゼンノー》
2 《Mt.富士山ックスMAX》
1 《ヘルエグリゴリ-零式》
1 《The ジョラゴン・ガンマスター》

 ドリーム・クリーチャーに名を連ねる《ジョリー・ザ・ジョニー》

 その恩恵を受けてジョーカーズたちも新たな姿を得たのは記憶に新しい。

 地元でも【ジョーカーズ】使いとして知られているスクラッパーが持ち込んだのは【旅路ジョラゴン】と呼ばれるタイプを現代版にチューンした形だ。

 《ベイビーポンの助》《ネフェルカーネン / タイム・ストップン》《万能バンノー》といったメンツによって現代寄りになりながら、《ザンジェットW7》《ガヨウ神》《燃えるデット・ソード》といった懐かしのメンツが顔を揃えている。

 《プラモデ~ル》を採用しているので超GRゾーンも活用できるようになっている構築は全国のジョーカーズ使いに再び夢(ドリーム)を見せてくれるかもしれない。

 kaisora操る【ダーバンデ】とのマッチがビデオカバレージとなっているので注目である。

14番:水闇自然デッドマン

 14番
 DMGP2025-2nd
 アドバンス構築
 27 クリーチャー
4 《学識妖精サイクリル》
4 《天災 デドダム》
4 《PP-「P」》
3 《裏斬隠 テンサイ・ハート》
4 《天革の騎令嬢 ミラクルステラ》
1 《死神覇王 ブラックXENARCH》
2 《CRYMAX ジャオウガ》
3 《双龍覇王 バーサス=ザ=デッドマン》
2 《大樹王 ギガンディダノス》
 4 ツインパクト
4 《欲望の邪道 ニガ=アブシューム / 支配の邪道 獄鬼夜城》
 9 呪文その他
1 《フェアリー・ギフト》
4 《Dの天災 海底研究所》
4 《深淵の逆転撃》
 8 超次元ゾーン
1 《獄龍刃 ディアボロス》
1 《煉獄刃 ヘルフエズ》
1 《邪帝斧 ボアロアックス》
3 《荒ぶる龍跡 B=G=R》
1 《静かなる龍跡 B=G=W》
1 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
 12 超GRゾーン
2 《パス・オクタン》
2 《ジェイ-SHOCKER》
1 《シェイク・シャーク》
1 《全能ゼンノー》
1 《無限合体 ダンダルダBB》
1 《ロッキーロック》
2 《C.A.P. アアルカイト》
1 《The ジョラゴン・ガンマスター》
1 《The ジョギラゴン・アバレガン》

 「王道vs邪道 デュエキングWDreaM 2025」で突如姿を現したナイトメア・クリーチャー、《双龍覇王 バーサス=ザ=デッドマン》

 ドラグハートとWDフィールドも含めてすべて採用してDMGPの厳しい予選を勝ち抜いたのには感嘆の一言。

 《天災 デドダム》《PP-「P」》を使ってランプ(マナ加速)していくのはもちろん、《Dの天災 海底研究所》《深淵の逆転撃》によって流行りのデッキに対する守りも採用。

 そのどちらも兼ねている《欲望の邪道 ニガ=アブシューム / 支配の邪道 獄鬼夜城》はまさに邪道の拠点

 《大樹王 ギガンディダノス》《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》による強烈な蓋性能に≪龍魂合体 オール・オーバー・ザ・ワールド≫完成を《双龍覇王 バーサス=ザ=デッドマン》で狙えるほか、《CRYMAX ジャオウガ》までも採用されており、フィニッシュ手段も豊富だ。

 《欲望の邪道 ニガ=アブシューム / 支配の邪道 獄鬼夜城》を舞台に二大ナイトメアクリーチャーが暴れることが出来る点は邪道としての芸術点もかなり高いデッキリストとなっている。

ギャレン:ファイアー・バード

 ギャレン
 DMGP2025-2nd
 アドバンス構築
 38 クリーチャー
4 《ルピア&ガ:ナテハ》
4 《マジシャン・ルピア》
1 《ヤット・パウル》
4 《ハンプティ・ルピア》
4 《ポッピ・冠・ラッキー》
4 《ハッター・ルピア》
2 《魔誕翔天マルピア》
1 《アシステスト・インコッピ》
1 《コッコ・武・ルピア》
4 《龍后凰翔クイーン・ルピア》
2 《愛銀河マーズ・シンギュラリティ》
1 《カモン・ピッピー》
3 《凰翔竜機マーチ・ルピア》
1 《轟く邪道 レッドゾーン》
2 《アリス・ルピア》
 2 呪文その他
1 《瞬閃と疾駆と双撃の決断》
1 《アリスの突撃インタビュー》
 8 超次元ゾーン
1 《ガチンコ・ピッピー》
1 《ウコン・ピッピー》
1 《ハイドラ・ギルザウルス》
2 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
1 《勝利のヴォルグ・サンダー》
1 《勝利のリュウセイ・カイザー》
1 《ゼロ・カイザー》

 2024年のメタゲームを席巻したドラゴンの花嫁も大幅に勢力を減らしつつ、リペアを繰り返し今大会でも本戦進出を果たした。

 《奇石 ミクセル / ジャミング・チャフ》《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》を採用してリペアする形が王道W第3弾以前の環境にはよく見られたが、今回ギャレンが使用した構築には《魔誕翔天マルピア》《轟く邪道 レッドゾーン》が採用されており、除去とビートダウン性能を意識したリストとなっているようだ。

 妨害を挟みながらの瞬間火力は未だに中々ない構造のビートダウンのため、ここまで戦えているというギャレンの腕と【ファイアー・バード】のポテンシャルを感じる。

シリンダ/LTS:4cビッグマナ

 シリンダ/LTS
 DMGP2025-2nd
 アドバンス構築
 27 クリーチャー
4 《異端流し オニカマス》
4 《天災 デドダム》
4 《PP-「P」》
4 《天革の騎令嬢 ミラクルステラ》
4 《流星のガイアッシュ・カイザー》
3 《CRYMAX ジャオウガ》
4 《「絶対の楯騎士」》
 4 ツインパクト
4 《仙足竜 ACE-Murked / 冥昏の櫛》
 29 呪文その他
4 《地龍神の魔陣》
4 《フェアリー・ライフ》
4 《Dの天災 海底研究所》
4 《護天!銀河MAX》
4 《真気楼と誠偽感の決断》
3 《調和と繁栄の罠》
3 《マンハッタンの心絵》
3 《ロスト・Re:ソウル》
 8 超次元ゾーン
4 《13番目の計画》
2 《頂上の精霊 ミラクルスZ》
2 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
 12 超GRゾーン
2 《バルバルバルチュー》
2 《白皇角の意志 ルーベライノ》
1 《ポクタマたま》
1 《予知 TE-20》
1 《シャギーⅡ》
2 《全能ゼンノー》
2 《ヘルエグリゴリ-零式》
1 《白皇鎧の意志 ベアスケス》

 もはやアーキタイプ名すらも野暮といえるような、60枚構築の光水闇自然文明で構成されたシリンダ/LTSのデッキ。

 《護天!銀河MAX》《「絶対の楯騎士」》といったチーム銀河コンビによる耐久力に、

 《異端流し オニカマス》《天革の騎令嬢 ミラクルステラ》《真気楼と誠偽感の決断》《PP-「P」》といった現代の超強力カードがふんだんに詰め込まれている。

 「王道vs邪道 デュエキングWDreaM 2025」で新しく登場した《仙足竜 ACE-Murked / 冥昏の櫛》が採用されており、ほぼ復帰不可能な墓地メタを行えるほか、ライブラリーアウトをフィニッシュの1つとして行えるようになっているのも面白い。

たけのこ/PRD:闇単ゼーロ

 たけのこ/PRD
 DMGP2025-2nd
 アドバンス構築
 33 クリーチャー
4 《霊淵 アガルーム=プルーフ》
2 《オンサ=マンサー》
4 《サーイ=サイクル》
4 《スプーン=ンプス》
4 《ルピア&ガ:ナテハ》
1 《困惑の影トラブル・アルケミスト》
1 《ヤット・パウル》
4 《邪眼の始祖 ロマノフ・アルファ》
2 《罪無 ターボ兆》
4 《ブラック・ホーク》
1 《逆転の影ガレック》
2 《超神星DOOM・ドラゲリオン》
 7 呪文その他
3 《秩序の意志》
4 《闇王ゼーロ》
 6 超次元ゾーン
2 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
4 《時空の禁断 レッドゾーンX》
 12 超GRゾーン
2 《パス・オクタン》
2 《バツトラの父》
2 《オーマ 丙-二式》
2 《全能ゼンノー》
2 《凶鬼000号 ゼロヴォイド》
2 《暗黒の騎士ザガーン GR》

 光水闇を中心とした【闇王ゼーロ】が大多数の中、「王道vs邪道 デュエキングWDreaM 2025」で登場した闇のスプリガン、《ブラック・ホーク》の登場によって新たな道を生み出した闇単色の構築である。

 《逆転の影ガレック》の殿堂によってチェインコンボとしてのデッキではなくなったものの、アドバンスフォーマットの味である《零龍》の卍誕、《超神星DOOM・ドラゲリオン》も採用している。

 《闇王ゼーロ》をプレイすることによる殴らないフィニッシュ力の高さは若干落ちるものの、単色構築によるゲーム展開の安定感は未だに健在。DMGPという長丁場でも力を発揮しただろう。

リキセキタクジン:エイリアンバイク

 リキセキタクジン
 DMGP2025-2nd
 アドバンス構築
 31 クリーチャー
4 《異端流し オニカマス》
4 《終末の時計 ザ・クロック》
4 《影速 ザ・トリッパー》
4 《超次元の王家》
4 《ロイヤル・エイリアン ~熱奏のファーザー~》
2 《龍装者 バルチュリス》
4 《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》
1 《轟く侵略 レッドゾーン》
4 《禁断の轟速 ブラックゾーン》
 4 ツインパクト
4 《忘手人形ラビソング / たったひとつの冴えた歌》
 5 呪文その他
4 《姫と王の不屈》
1 《禁断 ~封印されしX~》
 8 超次元ゾーン
1 《小結 座美の花》
2 《イオの伝道師ガガ・パックン》
2 《STARSCREAM -ALT MODE-》
1 《時空のジキル ザビ・ガンマン》
2 《頂上龍素 サイクリタ》

 元デュエチューブリーガー、リキセキタクジンが持ち込んだ神速のデッキはエイリアンバイク。

 超次元ゾーンを利用した《超次元の王家》を中心に据える侵略バイクデッキだが、邪道を突き進むことが主流の現在はこちら側がむしろ少数派となっている。

 《忘手人形ラビソング / たったひとつの冴えた歌》や新しく登場した《姫と王の不屈》も採用されており、超次元ゾーンの新たな宇宙も感じ取れるリストに仕上がっている。

 神速を超えた宇宙の速度を出せるというこのデッキは、《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》から《禁断の轟速 ブラックゾーン》《龍装者 バルチュリス》を狙う2キルも理論上可能となっている。

 【邪道レッドゾーン】とのマッチがビデオカバレージとなっているので是非拝見していただきたい。

そら豆:火闇自然アイボー・チュリス

 そら豆
 DMGP2025-2nd
 アドバンス構築
 28 クリーチャー
4 《PP-「P」》
4 《~墓碑に刻まれし魔弾の名~》
4 《究極の虚 ジャシン=ヴリドガルド》
4 《アイボー・チュリス》
1 《王来英雄 モモキングRX》
4 《魔誕導師ブラックルシファー》
4 《魔誕の封殺ディアス Z》
1 《轟く侵略 レッドゾーン》
2 《暗黒凰ゼロ・フェニックス》
 2 ツインパクト
2 《雷撃の冥将クーゼン / ダーク・ライフ》
 15 呪文その他
4 《フェアリー・Re:ライフ》
4 《ジャスミンの地版》
3 《秩序の意志》
3 《グランメゾン・ドゥ・メイ様の日常》
1 《禁断 ~封印されしX~》
 8 超次元ゾーン
1 《13番目の計画》
1 《頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ》
1 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
4 《時空の禁断 レッドゾーンX》
1 《超時空ストームG・XX》
 12 超GRゾーン
2 《ソニーソニック》
2 《ドドド・ドーピードープ》
2 《凶鬼000号 ゼロヴォイド》
2 《“魔神轟怒”ブランド》
2 《暗黒の騎士ザガーン GR》
2 《ボルシャック・ドラゴン GR》

 王来篇、歴代クリーチャーの加護を受けて誕生したスター進化とレクスターズたち。

 その中でも進化先を山札から踏み倒すことが出来るユニークなクリーチャー、《アイボー・チュリス》を使いこなした非常に面白いデッキだ。

 《究極の虚 ジャシン=ヴリドガルド》《魔誕導師ブラックルシファー》《轟く邪道 レッドゾーン》《魔誕の封殺ディアス Z》といった魔誕勢力が一堂に関するデッキリストは《アイボー・チュリス》によって山札からを呼び出すことが出来る。

 さらに《暗黒凰ゼロ・フェニックス》まで採用されている欲張り仕様。

 シールドを削ることに長けたクリーチャーたちの狂喜乱舞を《アイボー・チュリス》がまとめ上げるデッキリストで、ぜひとも使ってみたくなる仕上がりだ。

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